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マレーシアに、二輪車開発の合弁会社設立に調印

1997年07月18日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、1997年7月18日、マレーシアにてヤマハ二輪車の開発を事業とする合弁会社設立のために、当社より長谷川社長が出席し、現地にて調印式を実施します。これにより、アジアにおけるヤマハ二輪車の開発を事業とする独立した合弁会社は、今年1月に設立した「株式会社 ヤマハ発動機R&D台湾」(代表者:南 俊治/略称YMRT)に次ぎ、2社目となります。

 新会社の名称は、「HL ヤマハ モーター リサーチ 株式会社(HL Yamaha Motor Research Centre Sdn. Bhd.)」(略称:HLYR)で、マレーシアでの合弁相手先である「ホンリョン インダストリー社」(代表者:クウエック レン サン/略称:HLI)と共同で、マレーシア セランゴール州スンガイブローに設立します。資本金は約3,600万円(マレーシア$80万)で、当社が51%、HLIが49%出資します。

 新会社は、マレーシアの二輪車関連会社からの委託に基づいた二輪車開発を事業内容とします。現在、マレーシアでは、今後の二輪車市場拡大が期待されることから商品競争の激化が予想され、国産化のさらなる推進も必要となって来ています。こうした背景から、新会社は、マレーシアの市場性に合致した競争力のある二輪車をタイムリーに供給する事を目指しています。なお、新会社は、今年10月の稼動を計画していますが、新会社の具体的な事業計画等については政府認可を取得次第、ご案内します。

 当社では、「製品は、使用する国で開発、製造すること」を基本とし、国情やユーザーニーズに合致した製品の迅速な開発・製造を目指しています。この基本理念に沿い、今日、製造は、海外の45ヶ国・60工場でヤマハブランドの製品が生産され、現地化とともにグローバル化を推進しています。また、開発は、その国々の独自性や能力に合致した形態での現地化やグローバル化を進めており、現在、R&D機能を持つ拠点は、HLYRなどの会社組織を含め、世界で13ヶ所となります。

 当社では、今後も、グループ全体の開発の効率化と重点化を視点に、国際市場競争が益々激化するなかで、よりマーケットの要求に俊敏に応えるために、開発の質・量の向上とリードタイム短縮を図る開発体制の構築を目指してまいります。


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