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ケープハリネズミ

背中に生えた、たくさんの鋭い針が特徴的な「ケープハリネズミ」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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可愛らしい姿の「ケープハリネズミ」。しかし背中には鋭い針を持ち、興奮すると丸くなって針を立てて敵を威嚇(いかく)します。「ケープハリネズミ」はレッドリストに低危険種[LC]として登録されています。

たくさんの鋭い背中の針が特徴的な「ケープハリネズミ」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2002年10月1日

ケープハリネズミ - 動物小事典

  • ケープハリネズミ(ハリネズミ科)
  • SOUTH AFRICAN HEDGEHOG
    Atelerix frontalis
  • 体長 15~20cm/体重 250~600g
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[LC]

ケープハリネズミはハリネズミの仲間で、他のハリネズミ同様に全身が約5,000本もの鋭い針(毛が変化したもの)でびっしりと覆われています。驚くと丸くなって針を立て、興奮すると「シューシュー」という声を発して敵を威嚇(いかく)します。体(針)と顔の色は同じ色で黒茶色、または赤茶色をしています。身体的な特徴は額から頬、肩にかけて白いシマ模様があることです。しかし体の色には個体差で違いがあり、まれに全身白色の個体も見られます。聴力に優れていますが、視覚や嗅覚はさほど鋭くありません。
ケープハリネズミは夜行性で、日中は茂ったやぶや岩の割れ目、シロアリが廃棄した塚などの中でじっとしていて、日没と共に行動を開始します。主食は昆虫や小型のハ虫類、ミミズ、ナメクジなどです。中でもシロアリが好物です。しかしケープハリネズミは雑食なので、それ以外にも鳥の卵、他にも植物の種や草葉、地面に落ちた果物も食べます。
ケープハリネズミの繁殖期は12~3月で、出産数は2~7匹ほどです。子育てをする巣はシロアリの塚や自然の穴の中に、枯れた草や木の葉を敷いてつくります。生まれてきた時点では、母親の子宮や産道を傷つけないように子供の身体に針は見られませんが、体液をたっぷり含んだ皮膚の中に隠れるように生えそろっています。生後およそ36時間後にはまだ柔らかい針が姿を現し、固くなるのには数日かかります。

生息地

ケープハリネズミの生息地は南アフリカ諸国です。砂漠ではなく、草原ややぶ、サバンナといった草木が生えている乾燥地帯に生息しています。愛らしい姿からペットとして人気があるため密猟の対象となったり、また原住民にとっては食用としても需要があるので乱獲されていますが、個体数減少の最も大きな原因は生息地を田畑などに開墾されたためとされています。

分布: 南アフリカ諸国

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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