National Technician Grand Prix Contest Report 2016

CANADA CONTEST REPORT 2016

  • COMPETITION OUTLINE

    この大会は、YMCAが、ヤマハサービスの理念、「One to One Service~一人一人のお客様とのより良い関係作り~」の下に、グローバルサービス教育計画の一環として行っています。ゴールは、ヤマハの整備士としてのスキルの向上によりお客様満足を高め、世界のヤマハグループの一員であるという強い意識を作り上げることです。この大会は、YTAで学んだ専門知識や商品知識を整備士の皆さんが認識し、そして報いるために創られました。カナダTGPの優勝者は、WTGP2016に参加するための出場権が与えられます。

    加えて、私たちは、お客様サービスをより高いレベルで提供するサービスマネージャーやアドバイザーにも参加していただくためにも、より大会を拡大していきます。

CONTEST EVENT

カナダTGPは3つのステージで開催されました。

  • ステージ1:カナダのオンライントレーニングシステムを用いて、参加者は、1時間で50問の質問に答えます。70%以上の得点を獲得した参加者がステージ2に進むことができます。
  • ステージ1:オンライントレーニングシステム画面
  • ステージ2:ステージ2は、YDT ver.3を用いた競技を行いました。参加者は、バイクにYDTを接続し、与えられる質問に答えます。

最終ステージ

最終ステージは、YMCAの本社のあるトロントで開催されました。10人のファイナリストがカナダTGPの優勝を賭けて競い合いました。
最終ステージは6月14日、15日の2日間行われました。最終ステージの勝者は、競技の総合得点によって決められます。

その競技は大きく、(1)ヤマハの歴史や、二輪の知識、ヤマハ製品と市場の状況などを問う筆記試験、
(2)YDTとPCの操作を含む、実技試験、(3)計測試験、(4)お客様対応競技の4つの分野に分けられて実施されました。

  • 回路結線
  • ホイール組立
  • YZF-R1の始動不良
  • MC 納車説明
  • YDT試験
  • 計測競技

NTGP WINNER AND WTGP PARTICIPANTS

PROFILE

氏名: Luke Pakkala
ディーラー: Oakville Yamaha
ヤマハでの職務経験: 10年間

  • 仲間との一枚
  • 所属販売店
  • アイスホッケーが趣味
  • 奥さんとの一枚
WTGPに挑戦しようと思った動機は?
YMCAのカナダサービスチーム、職場の仲間、そして家族の応援があったことです。長い間、多くの素晴らしい指導者に恵まれ、応援をいただいたことで、継続的に自身のスキルの改善と向上のための努力を行ってきました。カナダの代表としてWTGPに挑みます。
ナショナル大会で優勝するため、どんな努力を行いましたか?
NTGPの最終戦に向けて、私は基本に立ち返り、落ち着いて大会に望みました。あせらず、一度大きく深呼吸を行い、心を落ち着かせました。大会中どんなことが起きようと、すべてのことが新しいこととして捉えることにしました。
顧客の期待を上回るため、あなたの店舗が行っている活動やサービスがあれば教えてください。
修理やメンテナンスの内容については、それぞれのお客様に丁寧に説明するように心掛けています。お客様は、時には大きいことから小さいことまで知りたいと思います。お客様に対して、必要な情報を的確に説明することこそ、私たちのサービス力で満足度向上を果たすことなのです。
仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?
どんな状況でもお客様の期待を超えること。時間の制約や難しい状況でもそれをこなすこと。私は、お客様からバイクを購入後の長いバイクライフのお話を聞けることが大好きです。
ヤマハのどんな所が好きですか(例:ヤマハ製品やスタッフなど)?
ヤマハの製品を扱うすべてのお客様の声をビジネスのすべてに拾い上げようとする活動です。毎日製品と共に働いている人々、そしてお客様と向き合っている人々は、計り知れないほどの知見があります。本社からの訪問者が販売店のスタッフに対して声をかける質問は絶え間ない改善と学びを得るための深い関わりを示しているのです。
今後、仕事でどんなことに挑戦したいですか? または、何に情熱を傾けますか?
私は、教育やビジネスのスキルを改善していきたいと思っています。新人や販売店の人に対して目を向け、教育に注力していきたいです。彼らのスキルを向上することだけではなく、それを通して彼らの未来を切り開くことこそ私の永遠の目標です。
2016年WTGPに向けた意気込みを教えてください。
楽しむことを忘れずに。大会は緊張する場ですが、この経験は、我々の整備士としてのキャリアの中に、強固なスキルの一部として残されるでしょう。