National Technician Grand Prix Contest Report 2016

USA CONTEST REPORT 2016

  • COMPETITION OUTLINE

    USTGPへの出場希望者は、ブロンズ、シルバー、ゴールドの各コースを修了しなければなりません。

    ● ブロンズ
    ヤマハの技術トレーニングは、まずウェブを使ったコースから始まります。このコースでは、基礎知識やヤマハのサービスに関する一般知識を養います。

    ● シルバー
    シルバーレベルからは、ヤマハの教官が実際にトレーニングを主導することになります(ILT <Instructor-Led Training>)。5日間にわたるこのコースは、ヤマハの研修施設を使って行われます。このコースでは、EFIの原理と操作方法、EFIコンポーネントの試験方法、ABS、電気理論を中心に学習します。さらにこのコースでは、ヤマハの診断ツール3.1(YDT)の使い方やジェネレータの診断方法についても学習します。

    ● ゴールド
    この5日間にわたるコースでは、シルバーレベルで学んだことを基に、ヤマハの燃料噴射システムや、ヤマハ独自のYCC-T®、YCC-I®といったエンジン系統に関する理解を深めます。高度な診断用途における排ガスアナライザ(EGA)やYDTの使い方についても学びます。

    ● USTGP
    2年に1回行われるこの大会は、ゴールド認定を受けたトップレベルの技術者たちが競い合い、大きなプレッシャーが生まれる状況でより実力を発揮できる者を決める唯一の機会となっています。ヤマハ技術アカデミーは、2013年から2016年までに、ゴールド技術者を184名認定しています。これらの修了者たちは、優秀な成績を残して米国内における上位6人の整備士になるべく、USTGPで競い合います。2日間にわたり行われるこの大会では実践的なスキルに焦点を当て、難易度の高い筆記試験を行って製品に関する知識を評価します。2016年には、ヤマハと他の企業スポンサーが、優秀な成績を残した整備士やディーラーのために、2万7,000ドルを超える豪華な賞品を授与しています。

-仕事のやりがいはお客様の笑顔-US Technician Grand Prix 2016 優勝者にフォーカス

CONTEST EVENT

  • 見積りを発行し、顧客と話し合いながら試乗を実施
  • USTGPのラボ
  • カムのタイミングとバルブの調整
  • 2万7,000ドルを超える豪華な賞品を授与

NTGP WINNER AND WTGP PARTICIPANTS

PROFILE

氏名: Steven Maltba
ディーラー: Fayetteville Powersports
ヤマハでの職務経験: 6年半

  • 同僚たちと
  • ディーラーの写真
  • 趣味に打ち込む様子
  • 友人たちと
WTGPに挑戦しようと思った動機は?
私が初めてWTGPのことを耳にし、その中でヤマハがとてもユニークな方法で優秀な整備士たちを表彰することを知って以来、ずっと関心を抱いていました。私は純粋に、パワースポーツ産業に対する自分の強い思いからこの大会に参加するわけですが、今回、自分が米国代表として出場できることを光栄に思っています。
ナショナル大会で優勝するため、どんな努力を行いましたか?
言うまでもなく、USTPGで勝利をおさめることは容易なことではありません。しかし、1位になろうとも、6位になろうとも、私にとっては想像すら及ばない栄誉だと思います。
顧客の期待を上回るため、あなたの店舗が行っている活動やサービスがあれば教えてください。
私たちFayetteville Powersportsは、常に最善の努力を払って顧客の皆様のご要望にお応えしています。私たちはチーム一丸となって、ディーラーの成功にも貢献しています。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
お客様が笑顔を浮かべて握手を求めてくる瞬間は、何ものにも代えがたい喜びをもたらしてくれます。自分が整備をし、あるいはチェーンに注油をしたマシンを楽しんでいるお客様の姿を目にすることで、彼らがパワースポーツに情熱を傾け、充実した人生の1ページとなる思い出をつくっているのだと感じることができます。
ヤマハのどんな所が好きですか(例:ヤマハ製品やスタッフなど)?
自分にとって、ヤマハは常に欠かせない存在です。この企業がパワースポーツ産業と消費者に寄せる情熱には、実に目を見張るものがあります。
今後、仕事でどんなことに挑戦したいですか? または、何に情熱を傾けますか?
私はもうこれ以上働けないと思うところまで、パワースポーツ業界に身を置きたいです。
2016年WTGPに向けた意気込みを教えてください。
常に新しいことを学び、これからも積極的に顧客を支援してゆきましょう! よろしくお願いいたします!