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モジュール型実装システムの品質課題を改善する生産支援システム ヤマハサポートソフトウエア「QAオプション」 新発売

2008年1月10日発表

 ヤマハ発動機株式会社の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、カンパニープレジデント:加藤敏純)は、検査結果を活用し、モジュール型実装システム全体における工程内品質を改善する生産支援システム「QAオプション」を開発し、2008年2月1日より発売する。
  「QAオプション」は、品質課題に対する有効な情報を、表面実装機・印刷機・検査装置などから構成される実装ライン全体から幅広く取得することで不具合発生の源流を特定。問題を迅速に、あるいは予兆段階で改善し、仕損・修正ロスなどの発生を削減するソフトウエアである。これにより生産歩留まりが高まるとともに、実装ライン全体としての工程内品質が向上する。
  当社は、「QAオプション」に加え、基板検査装置「YViシリーズ」のラインナップ拡充と販売体制の強化を行い、顧客の工程内品質改善のための新たなサポート体制を構築した。
  なお、「QAオプション」は、2008年1月16日から18日まで東京ビッグサイト(東京都江東区有明)で開催されるエレクトロニクス製造・実装技術関連の展示会「第37回インターネプコン・ジャパン」「第25回エレクトロテスト・ジャパン」に出展を予定している。

ヤマハサポートソフトウエア「QAオプション」

ヤマハサポートソフトウエア「QAオプション」

名称

ヤマハサポートソフトウエア「QAオプション」

発売予定日

2008年2月1日

価格

オープン価格

市場背景と製品の概要

 近年、電子部品実装の市場においては、製品の垂直立ち上げ・在庫レス・生産効率アップ・製品安定供給など、高いレベルで品質を確保することが前提となり、その取り組みのひとつとして、主に出口品質確保を狙った基板検査装置のニーズが高まっている。
  一方で、問題の原因が改善されない限り、仕損・修正ロスが続くため、検査工程から収集した情報の集計・統計・分析によって課題解決を図るという手法が主流となるが、各検査工程における「個別の結果データ」のみでは、高度な分析手法を用いても獲得できる情報は限られており、品質課題の解決のためには、実装工程全体から有効な情報を幅広く集めることが必要とされている。
  当社は、フルラインナップで実装ライン設備を手がけるメーカーとしてこの課題に取り組み、実装工程全体から有効な情報を幅広く収集・分析するためのプラットホームを開発。品質課題に取り組む顧客をサポートするソフトウエアとして「QAオプション」が誕生した。

製品の特徴

(1)

表面実装機・印刷機・検査装置など、実装設備のフルラインナップメーカーというアドバンテージを活かし、生産ライン全体から情報を収集・分析することで、実装品質不具合の検出のみならず、その原因を関連付け、どこで何が起きているのかを的確かつ具体的に指示を下すことが可能。

(2)

品質変化量を基に、実装品質不具合の発生を予兆段階で検知し、排除できるため、生産歩留まりを大幅に改善することが可能。

(3)

数値による検査結果データのみならず、印刷機・実装機・検査装置などから画像情報を取り込み、品質課題の源流の特定が可能。

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