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ツインヘッドで搭載スピードが約30%アップ ヤマハの最上級高速モジュールマウンター『YV100XT』新発売

1999年11月25日発表

 ヤマハ発動機(株)は、1999年3月の発売開始以来好評を得ているモジュール型高速サーフェスマウンター(表面実装機)「YV100X」の最上級モデル「YV100XT」を1999年12月8日より新発売します。
 「YV100XT」はチップの吸着・搭載を行う8連マルチヘッドを2基標準装備することで、1基がチップを吸着、認識している間に別の1基がチップを基板に搭載する、という連続搭載作業を可能とし、タクトタイムで約25%、実生産でのサイクルタイムを約30%短縮した。
 この「YV100XT」を2台ライン化することによって、従来の大型高速機1台にほぼ匹敵するスピードを確保できます。
 なお、「YV100XT」は12月8日から10日まで幕張メッセにて開催される'99実装プロセステクノロジー展に出展されます。


YV100XT

ヤマハ高速モジュールマウンター「YV100XT」

名称

ヤマハ高速モジュールマウンター「YV100XT」

発売日

1999年12月8日

初年度販売計画

300台(2001年3月期)



製品の概要

 携帯電話やパソコン、家電製品等の電子・電気機器に使われているプリント基板に電子部品を搭載する表面実装機(サーフェスマウンター)の分野において、当社は特に中型フルビジョン方式のパイオニアとして信頼性の向上、作業効率の向上に取り組んでまいりました。
 近年の電子部品実装業界では、電子・電気製品の多品種化が進み、多品種対応生産が主流になってきている事もあり、マウンターの導入にあたっても大型機による大量高速生産志向から中型機を複数台ライン化した、汎用性が高く、品種切替えにも容易に対応可能な方式が注目されてきております。 当社が1999年3月に発売した「X-シリーズ」はマシン単体時のみならず2台以上の連結時での高速性・作業性を大幅に向上させた『モジュール型高速機』として高い評価を得ています。
 このたび発売する「YV100XT」は、電子部品実装現場において、特にチップ部品をより速く搭載したい、という声に基づいて開発を行ないました。チップの吸着、搭載を行なう8連マルチヘッドをX軸ビームに2基装備、部品の吸着・装着作業を連続的に行なうことを可能にしました。さらに、電子基板を固定しているテーブル部分をY方向に可動式にすることで、X軸ビームのY方向移動距離を最小化し、「YV100X」と比較して、チップ搭載のタクトタイムで25%、実生産タイムで約30%の短縮を可能としています。
 さらに、「YV100XT」を2台ライン化した場合の実生産タイムは大型高速機1台分に匹敵し、コストメリットのみならず、ラインレイアウトの容易な変更や当社汎用機「YV88X」との連結を行なえばフレキシビリティも向上し、理想的な実装ラインの実現を可能とします。



製品の技術的特徴

高速搭載を可能にしたツインヘッド

 「YV100X」でも定評の8連マルチヘッドをX軸ビームに2基対称装備し、1基のヘッドが部品を吸着している間に、別の1基が電子基板への搭載を行なうという、無駄の無い連続作業を実現しました。その上、電子基板を固定しているテーブル部分が、X方向に移動・搭載を行う搭載側ヘッドに連動しY方向に移動するため、効率的なチップ搭載を可能とさせています。
チップ搭載のタクトタイムは「YV100X」の0.2秒に対し0.15秒と25%の高速化を達成。実生産タイムでは約30%の高速化を実現しました。
 また、X軸シングルビームへのヘッドの2基搭載及び、基板を固定しているテーブルのY軸方向移動のレイアウトは、高速、高精度、メンテナンスの三要素を充分考慮した最適設計と言えます。


加速性能と精度向上のためのデュアルYドライブの採用

 ヘッドが取り付けられているX軸ビームの整定性を高めるためにY軸用の両端に2本のボールネジを配置しました。2本のボールネジの動きを完全に同期させる制御方式で、この結果吸装着速度と精度が大幅に向上します。


信頼の高機能フルビジョンシステム

 ヤマハ独自開発の新型マルチアングル照明の採用により1005チップから□25mm部品までを最大8個まで安定的に一括認識できます。さらにCSP部品に対しては同時に全ボールチェックを可能としています。


フィーダー一括交換台車(オプション)

 今回、「YV100XT」をはじめとするXシリーズ用に開発された台車で、8mm換算で20フィーダーまで取付け可能です。「YV100XT」では最大4ステーションまで取付け可能となっており、これによりオフラインの部品段取りや、部品切れ時のノンストップ供給を可能とするため、更なる実生産ロス削減を実現します。


容易なライン構成を可能とするYV-Xシリーズ共通フレームの採用

 YV100XTのフレームは、YV100X,YV88Xと共通のフレームを採用しました。実装ライン構成、移設が容易に行なえます。



仕様諸元表


 

YV100XT 

基板寸法

L330 x W250mm (Max.),L50 x W50mm (Min.)

基板搬送方向

右→左、 Uターン (オプション:左→右)

装着精度

+-0.1mm(チップ部品)

装着タクト

0.15秒/個(チップ部品・同時吸着、連続搭載時)

設定装着角度

+-180°、0.01°単位

部品品種数

・テープ品   80品種(Max., 8mmテープ換算)

部品供給形態

8~56mm幅テープ品、ステック品、バルク品

実装部品可能寸法

・1005~CSP、□25mm部品、(マルチカメラによる)
・最大部品高さ:6.5mm

ポイントデータ数

2,560ポイント/基板(トータル25,000ポイント)

外形寸法

L1,655 X W1,408 X H1,850mm

重量

約1,750kg



メーカー希望小売価格

ヤマハ高速モジュールマウンター「YV100XT」

17,800,000円(消費税含まず)


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