アフターセールス 海外マーケティング
「アフターセールス 海外マーケティング」を担当する社員の仕事内容を紹介します。
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暮らし、さらには命を支えていく仕事でもある。
「私の所属する事業部が目指しているのは、ヤマハ発動機の製品を購入いただいたお客さまに人生・生活を思う存分楽しんでいただき、『次もYAMAHAを買いたい』と思っていただける信頼を築くことです」
そう語る田川の仕事は、アフターセールスにおける海外市場向けのマーケティング活動。バイク、船外機をはじめとするほぼすべてのヤマハ製品の純正パーツ、アクセサリー、オイルを扱っている。
「お客さまが製品を購入し、次の製品を使い始めるまでが私たちの仕事の領域。製品への愛着を長く多く持っていただくために、アフターセールスは大切な役割を担っています」
現在担当する市場は、東南アジア、南アジア、中東、タイ。船外機は漁業を中心に、バイクは生活の足として主に使われているという。
「アフターセールスの仕事は、ヤマハ製品を使うお客さまの暮らし、さらには命を支えていく仕事でもあります。例えば船外機が壊れたときに、もし修理用部品がすぐに手配できなければ、お客さまはしばらく漁に出られなくなってしまいます。そうした責任感を胸に刻んで仕事に取り組んでいます」
直接会って話すことで得られた喜び。
インドネシアに出張した際、現地で聞いた言葉を今も覚えている。
「漁港やマリンレジャーのスポットなどの船外機が使われている現場を視察した際、お客さまに『なぜヤマハ発動機の船外機を使い続けているんですか?』と伺いました。すると『アフターセールスがしっかりしているからだよ。他社の製品には乗り換えられないね』という答えが返ってきたんです。目指してきたことが伝わっていることを肌で感じて、とてもうれしかったですね」
国内販売会社での営業経験から、市場に足を運び、直接自分の目で見て、耳で聞くことを大切に考えていた。しかし世界中がコロナ禍に見舞われた時期はそれがかなわなかった。
「当時は南太平洋の市場を担当していました。コロナで行けないなら代わりにできることに取り組もうと、現地特約店とオンライン会議を定期的に開催していました」
田川は現地の悩みを一緒に解決していこうと、現地特約店の担当者にさまざまな提案をした。
「当時は部品の供給網も乱れていたので、現地は『在庫がなくなってしまう』という危機感を持っていたんです。私は適切な在庫を確保する発注方法を過去の実績から分析してアドバイスしました。また、特約店営業スタッフのモチベーションが下がり気味という話も伺ったので、販売実績の競争企画を提案したこともありました」
新型コロナの5類移行後、その担当者が来日する機会があり、実際に会うことができた。
「お互いに『やっと会えましたね』と喜び合いました。やはり直接会って話すことで、伝わること、分かること、感じることがあります。信頼関係がより深まりました」
市場を肌で感じる機会をもっと増やしたい。
「今後も積極的に市場を訪問し、お客さまがヤマハ発動機に何を期待しているかを感じて、YAMAHAブランドをより好きになってくれる提案や活動をしたい。ヤマハ発動機にはやりたいと思ったことを応援してくれる風土がありますから」と話す田川。
いつかは海外駐在をしたいと考えている。
「駐在すれば市場を肌で感じる機会をもっと増やせます。ただ、そのためにはマーケティング活動だけでなく、経営面の知識・スキルも必要になります。ジョブローテーションを通じて多くの仕事を経験し、必要なスキルを培っていきたい。そしてヤマハ製品を使って人生・生活を存分に楽しむお客さまの姿をより近くで見て、支えたいと思います」
大学時代、2年間休学してアメリカとマレーシアに行きました。ヤマハ発動機の説明会に参加してみようと思ったきっかけは、マレーシアに住んでいた時に仲良くなった近所の整備士の「YAMAHAのバイクは最高だ」という一言でした。
就職活動で出会ったヤマハ発動機の社員の皆さんは「海外でこんな活動をしてきました」など、目をキラキラさせながら話してくれました。やりたいことにどん欲な人ばかり、という印象でしたね。「この雰囲気は私に合いそう」と思ったことが入社の決め手です。
※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。