ボーティングを 「身近」 にするエントリーモデル 「FR-20」 を発売
2014年10月3日発表
ヤマハ発動機株式会社は、ボートのエントリー層が多目的に楽しむことができることをテーマに開発した「FR-20」を、2014年11月14日より発売します。
「FR-20」は、エントリーモデルとして対面式にアレンジできる5人分のシートや、当社20フィートクラスとしては唯一となる個室トイレルーム(マリントイレはオプション)を装備。停泊中のデッキ上における楽しいひとときを演出し、ショートクルージングを楽しむことができます。デザイン面では、当社のFRシリーズで好評の「ネオクラシック」なデザインを踏襲し、風を防ぐハードトップを採用。また、エントリーモデルにふさわしい価格設定も特長のひとつとなっています。
エンジンには、環境対応や燃費性能に優れた4ストローク船外機「F90B」を採用しました。
名称 | 発売日 | メーカー希望小売価格例 | 販売計画 |
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FR-20 | 2014年11月14日 | 3,918,350円 (消費税抜き) (本体 3,700,000円+法定安全備品他価格 218,350円) |
30隻 (年間/国内) |
法定安全備品類他の価格には、エンジン関係諸費用・法定安全備品類・進水諸経費などを含み、オプション・検査登録関係諸費用などは含まれておりません。
開発背景
大型艇を中心とするボートの販売実績が堅調に推移、また会員制マリンクラブ「Sea-Style(シースタイル)」の会員数の増加など、国内マリン事業の環境は良好に推移しています。
こうした背景の中、「FR-20」は、釣りやウェイクボード、クルージングなど明確な目的を定めず、ボート免許取得後、「とにかくボートで海を楽しみたい」というエントリー層にお奨めできるマルチパーパス(多目的)ボートとして開発しました。
開発に当たっては、既存モデルのハル(船体)を用いて、スライド式サイドウインドーや、ルーフ上のハンドレールなど、機能性に配慮したパーツを導入しつつ、エントリーモデルにふさわしい価格設定を実現しています。また、FRシリーズを踏襲したザインのハードトップや、使いやすいデッキレイアウト、シートアレンジを採用することで、ニューモデルとしての存在感を打ち出しています。
主な特長
「ボート遊び」を快適にする機能を随所に搭載
ドライバーズシートを含め、5人分のシートを装備。対面式にアレンジすることができ、停泊しながらデッキ上で団らんが楽しめます。
当社のラインナップ中、20フィートクラスとしては唯一となる「個室トイレルーム」(マリントイレはオプション)を装備しています。
ルーフレール、バウレールを標準装備。サイドデッキの移動、バウデッキでの作業などに機能を発揮します。
コックピットの右舷側にスライド式サイドウインドーを標準装備したほか、左舷側のスライド式サイドウインドー、および天井部のエアインテーク(ルーフハッチ)をオプション設定とし、快適性を高めています。
コックピットには木目調のパネルを採用し、GPS魚探を配置できます。
広いアフトデッキでボートフィッシングも楽しむことができます。
好評のFRシリーズのデザインを踏襲
FR-32やFR-23の流れを汲む「ネオクラシック」なデザインのハードトップを採用し、存在感を高めています。
【側面図、キャビンレイアウト図】 ※オプション装備品を含む
主要諸元
仕様 | FR-20 |
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全長 | 6.03 m |
全幅 | 2.27 m |
全深さ | 1.29 m |
完成質量 | 1,066 kg |
定員 | 6 名 |
搭載エンジン | F90BETX |
最大保証馬力 | 66.2 kW (90ps) |
燃料タンク容量 | 70 L |
航行区域 | 限定沿海 |