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2014年度グッドデザイン賞 4製品1プロジェクトが受賞 「ベスト100」に2製品、うち「JWスウィング」は大賞候補

2014年10月1日発表

 ヤマハ発動機株式会社の4製品と1プロジェクトが、このたび公益財団法人日本デザイン振興会が主催する2014年度グッドデザイン賞を受賞し、そのうち電動アシスト車いす「JWスウィング」およびモーターサイクル「MT-07」が「グッドデザイン・ベスト100」に選出、さらに「JWスウィング」は、最も優れたデザイン作品に与えられる「グッドデザイン大賞」の候補に選出されました。
 なお、大賞の決定は、11月4日に開催されるグッドデザイン賞表彰式において、グッドデザイン賞審査委員およびグッドデザイン賞の受賞者、受賞展「グッドデザインエキシビション2014(G展)」来場者の投票により行われます。

 そのほか、フロント2輪シティコミューター「TRICITY(トリシティ) MW125」、産業用無人ヘリコプター「FAZER」、造船技術支援「モーリタニア人によるメイド・イン・モーリタニアの漁船を造るための製造技術移転プロジェクト」も、本年度のグッドデザイン賞を受賞しました。

 これらの受賞製品は10月31日(金)から11月4日(火)まで東京ミッドタウンで開催されるグッドデザイン賞受賞展「グッドデザインエキシビション2014(G展)」にて紹介される予定です。



ベスト100選定の当社製品と審査委員の評価

グッドデザイン大賞候補:電動アシスト車いす「JWスウィング」

電動アシスト自転車での実績を活かした、アシスト車イスである。室内はそうでもないが、一歩外に出れば、道は傾斜だらけであることに気付く。そんな現状をスマートに克服する。インホイールモーターゆえに折り畳みも可能。また自分の好みのイスに取り付けることもできる。左右の腕力の違いを左右のアシスト率の調整でバランスできる。完全な電動とは違い、自らの力で移動する元気を、アシストする道具である。

モーターサイクル 「MT-07」

市街地走行やツーリングでの扱いやすさを目指すべく、車体を179kgと軽くスリムに仕上げながら、存在感あふれるタンク、タンクとステップをつなぐアルミプレート、軽快なシートまわり、ショートタイプのマフラーなどにより、モダンでクオリティの高いスタイリングを実現。次世代のスタンダードを創造しようという明確な意志が伝わってくる。エンジンも2気筒700ccとすることで、扱いやすさと味わいを高次元で両立しており、モーターサイクル本来の操る楽しさ、所有する喜びが得られる車種に仕上がっている。

その他、同賞受賞の当社製品とプロジェクト

フロント2輪シティコミューター「TRICITY MW125」

「TRICITY MW125」は、LMW(Leaning Multi Wheel)搭載モデルの第1弾として開発した、フロント2輪構造を特徴とする新しい125㏄シティコミューターです。旋回時にフロント2輪が車体と同調して傾く当社独自のLMW機構を採用、それぞれ独立したサスペンションとリンク機構を持ち、最適化された前後重量バランスとあいまって快適な乗り心地と新しい楽しさを提供します。乗り降りしやすいフラットなフットボード、大容量のシート下スペースなど、シティコミューターとしての高い利便性を備えているほか、外観はフロント2輪の特徴を活かし、個性的でかつ親しみやすいデザインとしています。

産業用無人ヘリコプター「FAZER」

FAZERは、主に農業の分野で活躍する小型の無人ヘリコプターです。農業従事者の減少や高齢化に向けた取り組みなど、さまざまな課題の解消に向け、機械化・近代化というアプローチでこれからの農業を力強く支えます。環境にも配慮し、人にも優しいFAZERは高い信頼性と性能で農業を新たな時代へリードします。

造船技術支援「モーリタニア人によるメイド・イン・モーリタニアの漁船を造るための製造技術移転プロジェクト」

モーリタニア政府系企業からの要請を受けて行った、漁船製造に関する技術支援プロジェクトです。工場サイズ・レイアウト・製造に必要な設備や工具の提案、量産のために一番重要な「型」の提供、また日本でのモーリタニア人研修生受け入れや、現地での製造技術指導などを行いました。2014年4月に完成・進水した第1号艇の漁船は、全長14mでトイレや睡眠スペースを完備、タコ漁をはじめとしたさまざまな漁業に使われます。今後は、月産2隻のペースで建造が進む予定で、同国の雇用創出、漁業振興につながることが期待されています。


※グッドデザイン賞:1957 年に創設されたグッドデザイン商品選定制度を発端とする、日本で唯一の総合的なデザイン評価・推奨の運動です。これまで55 年以上にわたって、デザインを通じて日本の産業や生活文化を向上させる運動として展開され、のべ受賞件数は39,000 件以上にのぼります。今日では国内外の多くの企業や団体などが参加する世界的なデザイン賞です。グッドデザイン賞受賞のシンボルである「G マーク」は、すぐれたデザインを示すシンボルマークとして広く親しまれています。

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