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女性をメインターゲットとしたスポーティカジュアルの新製品 電動アシスト自転車「PAS VIENTA」 業界初、残りアシスト走行可能距離も表示できる"液晶マルチファンクションメーター"採用

2011年8月24日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、走る楽しさや利便性を提案するスポーティカジュアルモデルとして電動アシスト自転車「PAS VIENTA(パス ヴィエンタ)」を2011年9月15日より発売します。モデル名はスペイン語「風(Viento)」を元にした造語で、風を切って爽快に走る意味を込めてネーミングしました。

 「PAS VIENTA」は、女性ユーザーでも最適な乗車姿勢をとりやすく、乗り降りしやすいフレームやハンドルの形状、角度にこだわり、使いやすさも向上しています。またポップでカラフルなカラーリングや大きなグラフィックを採用するなど、スタイリッシュな外観に仕上げました。
 さらに選択しているギアと走行速度に合わせて発進時から加速、巡行時、全域で最適なアシスト力の設定を可能にする当社独自の機構「S.P.E.C.8(スペックエイト/Shift Position Electric Control × 内装8段変速)」を採用。アシスト性能も新たに作り込み、スポーティで軽快な走行性能を実現しました。
 加えて新開発した "液晶マルチファンクションメーター"を採用。業界初※1となるバッテリー残量と選択している走行モードから、アシスト走行が可能な残りの距離※2を表示したり、走行スピードや消費カロリー※2、平均速度、積算走行距離、アシストレベル、バッテリー残量などの情報も一目で分かる新機能により、安心で便利なだけでなく、使う楽しみの幅を広げます。またサイクル寿命※3を従来比約2倍※4に伸ばした6.0Ahの"長生きバッテリー"の採用や業界最長※1の製品保証期間の設定など、より安心して使用できるモデルとしました。

 なお当社では、本製品を通じ電動アシスト自転車の新規需要拡大と、PASならではの走る楽しさをいっそう訴求していきます。


※ 1:2011年8月現在ヤマハ調べ
※ 2:残りアシスト走行可能距離、消費カロリーなどの数値は、当社独自の算定方法による目安になります
※ 3:バッテリーの出力できる容量が新品の約半分まで低下した状態をバッテリー交換時期の目安としていますが、新品からその状態に至るまでのサイクル数をサイクル寿命と呼びます。1サイクルは、当社の電池寿命試験条件(新品バッテリー、環境温度25℃)で、満充電からアシスト停止まで標準パターンで放電した後、専用充電器で満充電まで充電を行うことです。なお、サイクル数の数値は目安であり、実際の使用では走行条件、使用環境および保管方法などによって異なります
※ 4:2010年発売モデル(PAS リチウムT除く)搭載バッテリー比



製品写真

「PAS VIENTA」


名称

「PAS VIENTA」

発売日

2011年9月15日

カラーリング

ブリーズブルー、クローバーグリーン、
ペスカピンク、クリスタルホワイト

販売計画

4,500台(スポーティシリーズ合計、年間、国内)

※スポーティシリーズは「PAS Brace L」と「PAS VIENTA」の2機種です



商品の概要

 1993年に世界で初めて電動アシスト自転車PASを開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では"人間感覚を最優先する"開発当初の理念を受け継ぎながら、PASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきました。電動アシスト自転車市場は年々拡大し、2010年の年間総需要は約38万台(前年比約104% 出典:(社)自転車協会)となりました。
 今回の「PAS VIENTA」は、スポーティモデル「PAS Brace」の発売後、スポーティな走行性能を望む一方で、フロントバスケットを装着したり、もう少し楽な乗車姿勢で乗りたいというニーズや、エクササイズを兼ねて仕事や遊びにPASを活用する女性が増えつつあることを受け、乗りやすく利便性も兼ね備えた、楽しくスタイリッシュに乗れるモデルとして開発しました。



「PAS VIENTA」の主な特徴

■利便性と快適性も兼ね備えながら
スポーティな走行を実現するアシスト設定と装備

 トップチューブやハンドルステムの角度・長さなど、乗り降りが楽に行えるフレームレイアウトを新採用。上半身が起きて楽な姿勢で乗車できるライザーバーハンドルや握りやすい細身のグリップ、軽量フロントフォークなど、走りを楽しむ要素を備えながらも、快適走行をサポートする装備も充実しています。
 また、スポーティで軽快な走行感覚を実現するため、アシスト性能も新規に作り込みました。さらにフロントキャリアを標準装備し、オプションでフロントバスケットの取り付けができるなど、利便性も追求しています。



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乗り降りしやすい傾斜のトップチューブ

楽な乗車姿勢がとれるライザーバーハンドル


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オプションでフロントバスケットが取り付けられるフロントキャリア

1W砲弾型ホワイトLEDバッテリーランプ



■走る楽しさが広がる新開発の"液晶マルチファンクションメーター"採用

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 高性能のスピードセンサやトルクセンサ、そしてコンピュータからなる制御装置を備えているPASだからこそ様々な情報を瞬時に表示できます。

(1)スピードメーター:時速0.1km単位で細かく車速を表示。
(2)バッテリー残量メーター:0~10個のブロックでバッテリー残量を常にアイコンで表示。さらに機能表示の所では0~100%の数字で表示します。
(3)パワーメーター:最大アシスト力に対する、現在のアシスト力の割合を0~7の8段階で表示。

