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Yamaha Motor Revs Your Heart

移住で手に入れた自由闊達な環境での理想的なワークライフバランス 移住で手に入れた自由闊達な環境での理想的なワークライフバランス
ヤマハ発動機では2022年度の転職者の約半数が静岡県外からの移住者で、関東圏を中心に関西や中部などから家族と共に転居した人が多数活躍しています。

そこで今回は静岡県外から移住してキャリア入社されたグローバル人事部の寺谷俊宏さん、PF車両ユニット電子技術統括部の南平紘一さん、海外市場開拓事業部の加藤寛隆さんの3人に話をお聞きしました。

静岡県外からの移住者は67人!

静岡県外からの移住者が多く活躍するヤマハ発動機

静岡県外からの移住者が
多く活躍するヤマハ発動機

出身地

静岡県 12人 神奈川県 8人
海外 8人 愛知県 6人
兵庫県 4人 埼玉県 3人
奈良県 3人 石川県 2人
岐阜県 2人 滋賀県 2人
大阪府 2人 広島県 2人
宮城県 1人 山形県 1人
茨城県 1人 東京都 1人
新潟県 1人 長野県 1人
三重県 1人 京都府 1人
和歌山県 1人 高知県 1人
宮崎県 1人 鹿児島県 1人
熊本県 1人

転職前に住んでいた場所

愛知県 14人 東京都 11人
埼玉県 5人 神奈川県 5人
栃木県 4人 広島県 4人
大阪府 3人 海外 2人
滋賀県 2人 千葉県 2人
新潟県 2人 長野県 2人
奈良県 2人 北海道 1人
宮城県 1人 福島県 1人
茨城県 1人 群馬県 1人
三重県 1人 京都府 1人
兵庫県 1人 和歌山県 1人

移住を伴う転職はハードルが高くなりがちですが。ヤマハ発動機では、その自由闊達な環境もプラスされ、多くの人が自分らしいワークライフバランスをかなえ、活躍しています。

Profile
寺谷 俊宏
グローバル人事部
ストラテジーグループ
寺谷 俊宏さん
2021年入社。神奈川県から転居。日系大手コンサルティングファームのシニアマネージャーを経て入社。現職では主に、グローバルタレントマネジメントの企画、国内タレントマネジメントプラットフォームの整備に取り組んでいる。
南平 紘一
PF車両ユニット電子技術統括部
システム開発部 設計2グループ
南平 紘一さん
2021年入社。神奈川県から転居。自動車部品メーカーにて電動パワーステアリング向けの制御と信号処理の先行開発に取り組んできた。現職では電動二輪車の電気電子システムの要求分析と要件定義や制御のモデルベース開発に関わっている。
加藤 寛隆
海外市場開拓事業部
アフリカ開拓西部・中部グループ
加藤 寛隆さん
2021年入社。海外から転居。公務員として経済協定の交渉、ODAプロジェクトの企画・実行、広報など幅広い業務に携わってきた。その間、フランス、アフリカに駐在も経験。現在はアフリカ諸国におけるヤマハ発動機製品の市場開拓及び営業業務を行なっている。
※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。
Uターン、Iターン。
それぞれの状況で自己実現できる仕事を求めて

── 現在担当する業務について教えてください。

寺谷さん(以下、寺谷) グローバル人事部に所属し、関係会社も含めたグローバルの従業員のタレントマネジメントに携わっています。直近では主に、国内本社の従業員を対象にしたタレントマネジメントのためのシステム構築を担当しています。

南平さん(以下、南平) 電動バイクの上流設計に携わっており、社内要求に対する提言や実現手段のコンセプトの検討が主な仕事です。他には国際標準化機構(ISO)の機能安全の業務に関わっています。

加藤さん(以下、加藤) 私は西アフリカ地域でのマーケティングを主に担当しています。現地にある代理店の担当者と一緒に、どういう施策をとれば製品がもっと売れるのかを考え、実行していく仕事です。

