National Technician Grand Prix Contest Report 2016

JAPAN CONTEST REPORT 2016

  • COMPETITION OUTLINE

    ヤマハ発動機販売株式会社(YMSJ)では2年毎にヤマハテクニシャングランプリ日本大会を開催しており、2016年で第7回の開催となります。
    今年は過去最多となる107名がエントリーし、6月8日に全国6エリアで予選会(学科競技)を実施しました。
    各エリアから勝ち上がった選抜16名が7月20日に開催する日本大会に進出。日本大会では実技競技と接客競技を実施し、見事2016年日本大会で優勝を勝ち取り日本代表に選ばれたのは、YSP川崎中央(神奈川県)の鮫島 遼平さんです(URL: http://www.ysp-top.co.jp/)。

    上位3名の入賞者(左から)
    江藤 政弘さん(2位) YSP船橋(URL: http://infinisports.co.jp/
    鮫島 遼平さん(1位) YSP川崎中央(URL: http://www.ysp-top.co.jp/
    千葉 達士さん(3位) YSP弘前(URL: http://www.ysphiro.com/

CONTEST EVENT

予選会は全国6エリア(北海道、東北、関東、中部、西日本、九州)で学科競技を実施しました。
日本大会はYMC GYTAセンターで開催。実技競技と接客競技を実施し、
予選での学科競技点数を合わせた3競技の合計点数で日本代表を決定しました。

  • 学科競技:エンジン、シャシ、電装、商品、法令、CS、レース関連からの出題で構成。
  • 実技競技:YDTを使用した故障探究及び故障修理、日常点検という技術面と、車両や整備に対する姿勢といったCS面から構成。
  • 接客競技:ヤマハ社員扮するお客様役に対し、定期点検入庫の受付と、純正部品の役割及び重要性を訴求するという内容で構成。
  • 実技競技では導入間もないYDT.Ver3を使用。いかにYDTを使いこなせるかが、実技での大きなポイントとなった。

NTGP WINNER AND WTGP PARTICIPANTS

PROFILE

氏名: 鮫島 遼平
ディーラー: YSP川崎中央
ヤマハでの職務経験: 8年間

  • 職場の仲間
  • 趣味
  • YSP川崎中央
WTGPに挑戦しようと思った動機は?
個人的な想いは、優勝を勝ち取ること。また、所属する販売店である『YSP川崎中央』の名と共に日本代表としての参加となるため、日本人整備士の知識とスキルの高さを全世界にアピールしたいと思っています。
ナショナル大会で優勝するため、どんな努力を行いましたか?
YTAや日々の業務を通じ習得した知識やスキルを、今一度、基礎から見直しました。また、一人一人のお客さまとのより良い関係づくり(One to One Service)の理念も常に意識するように心掛けていました。なお、店舗での実務形態と大きく異なる環境となるNTGPでも100%の実力で取り組めるよう、普段から120%の力が発揮できるよう努めていました。
顧客の期待を上回るため、あなたの店舗が行っている活動やサービスがあれば教えてください。
車両知識や整備スキルに限らず、さまざまな事に対し探究心を持ち続けるように強く意識しています。知りたいと思う気持ちが糧となり自身が成長していると感じています。また、会社の指針である『正直にうそをつかない』ことも忠実に実践しています。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
お客様の車両をメンテナンスする対価としてお金を頂戴していますが、お客様に楽しい仕事をさせてもらっているという感覚が強いです。知識やスキルを習得することでプロの意識が芽生え、高めた技術をお客様の愛車へと還元することで喜んでもらえる。この連鎖がもっと努力しようという想いになり、やりがいにもつながっています。
ヤマハのどんな所が好きですか(例:ヤマハ製品やスタッフなど)?
運転免許取得後、初めて購入したオートバイがヤマハでした。正直、なんとなくヤマハの車両を選んだ1人のユーザーにすぎなかったのですが、今ではヤマハの整備士としてヤマハ製品を取り扱う立場になりました。ヤマハ製品とは数え切れない程の思い出があり、今では人生を共に歩むパートナーとなっています。
今後、仕事でどんなことに挑戦したいですか? または、何に情熱を傾けますか?
現在在籍している販売店のオーナーや同僚に支えられながら成長し、現在があると考えています。WTGPへ出場し優秀な成績を収め、お店の知名度や信頼度を向上させるのも挑戦のひとつですが、何よりお世話になった方々への感謝と尊敬の気持ちを忘れずに日々の業務に取り組みたいです。
2016年WTGPに向けた意気込みを教えてください。
一度切りのチャンスであり、自分の実力を試す絶好の機会ですのでプレッシャーを楽しむぐらいの気持ちで大会に臨みたいと思います。