※電動アシスト自転車のアシスト比率は、時速10km未満において人力に対するモーターの力の比率(アシスト比率)は最大1:2以下です。時速10Kmを超えると次第に弱まって、時速24kmでアシストはゼロになり、通常の自転車走行になります。



(4)機能表示(セレクトボタンで切り替え)
残りアシスト走行可能距離:業界初。バッテリー残量と選択している走行モードから、アシスト走行が可能な残りの距離の目安を表示します。

平均車速・最大車速:平均走行速度、および最大走行速度を表示。

トリップメーター・オドメーター:区間および総積算走行距離を表示。

消費カロリー:電動アシスト自転車ならではの手法でペダルを踏み込む力から、走行で消費したカロリーの目安を表示。

バッテリー残量表示:満充電を100%とし、残っているバッテリー量を1パーセント刻みで表示。

 なお、メーターには、LEDバッテリーランプの点灯/消灯と連動するバックライトを装備し、夜間走行中でも情報確認できます。



■スタイリッシュな外観

 スポーティなモデル特性と女性ユーザーにも好まれることに配慮し、ポップでカラフルなカラーリングと大きなグラフィックを採用。また、バッテリー、サドル、ハンドルグリップ、チェーンケース、フロントフォーク、飴色タイヤなど、細部パーツと車両全体をカラーコーディネートしています。


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スポーティな雰囲気を強調する車体色とグラフィック

オシャレなブラウンサドル


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サドルにあわせたブラウンのグリップエンド

フロントフォークとバッテリーを白でカラーコーディネート


■新たな走行モードの設定

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 パワーと距離を両立させる「標準」モードとパワフルな「強」モード、そして長距離走行を重視した「オートエコモード プラス」の3モードに加え、アシストをオフにしてメーターのみを作動させる「アシストオフ」モードを新たに設定。好みや走行シーンに合わせて最適なモードを選択できます。「S.P.E.C.8」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御を可能にしながら、電動アシスト自転車の楽しみ方を広げる新しい使い方を提案します。



2011年PASシリーズの主な特徴

■サイクル寿命が従来比約2倍。高耐久で経済的な"長生きバッテリー"
 バッテリー交換の目安であるサイクル寿命を従来の350~450サイクルから700~900サイクルへと、性能向上した高耐久の小型軽量三元系リチウムイオンバッテリーを採用。バッテリー寿命が従来比約2倍になり、バッテリーの買い替えの負担が軽減され経済的です。


■業界最長の製品保証期間
 従来1年間であった製品保証期間を、バッテリーは2年間、ドライブユニットとフレーム、フロントフォークは3年間へと延長し、より安心して購入いただける保証内容としました。


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■アシスト力を遺憾なく発揮する独自の機構「S.P.E.C.8」
 内装8段変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する機構「S.P.E.C.8(スペックエイト/Shift Position Electric Control × 内装8段変速)」を採用。「PAS VIENTA」の「S.P.E.C.8」は、スピードセンサで走行速度を検出し、モーター回転数との関係から選択しているギアを読み取り、8段変速ギアを有効活用しながら、発進時から加速、巡航時まで全域でなめらかでスポーティな走りを実現しています。
 また耐久性に優れ、ワイドレンジ(広範囲)&クロスレシオのギア比(隣り合うギアとの格差が少ない)でなめらかな走りを可能にする内装8段変速機を採用。様々な地形や速度域に対応しやすく、停車中など足を止めたままでも変速できるので、ストップ&ゴーの多い街中での走行にも適しています。



「PAS VIENTA」主要仕様諸元

寸法

 全長

1,760mm

 全幅

595mm

 サドル高

760~950mm

 タイヤサイズ

26×1.50(前後)

 適応身長の目安

147cm以上

 車両重量

21.5kg(ワイヤーロック0.3kg含む)

性能

 補助速度範囲
(変速機「8」)

比例補助

0km/h以上10km/h未満

逓減補助

10km/h以上24km/h未満

一充電あたりの
走行距離
※1
(標準パターン)

標準モード

27km

強モード

23km

オートエコモード
プラス

35km

 電動機形式(定格出力)

ブラシレスDCモーター(240W)

 変速方式

リアハブ内装8段

電池

 種類

リチウムイオン電池

電圧/容量※2/充電時間

25.2V/6.0Ah/約3h

 照明装置

1W砲弾型ホワイトLEDバッテリーランプ

 盗難抑止装置

ディンプルキー式ワイヤーロック

 カラー

ブリーズブルー、クローバーグリーン、ペスカピンク、クリスタルホワイト


※ 1 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」をバッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。 「標準パターン」の測定条件は以下の通り。バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・8」15km/h、上り坂「4」10km/h、下り坂「8」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。
※ 2 容量は、Typ.容量(代表容量)として、当社が従来より使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値です。JIS C 8711によると、Typ.容量6.0Ahのバッテリーは定格容量5.7Ahとなります。



「PAS VIENTA」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

PAS VIENTA

134,800円
(本体 128,381円+消費税6,419円)
※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と専用充電器価格7,000円)及び消費税を含む

>> 「PAS VIENTA」製品情報はこちら


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