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EVコミューター 商品企画

「EVコミューター 商品企画」を担当する社員の仕事内容を紹介します。

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「なぜの深掘り」と「自ら体験する」が仕事の基本。

モノ創りと感動創造の陣頭指揮。

商品企画に興味があるが、どのような仕事なのかよく分からない、という方は多いはずだ。それはある意味当然で、一口に商品企画の仕事といっても業界や会社によって内容はさまざま。ではヤマハ発動機における商品企画はどのような内容なのか。EVコミューターの商品企画を担当する近藤はこう表現する。

「モノ創りと感動創造の陣頭指揮――。それが私たちの仕事です。企画のフェーズでは、市場とお客さまのデータを分析し、製品という接点を通じてどうしたら人々に新たな感動を届けられるかを追求します。EVコミューター担当としては、環境意識が高まる中、EVならではの将来の在り方とは何かを検討しています」

企画を考えるだけでなく、形にしていくことも重要な役割だ。

「企画を形にしていくためには、デザイン、開発、実験、調達、製造、営業、海外拠点など、モノ創りに関わるあらゆる人たちとつながり、共感を得る必要があります。そして『この製品はイケるぞ!』と旗を振る。これも商品企画の大切な役割だと経験上、感じています」

社員紹介写真
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市場調査とマーケティング企画も行います。

データや表面上の情報だけでは把握できない「現地・現物・現場」の情報をつかむための市場調査も、商品企画担当の仕事の一部だ。

「先日はASEANの中でEVシフトが先行して進んでいるベトナムに行きました。自分の目で街を見たり、お客さまの声を聞いたりすることで、使用実態を知るためです」

さらにマーケティング企画についても、ヤマハ発動機では商品企画担当が行う。

「プロモーション動画制作などのブランディング企画のガイドラインを作成しています。製品のコンセプトを考えた者が『誰に対してどのように伝えればよいのか』『その思いをどう表現して伝えるのか』『どうしたらより多くのお客さまにより深い感動を届けられるか』についても考える体制を取っているのです」

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好奇心とは「なぜ」を繰り返すこと。

商品企画のアイデアを出す上で大切なポイントは何か。この点について、一昔前と今では変化が生じていると近藤は語る。

「商品企画のメインの仕事は、かつては製品そのものの提供価値を追求する、いわゆる“モノ企画”でした。今は“モノ企画”に加え、“コト企画”の重要性が高まっています。バイクを購入されたお客さまにどのような体験をしていただき、感動してもらうのか。YAMAHAブランドに対する愛着を醸成し、長く使っていただける製品を生み出すために、考え尽くして企画しています」

ヤマハ発動機の商品企画担当は、コトを体験できる機会が充実しているという。

「製品を通じてコトの価値を提供しようと考えたら、まずはそのコトを自ら体験する必要があります。例えばアウトドア好きの一部で流行し始めたアクティビティがあるとします。商品企画につながると説明すれば、業務の中で体験しに行くことができる職場なんです。企画パーソンとして成長できる機会に恵まれていると実感しています」

では、こうした環境を活かすために必要な資質は何か。

「起点となるのは好奇心です。好奇心とは何かというと『なぜ』を繰り返すこと。先ほど挙げた例でいえば『なぜこのアクティビティは流行し始めたのだろう』と思ったら、そのままにしないで調べてみる。調べただけでは分からなければ、自分で体験してみる。すると、実際にそのアクティビティを楽しんでいる人たちの深層心理を探ることができます。そのように顧客目線に立って自らが体験することで、企画づくりのエッセンスをつかむことができます。『なぜの深掘り』と『自ら体験する』は、仕事の基本としていつも意識しています」

「移動を楽しむ」ところに感動創造の原点。

現在、自分の企画した複数のEV製品の開発が進められている。

「どの製品も、お客さまとYAMAHAブランドのことを考え尽くして企画しました。これらを世の中に送り出し、実際にお客さまが使っている姿を見ることが当面の目標です。一番『この会社に入ってよかった』と思える瞬間になると思います」

そしてこれからも「ヤマハらしいEV」の企画を目指していく。

「エンジン車両はメーカーやエンジニアによって乗り味の個性が出ます。しかしEVは乗り物としての味を出そうするとき、エンジン車両ほど自由度がないことが大きな課題です。だから社会でEVシフトが進むと、人の移動が無機質化するのではないかと危惧しています。ただ移動して目的地にたどり着く、そんな世界って本当に幸せなのかな。人類って元来、移動する欲求が強い。『移動を楽しむ』ところに感動創造の原点があると考えています。それをEVの世界でも実現することが、私が追求しているテーマです」

ヤマハ発動機には「人機官能」という独自の開発思想がある。

「人機官能とは人と機械を高い次元で一体化させることで、人の喜びをつくりだす技術です。大型バイクを連想されるかもしれませんが、私が担当しているEVコミューターにおいても非常に重要です。快適で親しみやすい乗り味をしっかりとつくり込んで、通勤や買い物が楽しくなるようなEVを世に出していきたい。そうすることで世界の人々に感動と豊かな生活を提供することをこれからも目指していきます」

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EVコミューター 商品企画

オフタイムの楽しみ方は、バイク関連では、ツーリング、サーキット走行、オフロード走行、その他にもDIY、息子との電車旅、川遊び、海遊び、サバゲ―、野球観戦、ラーメン屋巡り、温泉巡り……切りがないのでこれぐらいにします。書こうと思えばこの倍ぐらいは書けるかな。とにかく興味を持ったらやってみるので、どんどん趣味が増えていきます。 ヤマハ発動機に勤めてよかったと思うのは、好きで始めた趣味が、自分の仕事に活きる機会があること。仕事とプライベートはめりはりを付けて分けていますが、自然につながることがあります。

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※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。

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