本部長メッセージ
モビリティシステム開発本部長 社浦 達也のメッセージをご紹介します。
「人機官能」を実現する開発にチャレンジ
できる モビリティシステム開発本部
社浦 達也
電気・電子・制御システムの力でモビリティの可能性を最大化する

モビリティシステム開発本部が掲げているのは、「モビリティの可能性を最大化し、お客さまと自らの人生にワクワクや嬉しさを創り出す」というミッション、さらには「モビリティシステムのエキスパートとして、変化に対応し、また変化を起こすことで新しい価値を率先して創り出す」というビジョンです。その実現に向けて、モーターサイクル、電動アシスト自転車、ゴルフカーなど、幅広いランドモビリティの電気・電子コンポーネントや制御システムの開発を行っています。
当開発本部は、モーターサイクル車両開発本部やパワートレイン開発本部とともに「商品の開発期間を従来の2/3に短縮する」という共通の中期目標を設定しているほか、安全を感動につなげていく「安全技術の推進」にも注力しており、部門独自の施策を展開しています。また、モーターサイクルの液晶メーターに代表されるHMI(ヒューマンマシンインターフェース)のプラットフォーム開発を推進するなど、性能・品質の維持と開発効率化の両立を目指したさまざまな取り組みを進めています。
「人機官能」を実現する車両制御を目指したACCとY-AMT

ヤマハ発動機では、人と機械を高い次元で一体化させることにより、人の悦び・興奮を生み出す「人機官能」の開発思想を重視しており、モビリティシステム開発本部においても、さまざまな開発プロジェクトを通して「人機官能」の実現を目指してきました。
当社の上級スポーツツアラーモデルである「MT-TRACER9 GT+」に搭載されているACC(Adaptive Cruise Control)の開発では、前車追従の際の加速・減速の挙動を可能な限り快適にライダーに伝えるために、シチュエーションに応じた最適な振る舞いを実現する車両制御を目指しました。また、現在さまざまな車種に搭載されている自動変速システムY-AMT(Yamaha Automated Manual Transmission)の開発では、ライダーの快適かつスポーティーなライディング体験を損なわないギアチェンジに必要な、軽量かつシンプルなコンポーネントの設計および車両制御の調整を行いました。
当開発本部では、このような「人機官能」を実現する開発のために、テストライダーが感じたフィーリングの構造化と定量化を行った上でソフトウェアやコンポーネントのエンジニアリングを実施しています。今後はさらなる効率化も追求していきたいですね。
お客さまの感動を追求できるエキスパートに育ってほしい

モビリティシステム開発本部のメンバーには、ヤマハ発動機の理念である「感動創造」を成し遂げるために、常にヤマハのブランドシンボルである「音叉マーク」を意識して業務に取り組んでほしいと話しています。また、「感動創造」を実現するためには、自分自身がワクワクし感動できる仕事を行うこと、そして、お客さまを感動させる方法を突き詰めて考えられるエキスパートであることが大切です。
担当する業務やポジションごとに存在するミッションや目標、さまざまな客観評価の指標に対して「自分は精一杯やった」という仕事をするだけでなく、そこからさらに一段階高い視座を持ち、「ヤマハの音叉マークを付けるに相応しい仕事ができているか」を自問自答できるようなエキスパートを育てていきたいですし、そのような仲間たちとともに楽しみ、ともに感動しながら、多くのお客さまに感動を届ける挑戦を続けていくつもりです。
メッセージ
全社員が「感動創造」を追求している当社には、人生を楽しむために必要な感動があふれており、感動を提供するエキスパートとして成長できる環境があります。また、モビリティシステム開発本部では、変化の激しいソフトウェアやシステムに関するスキルを磨きながら「人機官能」を実現する開発に取り組むことが可能です。
まずは「自分の人生をいかに楽しむか」を考えていただき、人生を楽しむ器としてのヤマハ発動機を「どのように活かすか」についても考えてほしいと思います。その上で「ヤマハ発動機には人生を楽しむための手段がある」と思われた方は、ぜひエントリーいただきたいですね。二輪・四輪の電気・電子・制御分野に限らず、多種多様な大規模システムに関する経験をお持ちの方が活躍できるフィールドが整っていますし、私個人としては技術を使って感動や夢中を生み出すスマホゲームの開発経験のある方などにもトライしてほしいと考えています。
モビリティシステム開発本部長
社浦 達也
PROFILE
前職でモーターサイクル向け吸気系部品やシステムの開発に従事し、2002年に当社へ入社。「Y-AMT」「Y-Connect」「YZR-M1」など数々のプロジェクトをけん引してきた。現在は電気・電子領域の製品開発を統括し、技術革新の最前線でチームをリード。人生を楽しむために欠かせない「感動」を、自ら楽しみながら生み出すチームづくりに取り組んでいる。
※所属部署、記事内容は、取材当時(2025年10月)のものです。
- その他 開発本部
- ランドモビリティ事業




