ロボティクス事業部を知る
ロボティクス事業部の全体像、目指す未来、組織体制をご紹介します。
ロボティクス事業部とは
労働者不足、スキル伝承問題、人件費高騰などの社会課題を背景に、さまざまなシーンでの活躍が期待されているロボット。その市場は、制御技術、センシング技術、AIなどのロボティクス関連技術の革新を伴いながら、大きな成長が見込まれています。
このような時代の潮流の中、産業用ロボットや無人ヘリといった既存事業に加え、「新規技術領域の研究」「新領域の製品開発」「ロボットによるソリューションの提供」に積極的に取り組んでいる部署が、私たちロボティクス事業部です。
目指す未来
ロボティクス事業部では、半導体後工程から表面実装工程(SMT)、さらにはFA(Factory Automation)まで、一気通貫のターンキープロバイダーとして、お客さまの期待を超えるトータルソリューションをご提供したいと考えています。
ヤマハ発動機の企業目的である「感動創造企業」を常に念頭に置き、先進的でユニークなロボティクス技術の研究開発と製品開発を通じて、工場全体を捉えた価値提案を行うこと、さらには新たな領域での価値を創造することで、豊かで幸せな社会に貢献していくことを目指しています。
組織体制
SMT(Surface Mount Technology)事業
スマートフォン、自動車、家電製品など、皆さんの身の回りにある数多くの電子機器。それらの製造に不可欠な産業用ロボットである表面実装関連設備を開発しています。 メカトロニクス、制御ハードウェア、サーボ制御、画像認識、AIなどのコア技術を絶えず進化させることで、高精度かつ世界最速(※)の装置を世界中のお客さまにお届けしています。今後もより高品質で高度に自動化・自律化された未来の実装工場の実現を目指し、開発を推進していきます。
※表面実装機「YRM20」がクラス世界最速の搭載能力を実現。2ビーム2ヘッドクラスの表面実装機における最適条件下での搭載能力(CPH)比較。2020年1月10日ヤマハ発動機調べ。
FA(Factory Automation)事業
製造現場の自動化設備に使われる産業用ロボットを開発しています。さらに、人手不足やコロナ禍での3密への対応を含めた協働ロボットを始めとした非FA分野へも開発を拡大しています。さまざまな分野の自動化を実現することで、人がより人らしく生活できる社会の実現を目指しています。
先行開発
ロボティクス技術を通じてお客さまへさらなる価値や感動を提供できるよう、SMT・FA・UMS事業をさらに強化するコア技術(メカトロニクス、制御ハードウェア、画像認識、AI、データ分析など)の開発、新領域の製品・ソリューションの先行開発を推進しています。優れた技術やサービスを持つ社外機関との協業にも取り組みながら、ヤマハ発動機にとっての新規技術領域に挑戦しています。
調達
SMT製品、FA製品で使用する部品の調達を行っています。分析データを用いてサプライヤーや関連部署と連携し、さまざまな課題への柔軟な対応と、安定したサプライチェーンの構築を目指しています。製造業において人手不足が進み、自動化ソリューションへのニーズが加速する中、その提供を通じて、お客さまの発展とともに自分が成長する実感を得られます。
品質保証
ロボティクス事業部が提供する設備・産業用ロボットにより、お客さまに安心して新たな商品を生産していただけるよう、事業部内のすべての部署と連携・協力し、開発段階から製品出荷後まで、一貫して品質の維持向上を推進しています。「やっぱりヤマハ」「ヤマハなら安心して使える」――こうしたお客さまの声を信頼の証しと捉え、日々活動しています。