社員インタビュー:マリン開発部門 実験業務 A.Kさん
マリン開発部門の実験業務に従事するA.Kさんの社員インタビュー
お客様視点でより良い商品開発を。
マリン事業本部の開発部門には大きく分けて「商品設計」と「実験」の2つがあります。
私は実験業務に従事しており、試作機の機能が成立・確立しているかを水槽や航走テストで実際にエンジンを動かして、検証しています。
設計業務においては、担当の部品や機能を深く追及していく事が多いですが、実験業務は試作機を組み立てる所から、機能検証、総合評価と、モノに触れる機会が多く、実物ベースで幅広く総合的な知識を得られるところが実験業務の魅力だと思います。また、開発部門にいる事で、常に最先端の技術に触れながら開発の最前線で仕事が出来るので、とても楽しいです。
私はプロジェクトチーフも担当しており、プロジェクトの実験領域における計画策定や進捗管理、メンバー管理なども行っております。メンバーには若手からベテランまでおり、考え方も様々ですが、密に会話を重ね、双方の理解を深め、「お客様視点」をチームの共通の価値観として、取り組んでいます。
業務上、開発部門の中で完結する仕事が多く、視野が狭くなりがちなので、お客様視点に立って考えるように心掛けています。お客様視点を養うために、定期的に市場調査に同行し、現地で使われ方を確認したり、話を聴いたり、またサービス部門や品質保証部門と連携し、市場情報をインプットしております。
お客様視点で仕事を進め、自分が開発に携わり、苦労して立ち上げたモデルが世に出て評価されたときの喜びは代えがたいものですし、家族に自慢できた時の喜びは大きなやりがいになっています。
お客様視点は市場経験から
私が大事にしているお客様視点は、市場経験が源泉になっています。過去に当時もプロジェクトリーダーをしていた船外機があり、市場モニターを実施しました。
通常量産開始してから先行して市場モニターを実施するのですが、そのモデルは過酷な環境で使用されることが想定されたため、試作機段階からモルディブで市場モニターを実施しました。モルディブは落ち着いた海面でほぼフルスロットルで使用されるため、船外機的には一番過酷な環境と言われています。社内で行う耐久試験のような使用をされるため、トラブルも多く発生しましたが、サービス部門や品質保証部門と協力し、量産に至るまでに耐久性や品質を高めていきました。
それだけでなく、モニターを行う中で、お客様の声をしっかり聴くことで改善すべき点等も見つかり、製品に織り込めたことは非常に良い経験になっています。
その後、通常よりも早く仕様決定でき、いち早くお客様にお届けできたことはやりがいと達成感がありました。この経験をきっかけに、私の大切な価値観として「お客様視点」が養われ、現在のチームでも共通の価値観として活きています。
船外機開発のスペシャリストとして実験部署全体を牽引できる人材に
今後の目標として、開発プロジェクトを成功に導いていくことはもちろんですが、船外機開発のスペシャリストとして実験部署全体を牽引できる人材に成長していきたいと考えています。
実験業務の経験でなく、企画業務も過去に経験したこともあり、様々な部署とのつながりや幅広い視野も得てきました。
初めてプロジェクトリーダーに抜擢されたときには意思決定など苦労したことも多々ありましたが、経験を積み、周囲を牽引できる人材に成長していると実感しています。
今後もチームメンバー、更には部署の仲間たちとともに、「お客様視点」を活かして、お客様の要望を高次元で達成する商品を開発して、お客様に感動を届けたいと思います。
番外編
01
- マリン事業のいいところは?
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- 事業的にもまだまだ成長していて、常に最前線で新規開発に携わる事が出来ること。
- 元々釣りが趣味だったが、マリン内には特に釣り含めマリンスポーツ好きが多く、プライベートでも一緒に楽しめる仲間が多く出来たこと
共通の趣味を通じて、部門を超えた横のつながりもたくさんできることは非常に良いです。
02
- 静岡西部のいいところは?
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- 海や川、山の自然が近くて、趣味が充実すること。
週末は、浜名湖や遠州灘で釣りを楽しんでいます。ヒラメやスズキ、太刀魚など食べてもとてもおいしい魚が多く、食べるまでが楽しみです。釣ってきたとき家族も喜んでくれるのでやりがいが増しますね。 - スポーツチームが近くにあること。仕事帰りに会社の仲間とジュビロ磐田のホーム戦を見に行ったりしています。
- 海や川、山の自然が近くて、趣味が充実すること。