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モーターサイクルの電装・制御設計のプロジェクトマネジメント

モーターサイクルの電装・制御設計のプロジェクトマネジメントを担当する社員が「仕事内容」「やりがい」「この仕事に向いている人物像」などについて語ります。

現在の仕事内容 各設計担当を取りまとめ、進捗をマネジメント

スポーツスクーター「XMAX」と3輪コミューター「トリシティ」の電装・制御設計にプロジェクトチーフとして携わっています。

バイクにはライト類やメーターのほか、エンジンを制御するECU、各電装部品をつなぐハーネスなど数多くの電装部品が使用されています。

各電装部品を設計する技術者たちの代表として、プロジェクトのリーダーや車体設計・エンジン設計のプロジェクトチーフと情報を共有しながら、要望、日程、計画などを各設計担当に伝え、進捗をマネジメントすることが私の役割です。

また、開発中の電装部品に課題が見つかったとき、原因究明から解決までのストーリーを考え、関係者を動かすことも私の重要な仕事です。

ある電装部品が機能しない、という課題が発生したとしても、その部品自体に原因があるとは限りません。電装系はさまざまな要素が絡み合って構成されており、電子制御の高機能化に伴い、生じる課題も複雑になってきています。このような課題のマネジメントは容易ではありません。だからこそ、この仕事は面白いしやりがいがあると感じています。

この仕事のやりがい たくさんの人と関わり、技術者として大きく成長できる

関わる部品・機能が多いため、バイクを構成する各部品の設計担当から詳しく話を聞き、学ぶことができるのがこの仕事の醍醐味です。

ECUの設計ではエンジンの設計担当と関わりますし、車体内部のレイアウトに関わる電装部品の場合は車体の設計担当と関わります。

例えば「配策レイアウト修正のためハーネスに変更を加えたい」という要望が設計者から出たときは、変更内容の調整を車体・ハーネス設計担当とします。日々さまざまな分野の人たちとの関わりを通し、知識を吸収でき、技術者として大きく成長することが可能な環境だと実感しています。

この仕事に向いていると思う人 「知りたい」と思う貪欲さと、意見を聞く素直さ

◎知識の習得に貪欲で素直な人
各電装部品の設計担当との会話や、車体設計・エンジン設計のプロジェクトチーフとの会話を通じて、学ぶことができる機会が多い業務です。知らないことを知りたい、幅広い知識を身に付けたいという貪欲さを持ち、指摘や意見を素直に受け入れることができる人が向いています。

◎日々の変化を楽しいと思える前向きな人
業務では課題の発生や、さまざまな方からの問い合わせ・相談があります。毎日同じような仕事を繰り返すのではなく、変化に富んだ仕事の中で前向きに物事を考え、決断・選択ができる人が向いています。

◎モビリティが好きな人
担当モデルに対し、深く関わることのできる業務です。自分なりのこだわりを込めて開発を進めることもでき、モビリティが好きな人にとっては非常に楽しく仕事ができます。

検討中の皆さまへのメッセージ 実は私、二輪免許をまだ取得していません

電装・制御設計のプロジェクトチーフは、モデルの企画から開発プロジェクトのマネジメントまで関わることのできる仕事です。企画段階で「電装・制御設計チームとしてこうした機能を入れたい」という意見を出すこともできますし、その実現に向けて開発過程での課題解決をリードすることもできます。

このような仕事は一般的にベテラン技術者が担当する印象を持っていました。しかし、ヤマハ発動機では自分よりも若い人たちが伸び伸びと実践しています。ヤマハ発動機に入社して一番驚いたのはそこです。キャリア入社でもこのような仕事に取り組むことができるのは非常に魅力だと感じます。

「二輪免許を持っていないとダメなのかな」と考えている人もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないです。私もバイクに興味は持っていましたが、実はまだ免許を取得していません。業務を通し、よりバイクに興味が出てきており、これから免許を取得予定です。二輪免許がないからヤマハ発動機は無理と考える必要はありません。

担当モデルに深く関わるため、そのモデルに自然に愛着が湧くことも、仕事の大きなうれしさの一つです。そんなやりがいある開発に携わってみませんか?

※所属部署、記事内容は、取材当時(2024年9月)のものです。

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