National Technician Grand Prix Contest Report 2016

AUSTRALIA, NEW ZEALAND CONTEST REPORT 2016

  • COMPETITION OUTLINE

    Yamaha Motor Australia/New Zealandは2015年10月7日、第7回NTGPオセアニア大会を開催しました。

    ヤマハ整備士の精鋭たちが、YTAの訓練に参加して予備試験を受けました。その結果9名の整備士が、地元の州/国を代表する権利を勝ち取りました。

    NTGPオセアニア大会は3日間にわたり開催されました。

    • 1日目は、大会と プレゼンテーション・ディナー。
    • 2日目は、参加者向けレクリエーションと非公式ディナー。
    • 3日目は、参加者による終了式とお別れ会。

    私たちがこのイベントを開催したのは、ディーラーネットワークに勤務してヤマハの顧客に日々奉仕しているヤマハの整備士に対して、感謝の意を示すためです。ヤマハのネットワークにとってアフターサービスは非常に重要です。私たちは、すべての整備士の尽力に感謝しています。

  • COMPETITION CONTENTS

    2015年NTGPオセアニア大会の参加者:

    Roly Orr Wilder Motorcycles、ニューサウスウェールズ州(NSW)
    Lincoln Brien Readfords Motorcycle Centre、ニューサウスウェールズ州(NSW)
    Simon Stannard Bailey Motorcycles、ニュージーランド(NZ)
    Daniel Feck Hewitt Motorcycle、ニュージーランド(NZ)
    Sebastian van Dijk Mandurah Motorcycles、ウェスタンオーストラリア州(WA)
    Darren Stout SunCity Yamaha、クイーンズランド州(QLD)
    Bevan Holmes TeamMoto Yamaha Northside、クイーンズランド州(QLD)
    Matthew Shelton Bundaberg Outdoor Power、クイーンズランド州(QLD)
    Tim Dowbnia Peter Stevens Motorcycles、サウスオーストラリア州(SA)

CONTEST EVENT

大会は、50問から成る理論試験(1時間)と、9問から成る実技試験(各25分)で構成されます。
参加者への不公平をできる限り排除するため、ヤマハのさまざまな製品をテストの対象に含めるよう努めました。

テストにおける課題は、基本的なスキルと、過去2年にわたりYTAで実施した訓練を対象とするものです。
整備士の知識と能力を試せるよう設計されています。

今年は、私たちがこれまで実施した大会の中でも一番の接戦となりました。整備士たちは自らの能力を遺憾なく発揮しました。
各参加者にさまざまな課題を与えた後でも、順位を付けることは非常に困難でした!

  • 双方向的な理論試験
  • Grizzly 450の4WD性能の不具合
  • MT09TRAの不具合と、修理のアドバイス
  • YZF-R1のクラッチに関する課題
  • なかなか起動しないWR450F
  • YZ450Fのカム取り付けと点火時調整

NTGP WINNER AND WTGP PARTICIPANTS

PROFILE

氏名: Roly Orr
ディーラー: Wilder Motorcycles社、ニューサウスウェールズ州ヤング
ヤマハでの職務経験: 8年間

  • ニューサウスウェールズ州郊外Wilder Motorcycles社の仲間たち
  • YTAプログラムを熱心に支援するWilder Motorcycles社のオーナーDarrin WilderとTanya Wilder
  • フィリップアイランド・クラシックで、TR2に乗り集団の先頭を走るRoly(ヤマハ在籍中に、工場生産部品を購入したのだろうか?!)
  • 素晴らしい人物であるだけでなく、子どもを誇りに思う父親でもある
WTGPに挑戦しようと思った動機は?
長年にわたって、ヤマハのWTGPに挑戦したいと思っていました。
メカニックグランプリの創設以来、参加したいと思い続けていました。しかしWilder Motorcycles社でDarren氏の下で働くようになって、私はようやく大会の出場資格を得ることができました。
ナショナル大会で優勝するため、どんな努力を行いましたか?
ナショナル大会に初参加した時は次点に終わりました。その後、一般的な内容を学んで現行モデルに習熟するため、さらに努力するようにしました。
2度目に参加した時は大変さをあまり感じませんでした。ですから大会中に不安を感じることは少なかったです。
顧客の期待を上回るため、あなたの店舗が行っている活動やサービスがあれば教えてください。
私たちの店では、常に最新の訓練を積んで製品知識をアップデートすることにより、卓越したサービスを提供するよう努めています。
弊社のすべての整備士は、ヤマハの訓練に定期的に参加しています。ですから、顧客に良質なサービスを提供するために必要なスキルを維持できるのです。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
仕事にやりがいを感じるのは、難しい問題を発見し、診断を通じて完全に修理できた時です。時には馴染みのない問題に遭遇することもあり、そのような場合はとても大変ですが、忍耐強く取り組めば大抵は解決できます。
ヤマハのどんな所が好きですか(例:ヤマハ製品やスタッフなど)?
ヤマハ製品が全般的に優れているという点だけでなく、オーストラリアのサービスチームが優秀である点にも好感が持てます。
今後、仕事でどんなことに挑戦したいですか? または、何に情熱を傾けますか?
私は今57歳ですが、技術スキルを鈍らせないようにしたいです。オートバイ業界に携わって37年になりますが、私がこれまで獲得したスキルを、訓練生や同僚のスタッフに伝えられたら良いと思います。
2016年WTGPに向けた意気込みを教えてください。
2016年WTGPに参加できることは大変光栄です。日本に行けるだけでも、とても恵まれていると感じます。どのような結果であっても私にとっては素晴らしいご褒美です。参加できるだけで幸せだと思います。

OTHER PHOTOS

  • ヤマハ発動機の取締役兼常務執行役員である秀島氏を、私たちは大歓迎しました。秀島氏は大会の運営に強い関心を示し、全参加者と共にプレゼンテーション・ディナーに積極的に参加されました。秀島氏がわざわざ時間を割いて参加されたことやその親しみやすく気さくな人柄について、すべての参加者が賛辞を述べました。
  • 秀島氏とKevin Magee
  • 秀島氏とTim Dowbnia(次点)
  • 2日目: オフロードバギーLexus V8の運転を楽しむ
  • サーキットでWolverineを運転する前の参加者たち。この車の性能の高さに皆が舌を巻きました。優秀なヤマハ製品を宣伝する最高の方法は、スタッフや整備士に実際に体験してもらうことです!Revs your heart!
  • 新製品YXZ1000Rをスタッフや参加者に初めて内覧してもらいました。早くも興奮しているようです。