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新設計アルミ製フレーム採用 外観一新でスポーティさを強調したオートマチック・スポーツコミューター 「XP500 TMAX」新発売

2008年6月4日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、500ccの水冷4ストロークDOHC・並列2気筒4バルブF.I.エンジンを搭載するオートマチック・スポーツコミューター「XP500 TMAX」について、新設計オールアルミ製フレーム採用などによるモデルチェンジを行い2008年7月30日より発売する。

 今回の「XP500 TMAX」は、現行モデルのオートマチック・スポーツの個性を継承しつつ、“スポーツコミューターの進化”をコンセプトに開発した製品である。よりスポーティに外観を一新するとともに、吸排気系の最適化、新設計アルミ製フレーム、前後15インチラジアルタイヤ採用などの相乗効果により“走りのパフォーマンス”と“クオリティ感”、さらに環境性能を高めたモデルである。



製品写真

「XP500 TMAX」


名称

「XP500 TMAX」

発売日

2008年7月30日

カラーリング

■レディッシュイエローカクテル1(イエロー)
■ダルパープリッシュブルーメタリックX(ブルー)
■ブラックメタリックX(ブラック)

販売計画

1,200台(年間、国内)



製品概要

 本製品の初代モデルは2001年から欧州・日本で導入した。往復ピストンバランサー採用DOHC・2気筒CVTエンジンやダイヤモンド型フレーム、スポーツバイクと同様のフロントフォークなど独創設計による高いスポーツ性とスタイルが支持され“オートマチックスーパースポーツ”と親しまれた。その後2004年にF.I.採用やリアタイヤ径アップ(14→15インチ/前後ラジアルタイヤ採用)、フロントダブルディスクブレーキ採用などで熟成、2006年は前後ホイールの仕様変更などで商品性を向上し高い支持を得ている。

 今回の新型「XP500 TMAX」は、この初代からのオリジナリティを継承・熟成させ“パフォーマンスとクオリティ”の更なるレベルアップを照準に開発したモデルである。“スポーツコミューターの進化”を開発キーワードに掲げ、エンジンから電装、ボディ、環境性能まで細部まで最新技術を投入。本モデルは既に欧州で発売を開始、2008年1~4月で1万台を超える登録を記録する人気モデルとなっている。



主な変更点と特徴

1)上質な走行性に貢献する吸排気系の最適設計
 スポーツコミューターに相応しい上質な走行性を引き出すため、エンジンの吸気系を最適設計、新設計エアクリーナーをフレーム中央のトンネル内に配置した。この配置によりエアフィルター・ファンネル位置、ダクト長などの相互位置関係を最適化でき、優れた吸気効率を実現。F.I.セッティング効果が加わり、追い越し加速での優れた特性に貢献している。また、排気系には躍動的で軽快なスポーティ感覚を表現する新設計マフラーを採用した。

イメージ2)新設計アルミフレーム(CFアルミダイキャスト)の採用
 メインフレーム及びリアフレームには新設計の軽量高剛性アルミ製フレームを採用した。形状自由度の高いヤマハ独自の“CFアルミダイキャスト技術”によるもので、スポーツ性とユーティリティを高次元で調和させた。

3)フロント15 インチタイヤ、43mmインナーチューブ採用
 フロントには120/70-15 インチラジアルタイヤを採用した。(現行14 インチ)これに連動してフロントフォークのインナーチューブ径は43mmにアップし(現行41mm)して最適化を図った。この他、(1)ステアリング軸受けボールベアリング径変更(各47mm→55mm)、(2)ハンドルクラウン&アンダーブラケットの形状・肉厚・リブ形状のチューニング、(3)フロントまわりのディメンション最適化※1などを施し軽快な走行性を引き出した。また新設計の軽量3本スポークアルミ製中空ダイキャストホイールを前後に採用した。

※1 フォークオフセット35mm→30mm、キャスター28度→25度、トレール95mm→92mm


4)外観一新、よりスポーティな新ボディ
 フロント廻りは、2分割式フロントスクリーンを新たに採用し、フロントフェンダーもダウンフォース感を強調するとともに、優れたラジエターへの導風効果を達成した。リアビューは従来のイメージを残しながらよりシャープなデザインを採用、斬新なスポーツ感を強調した。
 新作メーターパネルは、キー穴を中央に配した左右対称タイプで、文字面に傾斜を設け立体的に視認できる設計とした。スピードメーターを中央に配し、右燃料計、左に水温計を配置した。
イメージ
5)その他の変更
 (1)モノブロックタイプのフロントキャリパー(4ポット)採用ブレーキ/5段階調整機能付き左右ブレーキレバー、(2)足着き性の向上と乗り心地を両立させる新シート、(3)リアヒンジ式シート開閉システム、(4)フロントトランク、(5)15リットルのタンク(従来は14リットル)などを採用した。



「XP500 TMAX」主要仕様諸元

 型式/エンジン型式  EBL-SJ08J/J408E
 全長×全幅×全高  2,195mm×775mm×1,445mm
 シート高  800mm
 軸間距離  1,580mm
 最低地上高  125mm
 車両重量  222kg
 舗装平坦路燃費  25km/L(60km/h)
 原動機種類  水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
 気筒数配列  並列2気筒
 総排気量  499cm3
 内径×行程  66.0mm×73.0mm
 圧縮比  11.0:1
 最高出力  28kW(38PS)/7,000r/min
 最大トルク  44N・m(4.5kgf・m)/5,500r/min
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ドライサンプ
 エンジンオイル容量  3.6L
 燃料タンク容量  15L
 燃料供給  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V-8Ah(10h)/YTZ10S
 1次減速比/2次減速比  2.659/2.262
 クラッチ形式  自動遠心湿式多板
 変速機形式  Vベルト式無段変速
 変速比  2.025~0.728:無段変速
 フレーム形式  ダイヤモンド
 キャスター/トレール  25°00′/92mm
 タイヤサイズ (前/後)  120/70R15M/C 56H/160/60R15M/C 67H(チューブレス)
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧ダブルディスク/油圧シングルディスク
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック式/スイングアーム式
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、60W/55W+55W


「XP500 TMAX」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

「XP500 TMAX」

945,000円
(本体価格900,000円/消費税45,000円)

※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


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