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レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

初の「鈴鹿4耐」でインドネシアチームが大活躍!
Yamaha Racing Indonesia Aが優勝、Yamaha Racing Indonesia Bが2位を獲得

2014年7月28日

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「YZF-R6」で参戦するヤマハチームが表彰台を独占

 2014鈴鹿・近畿選手権シリーズ第4戦 鈴鹿サンデーロードレース 4時間耐久ロードレースの決勝が、7月26日(土)に行われました。これにヤマハ発動機株式会社のインドネシアのグループ会社PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が運営する#24「Yamaha Racing Indonesia A」と#56「Yamaha Racing Indonesia B」が「YZF-R6」で参戦。4時間に渡り、終始安定したペースで走行した#24が、ST600での鈴鹿4耐となって初めてヤマハに優勝をもたらすとともに、#56もこれに続き、インドネシアチームで1-2フィニッシュを達成しました。

 午前9時、ル・マン式スタートから始まったレースは、25日(金)に行われた公式予選でコースレコードを更新したポールシッターの#56スダルモノ選手が出遅れ、代わって予選4番手#24のイマニュエル・プトラ・プラトナ選手がホールショットを奪取。しかし、オープニングラップで順位は入れ替わり、イマニュエル選手が2番手、スダルモノ選手は6番手。一方、マレーシアのグループ会社、Hong Leong Yamaha Motor Sdn.Bhd.(HLYM)が運営する#50「PETRONAS Hong Leong Yamaha Malaysia」の第1ライダーを務めたアフマド・アフィフ・アムラン選手は、2周目の第2コーナーで転倒、これによりリタイアとなってしまいました。

 #24のイマニュエル選手、茨木繁選手は終始安定した走りを披露。序盤は#56とともに表彰台圏内を走行し、レースの約半分となる49周目にはトップに立ちますが、59 周目には同じくYZF-R6を駆る#75に先行を許してしまいます。その後も、上位をキープすると90周を迎える頃には#75とプラトナ選手が接近戦を展開。しかし93周目あたりから#75が独走体制を築き勝負は決したかと思われましたが、残り5分で#75がバックマーカーと接触して転倒。これでプラトナ選手がトップに立つと、そのままチェッカーを受け、優勝を獲得しました。
 #56は、スタートで遅れたスダルモノ選手が、持ち前のスピードですぐに上位陣に迫り8周目にはトップに浮上。その後、#27に先行を許し2番手となると、そのまま1回目のピットインを迎えます。ところが、スダルモノ選手がピットロードで転倒、さらにスピード違反もあり19番手まで順位を下げてしまいました。しかし、シギット、スダルモノ両選手は、諦めることなく懸命に挽回を試み、レース中盤に10番手、77周目には3番手まで順位を上げ、上位2チームを追います。そして#75の転倒により2番手に浮上すると、#24に続き2位でチェッカーを受けました。

 これにより、「Yamaha Racing Indonesia A・B」が1-2フィニッシュを決めるとともに、3位にもYZF-R6を駆る#124が入り、ヤマハチームが表彰台を独占。また、混走となったST600R(リバイバル)クラスでもヤマハが表彰台を独占しました。

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ホールショットを奪う#24プラトナ選手

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転倒のロスを取り戻す#56スダルモノ選手

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安定した走行を披露した#56シギット選手

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#24 Yamaha Racing Indonesia A

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#56 Yamaha Racing Indonesia B

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#50 PETRONAS Hong Leong Yamaha Malaysia

Yamaha Racing Indonesia A #24

イマニュエル・プトラ・プラトナ選手談

「スーパーエキサイティング! チームと協力してくれたすべてのスポンサーに心から感謝します。レース序盤は攻めすぎて、”このままでは4時間もたない”とペース配分を考えました。最後の数周は水分不足でフラフラでしたが、責任もあったし、ベストを尽くしました。今回はパートナーがケガをしましたが、急遽代役を引き受けてくれた茨木さんのおかげで勝つことができました。心から感謝しています」

茨木繁選手談

「10日前にお声がけいただき、自分としては準備不足もあったんですが、チーム体制がしっかりしていたことやスポンサーの協力、また友人が体のケアをしてくれたこともあって、45歳の普通のサラリーマンが表彰台に立つことができました。チームメイトが頑張ってくれたおかげ。感謝しています!」

Yamaha Racing Indonesia B #56

スダルモノ選手談

「すごくうれしい。チームやスポンサーの協力のおかげでいい結果を残すことができました。ピットロードでは、速度リミッターのスイッチを入れているつもりでアクセルを開けたら加速してしまい、あわててブレーキをかけて転倒してしまいました。”もうダメだ”と思ったけど、ペアのハルジョノが頑張ってくれて、表彰台に立つことができました。感謝しています」

シギット・プルノ・ハルジョノ選手談

「スダルモノが転んだ後は、まさか表彰台に立てるなんて思いもしませんでした。さらにピットストップのペナルティもあったから、正直言って気持ちは落ち込みました。でも少しずつ気持ちを持ち直し、少しずつペースアップしていきました。2人で力を合わせて2位を獲得でき、とてもうれしく思うし、ヤマハやスポンサーの協力に”ありがとう”と言いたいです」

PETRONAS Hong Leong Yamaha Malaysia #50

アフマド・アフィフ・アムラン選手

「決勝は自分のミスによる転倒です。タイヤが十分に温まっていなかったのかもしれません。脳震盪を起こしてしまい、転倒直後は何が起こったか覚えていませんが、本当に申し訳なく思います。今回は決勝までにあまり走り込めなかったのが残念ですが、多くのハイレベルなライダーと一緒に走ることができ、いい経験になったし、精神的な強さも身につけられたと思います。ぜひまた挑戦したいですね」

佐取克樹選手

「完走を目指していただけに、リタイアは残念ですが、チームメイトのアフィフの体が大丈夫だったのでよかったです。事前テストも含め3回しか満足には走れませんでしたが、ふだん250ccマシンでレースしている自分にとって、YZF-R6での走行はいい経験になりました。まったく別モノなので難しさもあり、こういう機会をバネに、どんなマシンでも勝てるライダーになりたいと思います」

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