ROVは、農業や酪農などの業務用に加え、レクリエーション、スポーツまで幅広い市場があり、需要は北米を中心に増加傾向にあります。新中期経営計画では、当社の強みを活かした商品の開発を進め、北米市場での存在感をさらに高めていきます。
ROVの市場は、高いレジャー嗜好性、高い新規顧客購入率、 ATVからROVへの移行や買い増しなどの要因で市場拡大が続いています。その用途が農場や森林管理などの業務から、山林や砂漠でのレジャーに拡大するにつれて市場が急成長してきました。 当社はこれまで、マルチパーパスモデル「VIKING」「VIKING VI」、レクリエーショナルモデル「Wolverine」、ピュアスポーツモデル「YXZ1000R」を投入し販売を拡大してきました。
農業や酪農などの業務用としての利用に対応したマルチパーパスモデル
優れたオフロード走破性と乗員の快適性を高次元で両立したレクリエーショナルモデル
荒地や砂漠などさまざまな環境でのスポーツ走行を想定したピュアスポーツモデル
この中期経営計画では、次の2点に注力していきます。
1つ目は、当社が得意とするスポーツ領域においてNo.1ブランドを確立すること、 2つ目は、レクリエーション領域での商品差別化の徹底です。
この2つの方針を軸として、北米における当社の販売台数を伸ばしていきたいと考えています。また、さらなる商品差別化を図るべく、「Tough:頑丈な」「Exciting:楽しい」「Confident:安心できる」「Human:心地よい」を商品開発の根本に据え、その頭文字を取った「Real TECH」という思想をこれからのROVの商品に込めていきたいと考えています。
具体的には、車体、エンジン、駆動系、制御系の各技術の組み合わせで、各領域の特性にあった新商品を開発していきます。
当社は、今後もROV新製品の投入により、マルチパーパス・レクリエーションからピュアスポーツまでの幅広いラインナップでお客さまの期待に応え、さらなる販売拡大を目指します。