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海外市場開拓事業部 南太平洋市場

「海外市場開拓事業部 南太平洋市場」を担当する社員の仕事内容を紹介します。

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開拓者精神は今も私たちに受け継がれている。

1960年代から始まった市場開拓の歴史。

就職活動中、「海外を舞台に活躍したい」という思いから海外売上比率が約9割のヤマハ発動機に興味を持った梅津。企業研究を進める中である写真が目に入った。船外機を肩にかつぎ、夕日を浴びながら海岸を歩くヤマハ社員の写真だ。「なんてかっこいいんだ」と心引かれた。それは海外市場開拓事業部の歴史について紹介する記事だった。梅津は今、その部署で活躍している。

海外市場開拓事業部は、新興国・途上国を対象としたビジネスを展開する部署だ。Overseas Marketing Development Operationsの頭文字を取り、通称「OMDO(オムド)」と呼ばれている。

ルーツは1960年代までさかのぼる。当時のヤマハ発動機社員はアフリカ各国の漁村を巡り、手漕ぎ木製ボートに船外機を取り付け、さらに漁法の指導も行い、漁業の近代化を支援することで船外機やFRPボートの市場を開拓してきた。

現在、OMDOでは140カ国以上を対象にビジネスを展開。製品分野ごとに事業部が分かれているヤマハ発動機にあって、全製品を扱っていることも特徴だ。

社員紹介写真
社員紹介写真

「現場密着活動」は伝統であり、強みでもある。

梅津はOMDOに配属後、約4年にわたってカリブ市場を担当してきた。

「担当エリアにはヤマハ発動機の拠点がないため、日本にいるときは現地特約店とコミュニケーションを取りながら販売・マーケティング業務を進めます。『現場密着活動』を大切にしている部署なので出張の機会は多く、私の場合は3カ月から4カ月に一度、約1カ月間にわたってカリブの島々を巡っていました」

現地では漁場の船だまりに足を運び、直接ユーザーの声に耳を傾ける。

「貴重な機会なのでさまざまなことを伺います。『なぜYAMAHA船外機を購入したのですか?』『どのような魚を捕っていますか?』『稼働時間は1日どれぐらいですか?』など。そうして現地のニーズや課題を収集し、分析することで、より効果的な施策へとつなげていきます。現場に根付いた活動は私たちの伝統であり、強みなんです」

若手同士でアイデアを出し合い、市場導入を実現。

「ヤマハ発動機には、ちゃんとした戦略に基づいたものであれば、やりたいと思ったことをやらせてもらえる風土があります」と梅津はいう。その風土を強く実感したのは、ヘルムマスターEXというボート制御システムの市場導入に取り組んだ時だった。

操船がより簡単に、より楽しくなる新しい制御を可能にするシステムだが、現地特約店からは当初「価格が高い」などの否定的な意見が多く、導入が難航した。梅津は部署内の若手同士で打開に向けたアイデアを出し合い、具現化していく。

「まず自分たちでヘルムマスターEXを搭載したボートを体験し、実感した魅力を基にオリジナルのカタログをつくりました。単に機能を説明するのではなく、出航から釣りをして帰港するまで、どのようなシーンでどのようなメリットを得られるかを、自分たちの言葉で分かりやすく紹介したのです」

さらに、ユーザーを招待しての試乗会も企画した。

「体感していただければ良さは必ず伝わるという確信がありました。実際、試乗会では、初心者のお客さまから『ジョイスティックだから操船しやすい』、ベテランのお客さまからは『自動操船ですごく楽になるね』という声をいただけて大成功。市場導入につなげることができました」

社員紹介写真
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これからも「世界の人々に豊かさと喜びを」のために。

OMDOで重視されている言葉に「3S」がある。Sales(販売)、Service(アフターサービス)、Spare parts(補修部品の供給)の頭文字を取ったものだ。

「私たちの担当市場には、漁業のお客さま、マリンレジャー産業を営むお客さま、毎日の足としてバイクを使うお客さまなど、製品の故障が生活に直結するお客さまがたくさんいらっしゃいます。単に製品を販売するだけではなく、故障時には必ずスペアパーツを届け、修理する。この体制の充実に力を注ぐことは、お客さまに豊かさと喜びを届けるためにとても重要だと考えています」

OMDOが掲げているミッションは「世界の人々に豊かさと喜びを ~Challenge & Dedication for Prosperity~」。それは梅津が個人として目指している思いでもある。

「現在は南太平洋市場を担当しています。次の目標は海外駐在です。市場の最前線に立ち、現地スタッフと協業しながら、お客さま、現地特約店、ヤマハ発動機の三者がWin-Win-Winとなる関係を保てるよう、ビジネスの発展と新規需要の開拓を行っていきたい。1960年代の先輩たちのように船外機をかついで漁村を巡ることは今はありませんが、その開拓者精神は、しっかりと私たちに受け継がれています」

社員プロフィール写真

海外市場開拓事業部 南太平洋市場

オフタイムは、テントサウナ、バーベキュー、スノーボードなどを同僚と一緒に楽しんでいます。車で少し走ればこのような休日を過ごせるので、アウトドアが好きな人にはうれしい生活環境ですよ。

社員紹介写真
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※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。

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