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Vol. 7 ― 轍 わだち ― ふるさとの護り人

災害に備えるオフロードバイク隊。その訓練に、安全運転啓発活動「YRA」のノウハウで貢献。

静岡市オフロードバイク隊「SCOUT」は、災害対応を任務とする市の防災組織。1995年の阪神・淡路大震災をきっかけに発足し、二輪車の機動力を活かして東日本大震災や熊本地震でも情報収集にあたった。ふるさとの護り人たちは、訓練を重ねることで常に「もしも」に備えている。

安全に、そして確実に目的地に到達し、任務を全うする――。平時であればなんでもないことが、有事の際には大きな困難として立ち塞がる。道路の寸断や荒れた路面、通信網の混乱等の中で、「SCOUT」は被災地を走って情報を集め、自らが通信手段となって本部に報せる役割を担う。

YRA(Yamaha Riding Academy)」は、ヤマハ発動機が世界各地で展開する安全運転啓発活動。その長年にわたる取り組みで蓄積した人材・ノウハウを用い、定期的に実施される操縦合同訓練でバイク隊や消防局、自衛隊の隊員等への指導を行っている。
ふるさとの護り人たち。――その安全・確実な任務の遂行を支えるために。

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