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コマダラキーウィ

ズングリとした身体と長いくちばしが特徴の「コマダラキーウィ」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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空を飛ぶことができないけれど、たくましい脚で地面を走る「コマダラキーウィ」は、キーウィの仲間の中でも最も小型の種類です。「コマダラキーウィ」はレッドリストに近危急種[NT]として登録されています。

ズングリとした身体と長いくちばしが特徴の「コマダラキーウィ」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2002年7月1日

コマダラキーウィ - 動物小事典

  • コマダラキーウィ(キーウィ科)
  • LITTLE SPOTTED KIWI
    Apteryx owenii
  • 体長 35~45cm/体重 1~2kg
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[NT]

キーウィの仲間には「キーウィ」「オオマダラキーウィ」「コマダラキーウィ」の3種がいます。コマダラキーウィは、その中で最も小型。身体は灰褐色の羽毛で覆われ、黒褐色のシマ模様が全身に入っており、名前のようにマダラに見えます。
キーウィは鳥類でありながら翼と尾羽が退化し非常に小さく、空を飛ぶことができません。代わりに脚はたくましく進化しており、地面を走ることがとても得意という変わった鳥です。
生息地であるニュージーランドでは、外敵となる他の肉食ほ乳類がいなかったためにこのような特殊な進化を遂げたのではないかと考えられています。
コマダラキーウィは視力があまりよくない代わりに嗅覚がよく発達しています。さらにセンサーのように敏感な長いヒゲがくちばしの付け根から生えていて、このヒゲと優れた嗅覚で周囲の様子を感知します。
夜行性で日中は木の根の下を掘った巣穴の中で休み、夜になると主食であるミミズや 昆虫、地上に落ちた果実などを探しに活動をはじめます。
繁殖期は6月から2月。自分の身体の割にとても大きな卵を産みます。同じ大きさの他の鳥の卵に比べると重さは4~5倍、体積は6倍もあります。そのせいか栄養価が高く、ヒナは孵化して4週間ほどで親鳥と同じように行動できるようになります。

生息地

コマダラキーウィの生息地は、主にカピティ島(ニュージーランド北島の北西端に位置する。面積は20km2)とレッド・マーキュリー島など4つの島。森や林の中に生息しています。かつては南島全域、北島にも生息していましたが、現在ではカピティ島に約1000羽、他の4島に約100羽しか生存が確認されていません。
個体数が激減した理由としては、外部からの人間による密猟、そして移入されたネズミやネコといった肉食動物に食べられてしまったことが原因とされています。また住みかである森林の開発も原因のひとつといわれています。現在ではコマダラキーウィを含めたキーウィの仲間は、ニュージランド政府の保護政策により、すべて全面輸出禁止になっています。

分布: カピティ島など

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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