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安全への取り組み

安全ビジョン「人機官能×人機安全」を支える技術・技量・つながる アシスト

「人機官能」とは、「人」と「機械」を高い次元で一体化させることにより、「人」の悦び・興奮をつくりだす技術です。そのような官能性能を定量化しながらつくり込み、それを製品に織り合わせていく、ヤマハのモノ創りの太い骨格です。
このスタイルはあらゆる現場で貫かれています。

「人機安全」とは、「人」と「機械」が、相乗作用で高度な安全を実現するという考え方です。ヤマハ発動機は、安全な社会の実現に向けて「人」と「機械」が共に成長し、関係性を高めることに取り組んでまいります。

「人機官能×人機安全」とは、「技術」・「技量」・「つながる」を軸にした安全をもとに、ユーザーが楽しみながらその能力を高められることで得られる喜びや感動を提供し、お客さまと共に「事故のない社会」を目指すという、ヤマハ発動機独自の考え方を表現したものです。

1990年~2020年 二輪車死亡事故は微増傾向

四輪車の事故死者は減少傾向ですが、二輪車の場合は微増傾向と言えます。

二輪車が関連する事故の原因

二輪事故の原因は、二輪ライダーの過失が3割、四輪ドライバーの過失が5割以上を占めています。先ず我々が取り組まねばならないことは、二輪ライダーの認知、判断、操作に関するミスをなくすことです。
そして更に、四輪ドライバーからの、二輪の被認知性を改善しなければなりません。
二輪車は四輪ドライバーの死角に入りやすく、かつ実際の速度より遅く・遠くに見える傾向があり、そのことが認知・判断ミスの要因となっています。

「あっ」という間に事故に至る。難しい回避操作

二輪車事故の7割は、事故のきっかけが起きてから2秒以内に発生しています。そしてこの短い時間の中では、多くのライダーが適切な回避操作が出来ていないことも分かっています。差し迫る事故を目前にして、適切な回避操作を行うことは、ライダーにとって容易なことではありません。
こうした場面ではライダーの回避操作のみに頼るのではなく、運転支援技術によってライダーをアシストすることも大変重要です。

「人機官能×人機安全」を支える3本柱

「技術」の面では、周辺車両や交通規制状況、さらには潜在リスク予測結果などをライダーに伝えることで、認知・判断をアシストします。また高いバランス能力を求められる低速領域では、安定した車体挙動を保てるように、操作をアシストし周囲の状況確認の手助けをします。さらに万一の際は、乗員保護装置や事故自動通報で、被害軽減をアシストします。

「技量」の面では、デジタル、リアルを問わず、すべてのお客様とのつながりを増やし、楽しみながら安全に対する知識や経験を得て、運転技術を向上していただけるようアシストします。そのために、これまで取り組んできたヤマハライディングアカデミーに加え、いつでも手軽にオンデマンドで安全運転教室に参加できる様に、マイクロラーニング・コンテンツも充実させていきます。

「つながる」の面では、ライダーとモビリティとのつながりを圧倒的に増やして、運転状況や稼働状況のデータ収集を行い、「人・機」への安全に関するフィードバックを目指していきます。

技術

Advanced Motorcycle Stability Assist System駆動力・操舵力制御を用いた『二輪安定化支援システム』

ライダーに安心と快適性を提供

低速時でも車両を安定化させる制御技術により誰もが安心して快適にマシンとの一体感を楽しめる。

電子制御システム

  • 6軸「Inertial Measurement Unit」と駆動・操舵アクチュエータを搭載。
    低速での安定化を実現
  • 骨格となるフレームを変更することなく、既存モデルへ適用性の高い構造を採用

技量

安全教室の拡充体験型安全プログラム:Yamaha Riding Feedback System

ライダーごとに運転状態を分析し、技量向上のポイントをフィードバック

受講者に提供される分析・評価のフィードバックシート
Yamaha Riding Feedback Systemを用いた講習風景

つながる

つながる支援

安全ビジョンおよび技術説明会資料リンク

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