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スマトラオランウータン

人間に最も近いといわれる類人猿「スマトラオランウータン」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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いつも考え事をしているような表情のためか「森の哲人」と呼ばれる「スマトラオランウータン」。気むずかしそうに見えますが、穏やかな性格の動物です。「スマトラオランウータン」はレッドリストに近絶滅種[CR]とされています。

人間に最も近いといわれる類人猿「スマトラオランウータン」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2002年2月1日

スマトラオランウータン - 動物小事典

  • スマトラオランウータン(ヒト科)
  • SUMATRAN ORANG-UTAN
    Pongo abelii
  • 体長 約97cm(オス)約78cm(メス)/体重 約60~90kg(オス)約40~50kg(メス)
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[CR]

スマトラオランウータンは、チンパンジーやゴリラとともに「類人猿」とよばれる人間に近い大型のサルで、高い知能を持つ動物といわれています。オランウータンはチンパンジーやゴリラと異なり、群れを作らず基本的に単独で行動します。
オランウータンとはマレー語の「森(ウタン)の人(オラン)」から名付けられました。その名のとおり生活の場は主に森の木の上。木の枝を折り畳むように巣をつくります。基本的に木の上で生活していますが、まれに地上に降りることもあります。その場合は拳を地面に付けた「フィストウォーク」と呼ばれる歩き方でゆっくりと歩きます。
身体的な特徴は、広げると2メートルを超える長い手と、体中に生えている赤茶色の体毛です。地肌は黒く、顔の部分に毛はありません。また成長すると雄の頬には脂肪の固まりである大きな“たこ”ができるのも特徴的です。
主食はイチジクやドリアンなどの果実で、他には木の葉、樹皮、木の実、シロアリ、昆虫なども食べます。
メスのオランウータンは250日ほどの妊娠期間を経て、通常一度に一匹の子供を産みます。子供は4、5歳で独り立ちしますが、子育てにはオスは参加せずメスだけが行います。

生息地

スマトラオランウータンは、スマトラ島北部の密林に生息しています。古くから食肉用などのために狩猟の対象となり、個体数は減り続けてきました。20世紀になると珍獣として動物園やサーカスからの需要も高まり、母親を殺して子供を捕獲するようになっていきます。ワシントン条約締結後は動物園などへの輸出がなくなりましたが、生息地である森林の伐採などにより、数は減り続けました。また、森林火災によって生息地を失うといったケースもあります。現在はリハビリセンターが設けられ、保護活動も進められていますが事態は深刻です。

分布: スマトラ島北部の密林

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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