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アマゾンカワイルカ

ピンク色の身体がひときわ鮮やかな「アマゾンカワイルカ」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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アマゾンに生きる希少動物たち No.2。「アマゾンカワイルカ」は、世界で5種類しかいないカワイルカ科の仲間で最も大型の種である希少動物です。最も原始的なイルカといわれる「アマゾンカワイルカ」はレッドリストに情報不足種[DD]として登録されています。

ピンク色の身体がひときわ鮮やかな「アマゾンカワイルカ」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2005年1月1日

アマゾンカワイルカ - 動物小事典

  • アマゾンカワイルカ(カワイルカ科)
  • Amazon River Dolphin
    Inia geoffrensis
  • 全長 2.8m(オス)・2.3m(メス)/体重 160kg(オス)・100kg(メス)
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[DD]

アマゾンカワイルカは世界で5種類しかいないカワイルカ科の仲間で最も大型の種です。普通のイルカと違って海ではなく河川などの淡水域に生息しています。子供のころの体は暗い灰色ですが、成長すると背中は灰色、腹側はピンクになります。中には全身が鮮やかなピンク色になるものもおり、こうした身体の色からアマゾンカワイルカは「ピンクドルフィン」とも呼ばれます。
頭部にはメロンと呼ばれる脂肪が詰まったコブがあり、自由に膨らませたりすることができます。普通のイルカと違って背中には背びれがなく、こぶと隆起があることも身体的な特徴です。一般にカワイルカは視覚がとても弱く、超音波をレーダーのように使って障害物の位置などを判別する「エコロケーション」によって行動します。長く太いくちばしを持ち、上下左右それぞれに頑丈な歯が生えています。主食は魚やカニ類で、川の底の泥などを餌と一緒に口に含んで、泥だけを落として魚だけを食べます。
アマゾンカワイルカは10~11ヶ月の妊娠期間を経て、アマゾンの雨期にあたる5月から7月にかけて全長80cmほどの子供を一頭産みます。まれに3~10頭の群れをつくるようですが、基本的に単独で行動します。

生息地

アマゾンカワイルカはベネズエラからコロンビア至るオリノコ川流域。そして ブラジル、ベネズエラ、コロンビアなどにまたがるアマゾン川流域に生息していますが、鉱物の採掘による水質汚染やダム建設による生態系の破壊などから数の減少が心配されています。現在はブラジルとボリビアの全域で保護され、ペルー、コロンビア、ベネズエラでは部分的に保護されています。

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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