寺谷 俊宏

── 皆さん2021年に入社されたということですが、転職にあたっての志望動機、転居することを決めた経緯を教えていただけますか。

寺谷 前職は東京のコンサルティングファームに勤務していて、土曜・日曜日が仕事になることも多く、子育てはほぼ妻に任せっきりの状態でした。2人目の子どもが生まれてからはさらに大変になって妻が疲弊していたので、浜松に住む妻の両親の近くに転居して働けないかと探したことが大きな動機です。もう1つの動機としては、コンサルタントとして10年ほど各企業の人事部門の方々と一緒に仕事をしてきたなかで、自身も事業会社で自社のための人事戦略の企画、実行までをやりきることに興味が出てきたこともありました。

南平 私は前職では、電動パワーステアリングという1つの商品開発に携わっていました。そこで取り組んでいた制御技術に成熟が見られてきたことから、新たな分野にも挑戦したいという思いが湧いていました。ヤマハ発動機はバイクだけではなく、ボートなども扱っているので、これまでの技術やキャリアを応用できる幅が広く、長く働けるのではないかと。また、以前はBtoB(企業向け)で消費者の反応を直接得ることができませんでしたが、BtoCの場合はお客さまの声がダイレクトに届きます。それは開発の方向性を決める指針にもなりますし、やりがいにもつながるのではないかと感じました。転居に関しては、コロナ禍の真っただ中だったこともあって、人が多過ぎる首都圏以外に住めたらという思いもありました。神奈川県から遠過ぎると妻の反対がありそうだったので(笑)、静岡県ならと決めました。叔父が浜松に住んでいますが、ほぼ初めての土地でした。

加藤 寛隆

加藤 私は当時、国家公務員としてフランスに赴任していましたが、その前はアフリカに駐在しており、政府開発援助(ODA)を中心に途上国の開発協力に携わっていました。この分野では近年、企業をはじめとした民間の投資・ビジネスにスポットライトが当たり始めており、実際に現場で先頭に立って活動する民間企業へ転職を希望するようになりました。そこで、アフリカにかかわる仕事ができる企業という理由でヤマハ発動機を志望しました。駐在も5年目に差し掛かっていましたが、東京に戻った後の国家公務員としての働き方はプライベートを犠牲にせざる得ない可能性が高いこともあり、もう少しワークライフバランスを重視した働き方がしたいと考えたことも大きな理由です。私も妻も浜松に縁はありませんでしたし、旅行でも来たことがありませんでした。

転居したことでワークライフバランスが大きく変化
寺谷 俊宏

── 転居に伴い、不安だった点や苦労した点はありますか。

寺谷 妻の実家があるので、こんなところかなというのはイメージができていたので、生活面での不安はあまりありませんでした。唯一、幼稚園生の長男が人見知りであるため、なじめるかなというのが心配でした。案の定、最初の1カ月くらいは幼稚園に行くのを嫌がったりしていましたが、子育て中の30代、40代の世帯が自宅のまわりに多く、「一緒に遊ぼう」と誘ってくれたりするうちにだんだん打ち解けられて、今は楽しそうに通っています。

南平 地方への移住となると車での移動を軸にした生活になることが少し不安でした。それまでも車は持っていましたが、移動の大半は電車だったので。でも、蓋をあけてみれば、車でどこにでも行けるという点で、より自由度が高まったという気がしています。

加藤 私もここに来るまで日本で住んだことがあるのが、大阪と東京だけだったので、浜松がどれくらい田舎なのかもよく分からない感じで。どちらかというと都会で遊ぶのが好きだったので、やることがみつかるかなという不安はありました。でも、実際に住んでみて、楽しみ方は生活環境によって変わっていくなと実感しました(笑)。車でちょっと行けば山があり、海があり。少しずつですが、アウトドア志向にシフトしてきて、そんなに心配することではなかったです。海外からの転居だったので、家探しの不安もありました。でもそれも、会社から借り上げ社宅の情報サイトや不動産会社を紹介してもらい、内見もオンラインでできたので、問題なく決めることができました。

南平 紘一

寺谷 私も借り上げ社宅を探しましたが、加藤さんと同じように会社から紹介してもらった不動産会社とのやりとりでスムーズに決まりましたね。

南平 会社以外のサポートでは浜松市では首都圏からの移住者への補助金制度などもあるので、そういうものを積極的に利用するといいかなと思います。

── 転居前と転居後で大きく変化したと感じることは何ですか?

