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社員インタビュー

パワートレイン開発本部 電動開発統括部 パワーサプライ開発部PS横浜グループ 森山 大樹の社員インタビューをご紹介します。

これから拡大する「ヤマハ×電動化」に、
一から携わる醍醐味
パワートレイン開発本部
電動開発統括部 パワーサプライ開発部PS横浜グループ
森山 大樹

【PROFILE】
・入社年:2025年
・現在の職種と具体的な業務内容:電動車両向けバッテリーマネジメントシステムの開発
・前職:ハイブリッド車両のエネルギーマネジメントシステム開発
・入社時の二輪車免許の有無 :なし

「電動」をキーワードに、
専門性を追求したい

もともと「電動車の開発に携わりたい」という想いから、完成車メーカーでハイブリッド車両の開発に取り組んでいました。当時メインで担当していたのは、ハイブリッドシステムの制御。そこでは、モーターやバッテリーの状態をはじめ、考慮すべき性能や部品が多岐にわたるため、広く浅い知識が要求されてきました。ヤマハに入社をしたのは、次のステップとして、「電動」をキーワードに専門性を追求しようと考えたからです。

以前から「MotoGP」などモーターサイクルのレースが好きだったこともあり、ヤマハというメーカーには親近感を持っていました。バッテリーマネジメントシステムの開発に初期段階から携われる環境も、まさに私が希望するものだなと。

それに面接の雰囲気にも好感を持ちましたね。面接官はマネジメント層の方だったのですが、開発に取り組む姿勢などについて深く聞いていただき、「経験やスキルだけでなく、一緒に働く仲間の人柄も重視したい」という強い意思が感じられたからです。実際、1on1の機会も前職の職場以上に多いですし、本部長など役員クラスの方との距離感も近く、気持ちよく働くことができています。

EVバイクだけじゃない。
あらゆる製品の電動化を目指す

私の所属部署のミッションは、モーターサイクルをはじめ、電動アシスト自転車・車椅子用電動化ユニット・ゴルフカーなど、さまざまな商品の電池・充電器を開発し、製品価値を最大化すること。私はその中で、主にバッテリーを安全に使用するために必要なバッテリーマネジメントシステムの制御開発を担当しています。現在は、さまざまな製品に共通して活用できる仕組みづくりを進めているところです。
当然、高い安全性能が求められますが、これまで手掛けてきた四輪車とモーターサイクルでは搭載できるスペースなどが異なります。さらにモーターサイクルと自転車では積める部品のサイズはもちろん、バッテリーや制御コンピュータ自体の質も違ってきますので、共通化を図るうえで検討すべき課題は多岐にわたります。

こうした中で、「製品電動化の将来像」を思い描き、幅広い車種に対応するシステムを志向しながら、いかに性能面で他社メーカーと差別化できるか――。そこには試行錯誤する難しさと、エンジニア心をくすぐる面白さ両方が詰まっているなと感じています。

成長途中だからこそ、
開発体制づくりから携われる

パワーサプライの開発は、「少し先の未来」を見据えた研究開発を担う横浜オフィスと、直近の製品開発・製造に注力する磐田・本社が連携して進めています。私が所属する横浜オフィスには、四輪のEV開発経験者も複数在籍。他部署との距離も近く、オープンな雰囲気の中で異なる専門性を共有しあえるのが魅力です。

両拠点のメンバーは相互に行き来し、私たちが直近のプロジェクトを俯瞰的に捉えて改善のためのフィードバックを行ったり、逆に製造の観点からシステム共通化の意見をもらったりと、活発に意見交換を行っています。

今後、さまざまな製品のバッテリーマネジメントシステムを効率良く世の中に送り出せるよう、ヤマハ発動機で長年経験を積んだメンバーや、最近キャリア入社したメンバーのノウハウを集め、新たな開発プロセスを構築しています。私も前職で培ったハイブリッド車両の開発経験を活かし、開発スキームの導入や開発サイクルのアップデートに携わっています。こうした新体制づくりに役立てることも、ここで働く醍醐味だと思います。

チャレンジ精神旺盛な仲間と、
ワクワクする製品を形にしたい

入社後に面白いなと感じたのが、自由な文化とチャレンジに積極的な方が多いこと。例えば私が「ボルダリングが趣味です」と自己紹介したところ、「やってみたいです」と声をかけてくれる方が非常に多くてビックリしました。もちろん、モノづくりにおいても「モーターサイクルのEVのあるべき姿とは」といった大きな構想から話し合い、「実現するためにはこれにチャレンジすべき」というディスカッションが行われることもしばしば。絵空事で終わってしまいそうなプロジェクトも、ここでは実現に向かって前進していける風土が根付いています。

こうした環境の中で、いつか自分の開発した製品に自ら乗ることが私の目標です。そのために、新たにモーターサイクルの免許も取得しようと動いています。電動車両は扱いやすさや環境性能がフォーカスされやすいですが、私は“より正確な操作が求められる車両”や“エンジン車では実現できなかったドライバビリティ”を生み出せるところに大きな魅力を感じています。そんな新しい走りの楽しさを届けられる、電動モーターサイクルを広く開発していきたいですね。

※所属部署、記事内容は、取材当時(2025年10月)のものです。

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