7月19~20日に各地で梅雨明けが発表され、日本列島は夏本番を迎えました。子ども達にとっては、待ちに待った夏休みの始まりです。そんな夏休みの1日、子ども達にマリンスポーツを楽しんでもらおうと、7月22日(火)『ちびっ子マリン体験会in浜名湖』が、静岡県湖西市のヤマハマリーナ浜名湖で開催されました。
23回目を迎えるこのイベントは、マリンスポーツの体験を通して子ども達の健全な育成を願うことを目的に、ヤマハ発動機(株)が毎年主催しているもので、今年も地元湖西市の他、浜松市、浜北市、磐田市の小学校5~6年生91名が参加、マリーナは子ども達の歓声で1日中賑わい、いつもとは違った雰囲気で活気にあふれました。
自然に親しむマリンスポーツに子ども達は大興奮水着とライフジャケットに身を包んだ子ども達は、まず4グループに分かれ、グループごとに交代で4種類のマリンプレイを体験しました。
マリンプレイ・メニューは「マリンジェット体験」「モーターボート体験」「セイリングクルーザー体験」「パドルレース」で、どれもインストラクターが丁寧に指導、子ども達は海の上でのルールやマナーを楽しみながら学んでいました。
一番人気が高かったのはマリンジェット。順番を待つ子ども達は、今か今かと待ち遠しい様子でしたが、いざタンデムシートに座りインストラクターと一緒にハンドルを握ると、やや緊張気味の顔つきに変わっていきました。しかし、水しぶきを体に浴びながら、スピード感あふれるライディングを思う存分楽しむと、桟橋に戻ってくる頃には満面の笑みを浮かべていました。今回の体験で、マリンジェットの操船には船の免許が必要だということを知ると、「大きくなったら、絶対免許をとるんだ!」と、すっかりマリンジェットの虜になってしまった男の子もいました。
また、同じスピード感を味わう乗り物としてモーターボートにも人気が集まりました。この日使用されたボートはフライングブリッジ付きの大型ボート(全長:46フィート)で、子ども達はボートに乗り込むやいなや、フライングブリッジにのぼったり、キャビンの中をのぞいたり、興味津々の様子でボートを観察していました。走行中は、船首部分に集まる子どもが多く、「風が気持ちいい」「カッコいい」など、ボートが風や波をきって走り抜ける醍醐味を体全体で味わっていました。
セイリングクルーザーの体験では、子ども達もクルーとして大活躍。セイルをあげるためにシート(ロープ)を引いたり、舵を握ったり、また、船のバランスをとるために右側・左側とデッキの上を移動したり、船長の話を聞きながら一生懸命にヨットを操作していました。風の力だけによるセイリングでは、風と波の音しか聞こえてこない静けさに、さすがの子ども達もこの時ばかりはおしゃべりが止まり、初めて聞く“自然の音”に耳を傾けていました。
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