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アルミ鋳造部品メーカーの合併と アルミ部品精密機械加工メーカーへの出資について

2001年01月24日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、2001年4月1日付けで、当社100%出資の子会社であるアルミ鋳造部品メーカーの「株式会社津島ダイキャスト」(本社:愛知県津島市、代表者:宮下健次郎)と、当社40%出資の関連会社である「株式会社刑部合金鋳造所」(本社:静岡県磐田郡、代表者:刑部次功)が合併する事を決定しました。また併せて、当社は、当社協力会社であるアルミ部品精密機械加工・表面処理メーカーの「株式会社鈴木鉄工所」(本社:静岡県浜松市、代表者:鈴木康文)に対し出資し、関連会社とする事を決定しました。 

 合併後の新会社は、社名を「株式会社ファインキャテック」(代表者:宮下健次郎、本社所在地:静岡県磐田郡)とし、新資本金は1億3千4百50万円、当社の出資比率は約70%となります。また、新会社は、来年春頃までに鋳造と機械加工の工場を旧(株)刑部合金鋳造所内に増築し、アルミ部品の鋳造から機械加工までを一貫製造する完成部品メーカーを目指します。なお、増築に伴う鋳造設備は、旧(株)津島ダイキャストより移管を予定しています。
 取り扱い部品は、主として、二輪車のカバーシリンダーヘッドやクラッチ部品等の中・小物アルミ部品です。また、両社は、1月26日に合併契約書に調印、2月14日に臨時株主総会を開催し、承認を得る予定です。

 また、(株)鈴木鉄工所も、これまで、二輪車のクランクケースカバー類の加工・表面処理をしてきましたが、当社出資後、今年夏頃までに敷地内に鋳造工場を新設し、クランクケースカバー類の鋳造から加工・表面処理までを一貫製造する完成部品メーカーとします。なお、鋳造設備および鋳造技術は、新会社(旧(株)津島ダイキャスト)より移管・支援する計画です。

 当社では、「国際競争力のさらなる強化」のために様々な構造改革を推進しており、このたびのアルミ部品関連メーカーの合併ならびに出資は、その一環として当社協力メーカーとの部品調達面での改革をスタートするものです。
 具体的には、従来の鋳造や加工など工程毎の調達から、完成部品としての購入を目指し、協力メーカーの事業内容を、鋳造から加工や表面処理など一貫製造する完成部品メーカーに変革する事を目指します。

 なお、(株)津島ダイキャストと(株)刑部合金鋳造所の合併要旨は以下の通りです。



合併の要旨

(1)合併方式

(株)津島ダイキャストが(株)刑部合金鋳造所を合併

(2)合併日程

合併契約調印

2001年1月26日

合併契約承認総会

2001年2月14日

合併期日

2001年4月 1日

(3)合併比率

(株)刑部合金鋳造所の株式1株につき、(株)津島ダイキャスト
の株式0.05株を割当。

(4)合併により発行する新株式数

1,250株

(5)合併により増加する新資本金

6千2百50万円

(6)合併後の商号

株式会社ファインキャテック

(7)合併後の本店住所

静岡県磐田郡竜洋町小中瀬738

(8)合併後の資本金

1億3千4百50万円

(9)合併後の発行株式総数

2,690株

(10)代表者名 

宮下 健次郎



会社概要


(株)津島ダイキャスト

代表者名

宮下健次郎(ミヤシタ.ケンジロウ)

所在地

愛知県津島市神守町中ノ折2-1

設立年

1938年12月

資本金

7千2百万円(当社出資比率100%:1982年8月資本参加)

事業内容

中・小物ダイキャスト部品の鋳造

従業員数

134名

売上高 

50億円(平成12年3月期)



(株)刑部合金鋳造所

代表者名

刑部次功(オサカベ.ツギヨシ)

所在地

静岡県磐田郡竜洋町小中瀬738

設立年

1947年8月

資本金

6千6百万円(当社出資比率40%:1991年12月資本参加)

事業内容

中・小物ダイキャスト部品の鋳造

従業員数

88名

売上高 

23億円(平成12年3月期)



(株)鈴木鉄工所

代表者名

鈴木康文(スズキ.ヤスフミ)

所在地

静岡県浜松市曳馬6-4-7

設立年

1946年8月

資本金

5千万円

事業内容

アルミ鋳造部品の機械加工・表面処理

従業員数

123名

売上高 

41億円(平成12年3月期)


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