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二輪車に対する「リサイクル自主行動計画」を策定

1998年02月27日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、このほど、二輪車のリサイクル自主行動計画を策定しました。これは、当社が平成8年に策定した新環境対策行動計画「環境2000年プラン」に対して、新型二輪車のリサイクル可能率目標および有害物質の低減目標を追加し、推進していくものです。


リサイクル自主行動計画の内容は、以下の通りです。



1.新型車のリサイクル可能率目標

 

 新型車のリサイクル可能率(車両重量当たりのリサイクル可能重量比率)を、2002年までに90%以上を達成する。
 * 従来より実施してきた材料識別マークの付加、再生材の活用、設計段階におけるリサイクル評価制度を今後とも継続し、リサイクル性の向上に努める。

 

2.新型車の有害物質の低減目標(鉛使用量)

 

 今後の新型車についても、鉛の使用量を1996年時点の使用量(車両重量210kg級で鉛使用量は80g程度/排気量750ccクラスの二輪車での換算)を増加させない。
 * 二輪車は、これまで、鉛使用量の削減努力を進めた結果、既に、鉛の使用量が極めて少ない。今後も、増加させない為に、設計段階における事前評価や削減技術の開発に一層努力する。

 

3.その他の取り組み

 

1.リサイクル品の回収推進
 廃バッテリーのリサイクル推進のため、平成7年より、バッテリーメーカーと共同で、当社の販売系列で回収活動を年1回実施し、成果を上げてきた。これを継続し、当社販売系列の適正処理手段を確保していく。

2.リサイクル実効率の向上
 自動車工業会を通し、関係業界と共同でプラスチック、ウレタン、ゴム、ガラス、ハーネス等のリサイクル技術開発を行う。

3.使用済み車解体時の情報提供
 使用済み二輪車解体時における有用部品の取り外しや有害物質の適正除去、埋立処分量の削減や安定化のために解体マニュアルを作成し、販売事業者、整備事業者、解体事業者等に成果・情報を提供する。

 当社は、平成2年に経営理念のひとつに「地球環境重視の経営」を掲げ、地球環境保全
への対応を企業経営の最重要課題として取り組み、平成5年には具体的な当社の環境対策として「環境対策行動計画」を策定し、平成7年にはほぼ達成することができました。
 今回リサイクル自主行動計画の策定は、最近の廃棄物処理場のひっぱく、資源の有効活用の重要性等を認識し、当社の取り組むべき方策を自主行動計画としてまとめ、
「環境2000年プラン」を改訂し、数値目標を追加・推進していくものです。


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