寺谷 転居してから改めて思ったのが、街の中に大きな公園がいくつもあり、遊具も充実していて子育ての環境としてはとてもいいところだなということです。子育て世代が多いところに引っ越したので、子育てのことが話せる友達もできました。妻の両親が近くにいるので、何かあったら駆け付けてサポートしてくれますし、妻の子育ての負担が劇的に変わったと思います。私自身も以前はまったく関われてなかったのですが、きちんと子どもと向き合う時間がとれるようになりました。実は、渓流釣りが趣味なんですが、以前は渋滞のなか4時間くらいかけて行っていたのが、今は車で30分も走ればキレイな渓流に行けるのもうれしいですね。

加藤 寛隆

南平 こちらに来てまず感じたのが、空が広いなということ。高いビルがあまりない上に、晴天の日が多いので、気持ち的に開放的になれるのがいいですね。こちらに転居してから子どもが生まれてまだ小さいのですが、寺谷さんの言うように外で遊ぶようになったときには環境がすごくいいだろうなと感じています。

加藤 転職してプライベートにさける時間が増えたこと、会社としても効率化を意識しているので、ワークライフバランスが劇的に変わりました。海釣り公園に行ったり、山に行って森林の中をトレッキングしたり、アウトドアを楽しんでいます。一方で、買い物に少し苦労するかなというイメージがありましたが、近所に大きなショッピングセンターがあるので、まったく困ることはないですね。

「自由闊達」なチャレンジする人を応援する風土の中で力を発揮
南平 紘一

── キャリア入社の皆さんから見たヤマハ発動機の印象とそこで働くことの魅力を教えてください。

寺谷 モビリティの業界は今、激動の時代にあり、かなり大きな変革期にあります。私のようにコンサル業界や他業種から来る人にとって、非常にチャレンジングで面白いのではないかと。いろいろ物事を企画して進めていくことが楽しいとか、自立して実行できる人が活躍できる会社であり、そういう人を応援する自由闊達な組織の風土があります。ぜひ一緒に挑戦する仲間が増えたらいいですね。

南平 転職後の第一印象は、若い人がすごくいきいきとしていて元気だなということ。自分たちで物事を決められる裁量が大きく、他社にない魅力の1つです。また、ヤマハ発動機のモノ創りの根幹には、「人機官能」という思想があります。技術だけでなく、感覚も大事にしていて、今の仕事はまさしくそのコラボレーションが大事。まだ確立している分野ではないので、試行錯誤しながら技術で表現していくことが楽しく、それがまた次のスタンダードになっていくという点にすごくやりがいを感じています。そこに最初から携われるのがヤマハ発動機でしか経験できないところだと思います。

加藤 もし転居がハードルになっている方がいたとしたら、「楽しいところです」とまず伝えたいですね。ワークライフバランスを考えている人には特にいい環境だと思います。会社の雰囲気はまさに自由闊達。社員はみんなヤマハ発動機が好きで、楽しみながら働いているという印象です。私生活でも仕事でももっと楽しみたいという方にはおすすめしたい環境です。

編 集 部 よ り

生活環境を変えることは誰しも不安があるもの。それが一時的な転勤ではなく移住となればなおさらです。そんなときに頼りになるのが経験者の声。たくさんのロールモデルがあるヤマハ発動機なら、自分らしい形で理想のワークライフバランスを構築していけそうです。

※本インタビュー記事は「日経転職版 」より転載