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ハイイロペリカン

大きなくちばしがトレードマークの「ハイイロペリカン」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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大きなくちばしがトレードマークのペリカン。その中でも「ハイイロペリカン」は、くちばしの長さが40センチ以上にもなる世界最大のペリカンです。「ハイイロペリカン」はレッドリストに危急種[VU]として登録されています。

ユーモラスな姿が特徴的な「ハイイロペリカン」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2001年4月1日

ハイイロペリカン - 動物小事典

  • ハイイロペリカン(ペリカン科)
  • DALMATIAN PELICAN
    Pelecanus crispus
  • 体長 160~180cm/翼開長 310~345cm/体重 10~13kg
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[VU]

ハイイロペリカンは世界に7種類いるペリカンの一種で、体長は1.6~1.8メートルほど、羽を広げると3メートルを越える大型の鳥です。体の上面は光沢のある銀白色で、風切羽(かぜきりばね)は黒色、咽袋(のどぶくろ)はオレンジ色をしています。
数羽の小グループを作って集団生活を送り、木の枝や草で地上につくった巣に一度で2~3個の卵を産みます。
ペリカンの身体的な特徴は、40センチ以上にもなる大きなくちばしです。特に下くちばしの皮膚は自在に伸び縮みして、魚を捕らえる時は大きな袋状になり、主食である小魚をまるで網かザルのように水ごとすくって食べます。また、親鳥は捕ってきた魚をこの袋に蓄え、ひな鳥に与えます。親のくちばしの中に頭を入れ必死に魚を食べるひな鳥の姿は微笑ましいものです。
ペリカンの足指は水かきが発達しており、水面を泳いだり水の中に潜ったりすることが得意ですが、歩くことは苦手です。ヨタヨタと歩く姿はユーモラスで、動物園でも人気を集めています。

生息地

ハイイロペリカンの生息地は、東西に細長く、ヨーロッパ東南部からロシア南部、中東、インド、モンゴル、中国、モンゴル自治区にいたる幅広い範囲にわたります。
個体数が減少した理由については、20世紀に入って河川の改修工事など、繁殖地である湿地の開発によって個体数が減少したことがあげられます。また、ペリカンは大量の魚を食べるので、漁猟に支障をきたす鳥として、駆除されたことも原因とひとつとされています。一時3000~4000つがいまで減りましたが、保護活動の結果、現在は回復に向かっています。

分布: ヨーロッパ東南部から中国

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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