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世界初。4ストロークエンジンを搭載したPWC マリンジェット「FX140」新発売

2001年10月10日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、4ストロークエンジンを搭載した世界初のPWC、マリンジェット「FX140」を2002モデルとして2002年5月より新発売します。
 多様化するPWCマーケットのニーズに応えるため、従来の2ストロークモデルに加え、小型・軽量・高性能な4ストロークエンジンを搭載した“4ストロークモデル”をバリエーションとして追加します。
 4ストロークエンジンの採用により、「FX140」は従来に比べ低燃費・排ガスのクリーンさ・静粛性といった環境特性を飛躍的に向上させ、EPA(米国環境保護庁)の2006年規制値、日本舟艇工業会の2006年自主規制値を大幅にクリアしています。

*PWC:パーソナルウォータークラフト、いわゆる水上オートバイ

 


ヤマハマリンジェット「FX140」

ヤマハマリンジェット「FX140」

名称

ヤマハマリンジェット「FX140」

販売計画隻数

500隻/初年度(国内)



マリンジェット「FX140」の特徴

乗り心地と高性能を両立させた新設計の艇体

 「FX140」の船体には従来の高性能Vハルをさらに発展させた新開発の船型を採用。4ストロークエンジンとのマッチングにより、高度な運動性を保ちつつ、なめらかで扱いやすい操作感・走行安定性と加速性能・高速性能を両立させており、快適で心地良く、落ちついた走行感が味わえます。
 最適なライディングポジションを選べる5段階式チルトステアリングと、ジェット水流の角度を簡単に変更し、最適な航走状態を瞬時に選択できる5段階式クイックシフトトリムシステム(QSTS)を採用し、高い操作性を実現しました。


ロングクルーズを可能にした大型の艇体

 艇体は従来の同クラスPWCより一回り大型です。座席は3名の乗艇でも余裕あるロングシートを装備し、後部には大人がゆったり座れるスターンデッキをレイアウトしました。
 燃料タンクは70リットルと大容量で、低燃費の4ストロークエンジンとの組み合わせにより走行距離が大幅に伸長しています。物入れは総計100リットルの大容量があり、大型グローブボックスとともに「FX140」の収納性を高めており、ファミリーでロングクルーズやキャンプを楽しむことも可能にしています。


新開発のPWC専用4ストロークエンジン

モーターサイクルでは定評ある高性能マシン「YZF-R1」のエンジンをベースとし、998cc、直列4気筒、DOHC5バルブ、130馬力のPWC専用4ストロークエンジン「MR-1」を新開発しました。「MR-1」は軽量・コンパクトなエンジンであり、振動も低く抑えられています。また、燃費は従来の2ストロークエンジンに比べ30%減と大幅に向上しています(当社比)。
 エレクトロニック・フューエル・インジェクションを採用しているため始動性が良く、スロットル操作にスムーズに反応し、小気味良い操作感・加速感が味わえます。


PWC専用4ストロークエンジン「MR-1」


群を抜くクリーン度、静粛性、経済性

 燃焼効率の高い新設計の4ストロークエンジンとエレクトロニック・フューエル・インジェクションの組み合わせにより、煙・臭いのほとんどない排気ガスを実現。エンジン排気音はYSSS(ヤマハサウンドサプレッションシステム)を採用して4ストロークエンジン本来の静粛性をさらに高めました。
 排ガスに関しては、EPA(米国環境保護庁)および日本舟艇工業会の2006年規制値に適合し、エンジン排気音に関しても日本舟艇工業会の2003年騒音自主規制に対応しています。



●マリンジェット「FX140」透視イラスト

「MJ-FX140」透視イラスト


●「FX140」主要諸元 

●「MR-1」主要諸元

全長

 3.34m 

全幅

 1.23m 

全高

 1.16m 

乾燥質量

 362kg 

燃料タンク容量

 70L 

オイル容量

 5L 

定員

 3名 

エンジン形式

4ストローク4気筒

排気量

998cm3

出力

95.6kW(130PS)@10,000rpm

バルブ機構

5バルブ DOHC

燃料供給方式

エレクトロニック・フューエル・インジェクション

燃料

無鉛レギュラーガソリン

*130馬力:JCI登録値



メーカー希望小売価格

マリンジェット「FX140」

1,620,000円

*法定安全備品別、消費税別


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