National Technician Grand Prix Contest Report 2016

TAIWAN CONTEST REPORT 2016

  • COMPETITION OUTLINE

    台湾ヤマハ(YMT)は2016年5月21日、第12回全国ナショナルテクニシャングランプリ(NTGP)を新竹市光復高級中学で開催しました。NTGPは2年に1度開催されます。

    グランプリでは準決勝と決勝が行われました。5月5日に開催された準決勝には、446の販売店で実施された予備筆記試験を突破した151名が参加しました。準決勝の技術試験で好成績を挙げた20名が、決勝に進出しました。

    決勝進出者は6種類の主要試験(測定、技術的調査、分解、修理、検査および顧客サービス)に合格しなければなりません。彼らはヤマハの作業標準書に沿って、プロにふさわしい知識と経験を有していることを証明しなければなりません。

    決勝の開催日には、決勝進出者のうち上位5名に賞が授与されました。Chin-Hsing Motor社(桃園市)の社長Yu-Ru Huang氏に金メダルが、DeShin Motor社(基隆市)のマネージャーChih-Wei Wang氏に銀メダルが、そしてWonYi Motor社(宜蘭県)のマネージャーKai-Ping Lin氏に銅メダルがそれぞれに授与され、さらに日本のヤマハ(YMC)からは「感動」メダルも贈られました。優勝者は、YMCが今年10月11日および12日に開催するワールドテクニシャングランプリ(WTGP)に、台湾代表として参加することになります。

CONTEST EVENT

NTGPで2度目となる筆記試験を終えた後、
決勝進出者は6種類の主要試験(測定、技術的調査、分解、修理、検査および顧客サービス)に合格しなければなりません。
彼らはヤマハの作業標準書に沿って、プロにふさわしい知識と経験を有していることを証明しなければなりません。

  • 学科競技:試験会場で行われた2度目の筆記試験では、基本サービスに関する職業的知識が試されました。50分間のこの試験では、成績に基づき20名の決勝進出者が決定されました。
  • 測定競技:参加者は、FI診断ツールを用いた適切な診断と不具合箇所の特定を、90分以内に行わなければなりません。この試験は、決勝実技競技の合計得点の40%を占めます。
  • 顧客サービス競技:参加者は、受付や引渡しなど、優れた顧客サービスを提供するとともに、顧客の信頼や満足をヤマハが重視していることを伝えなければなりません。10分間のこの試験は、決勝実技競技の総得点の18%を占めます。
  • トラブルシューティング競技:参加者は80分以内に、不具合の特定と修理を行わなければなりません。この試験は、決勝実技競技全体の42%を占めます。

NTGP WINNER AND WTGP PARTICIPANTS

PROFILE

氏名: Huang Yu Ju
ディーラー: JIN-SHING MOTOR CO. LTD
ヤマハでの職務経験: 18年間

  • 同僚との一枚
  • ディーラーの写真
  • 趣味の写真
  • 家族との一枚
WTGPに挑戦しようと思った動機は?
私にとって、WTGPに参加できるのは大変光栄なことです。参加を決めた理由の一つは、世界各地の整備士から新たなスキルを学び取る機会として、この機会を活用したいと考えたからです。また、顧客満足を実現する方法についても、彼らを見習って学びたいと思っています。そうすれば、私の職業的なスキルを高められるだけでなく、台湾の顧客サービスも改善できることでしょう。
ナショナル大会で優勝するため、どんな努力を行いましたか?
私は長年にわたりオートバイ業界で働いてきました。仕事に必要な知識をYTAから吸収しましたし、台湾のお客様にご奉仕する方法を実地で学んでいます。最も特筆すべきなのは、NTGPに参加する間も、平常心と平静な態度を保てたということです。
顧客の期待を上回るため、あなたの店舗が行っている活動やサービスがあれば教えてください。
弊社の顧客サービスは季節によって異なります。弊社のチームメンバーと私は通常、お客様の期待に応えるため、オートバイ点検と助言サービス(いずれも無料)を常時提供しています。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
仕事の中で最も報われたと感じるのは、オートバイの不具合を私の職業スキルで解決し、お客様のご期待に応えられた時です。言い換えれば、お客様は私の優秀なスキルを信頼してくださり、身に余る賛辞を弊社に寄せてくださるのです。これこそが私が仕事中に感じる、最も幸福かつ貴重な瞬間です。
ヤマハのどんな所が好きですか(例:ヤマハ製品やスタッフなど)?
ヤマハのオートバイのデザインは本当に素晴らしいです。すなわちヤマハは、オートバイ市場において常に正しい判断を行っているのです。例えばCygnusやT-max、YZF、R1そしてR6は、顧客の年代を問わず、最高の人気を常に維持しています。したがって、これはヤマハの優れた実績であり、 私がヤマハで最も好きな部分でもあります。
今後、仕事でどんなことに挑戦したいですか? または、何に情熱を傾けますか?
もちろん顧客サービスをもっと向上させたいです。さらにお客様がオートバイブランドを決める際に、ヤマハを第一候補に選んでいただきたいです。
2016年WTGPに向けた意気込みを教えてください。
コンテストでは最善を尽くしてチャレンジしたいです。そして、台湾のヤマハと私の会社に栄誉をもたらしたいです。