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ロボティクス FA営業企画

「ロボティクス FA営業企画」を担当する社員の仕事内容を紹介します。

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成長させてくれた事業部の成長に貢献したい。

海外売上比率が約9割のヤマハ発動機なら、できる。

「MADE IN JAPANを世界に届けたい」――この思いがヤマハ発動機を志望するきっかけとなった。

父親の仕事の関係で小学2年から中学2年をメキシコで過ごし、大学時代にはスペインに留学するなど、子どもの頃から海外経験が豊富だった田中。

「海外の人たちから『日本製品って品質が良くて好きだよ』という声をよく聞いたので、自分が世界に届ける仕事をできたら、と考えるようになりました。海外売上の割合が約9割のヤマハ発動機ならきっとそうした仕事に携わることができると思い、志望しました」

配属先は、産業用ロボットの開発・製造・販売を手掛けるIM事業部(現ロボティクス事業部)。1年目からFA(Factory Automation)製品の海外営業として、欧州・台湾を担当することになった。まさに希望していた内容の仕事だ。しかし実践には猛勉強が必要だった。

「産業用ロボットのことも海外ビジネスのことも、何も知らない状態からのスタート。基本的なビジネスマナーから、産業用ロボットについての知識、プレゼンテーションの仕方、海外で仕事をするときの心構えまで、先輩に同行しながら懸命に学びました」

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台湾の現地代理店と協力し、FA展示会の企画運営を行いました。
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代理店の皆さまとの会食も出張の楽しみでした。

私を大きく成長させてくれた、ドイツでのプレゼンテーション。

田中には忘れられないエピソードがある。ドイツで開催された総会での出来事だ。

「総会とはヨーロッパ各国の代理店(販売パートナー)を招待し、事業部の方針などを伝える決起集会のようなものです。その重要なイベントに開発部長が参加できなくなりました。製品の展望を部長がプレゼンテーションする予定だったのですが、誰かが代わりにその役割を果たさなければなりません。その“開発部長代理”という大役を、当時まだ入社3年目の私に任せてくれたんです」

若手に責任ある仕事を積極的に任せ、挑戦と成長を促すのはヤマハ発動機の伝統的な社風だ。とはいえ、開発部長の代理を務めるのは当時の田中にとってかなりハードルの高い仕事だった。最初に立ちふさがった壁が、発表資料の作成だ。現状の製品だけでなく、開発中の製品についても説明する必要があり、高度な技術知識が求められた。しかも英語で用意しなければならない。

「技術知識のある当時の営業部長と何度も相談を重ね、表現を細かく調整しながら発表原稿を作成しました。大きな仕事を若手に任せるだけでなく、しっかりとサポートしてくれることもヤマハ発動機の特徴だと実感しています」

原稿の完成後は会議室に一人でこもり、発表の練習を繰り返した。最終的には原稿を見ずに話した方が伝わると考え、現地に向かう飛行機で暗記した。

「総会本番では参加された代理店の方々の目をしっかり見て話せるぐらい、自信を持って発表できました。参加された皆さんから『非常に分かりやすかった』というコメントもいただくことができ、とてもうれしかったですね。大変でしたが任せてもらえてよかった。この機会のおかげでプレゼン能力が一気に向上し、大勢の人前で話す度胸も付きました。翌年以降も総会での発表を任せられたんですよ」

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ドイツで開催された総会にて、各国の代理店(販売パートナー)の皆さまと。
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総会終了後、欧州拠点メンバーを含めた食事会の様子。

「活躍するママ」として、後輩たちのロールモデルに。

欧州・台湾の営業担当は5年以上にわたって担当。「MADE IN JAPANを世界に届けたい」という思いを実現できた。

その後、約1年半の産前産後休暇・育児休職を取得。現在は復職してロボティクス事業部の営業企画を担うグループに所属し、短時間勤務制度を活用して働いている。

グループのミッションは製品サイトの運営、カタログの更新、デモ機の製作などを通じて、最前線の営業担当をサポートすること。その中で田中は新人教育やロボティクス内でのイベント業務の企画・運営など、さまざまな業務を行っている。

「キャリア採用で入社した新人や代理店の新人を対象に、産業用ロボットの営業担当として必要な知識・スキルを習得してもらうための研修を企画・運営しています。メンターとして新人の相談に乗ったり、アドバイスをすることもあります」

ロボティクス事業部はヤマハ発動機が展開する多彩な事業の中でも、将来に向けた成長事業の1つとして位置付けられており、人員が増えつつある。新人教育の役割は重要だ。

「ロボティクス事業部は私を成長させてくれました。今度はその事業部の成長に私が貢献していきたい。新人教育を通じて人材を充実させること、そして、子育てしながらバリバリ活躍することで後輩の女性たちのロールモデルになることも、貢献につながると考えています」

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ロボティクス FA営業企画

今はまだ産休・育休から復職して間もないこともあり、将来取り組んでみたい仕事については模索している段階です。以前は「YAMAHA製品を海外に届けたい」「そのために海外駐在したい」と考えていましたが、今は「子どもがかわいくて、子育ても好き」「でもやはり仕事では大きなやりがいを感じたい」という思いの中で、将来何ができるかを検討しています。
子育てとキャリアアップをどう両立させていくかを考えながら仕事に取り組むことは将来、同じような状況の女性社員をサポートするときに活かせると思います。

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息子とのお出かけが最近の週末の楽しみ。
夏には家族、友人、妹の友人と北海道旅行を満喫しました。
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※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。

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