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キューバワニ

ワニの中でも特に気性が荒いといわれる「キューバワニ」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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ワニの中では小さいほうなのに、一番気が荒い「キューバワニ」。その名のとおり、南米のキューバにしか生息しない珍しいワニです。「キューバワニ」はレッドリストに近絶滅種[CR]として登録されています。

大きな顎で獲物を狙う「キューバワニ」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2001年9月1日

キューバワニ - 動物小事典

  • キューバワニ(クロコダイル科)
  • CUBAN CROCODILE
    Crocodylus rhombifer
  • 体長 2.5~4m
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[CR]

キューバワニは世界中のワニのなかでも小型で、原始的な形態をしているといわれています。
身体的な特徴は口吻(こうふん=口の付け根から先の部分)で、他のワニに比べて長さが短く、厚みがあります。全身はヨロイのように頑丈なウロコに包まれていて、背中には板のように大きな板状のウロコが規則正しく6列に並んでいます。特に眼の後ろの皮膚が台形に盛り上がっており、他のワニと判別する際に決め手となる特徴となっています。
身体の色は明るい茶色に黒い模様が重なったような色をしていて、腹部は茶色の単色、下アゴの側面には黒い斑点(はんてん)がみられます。
キューバワニは淡水の沼地などに生息しており、他のワニ同様、夜行性です。主食は両生類や魚や鳥などで、時には小型のほ乳類も食べます。水底でじっとして、水辺に来た獲物にかみついて水中に引きずり込むのです。舌の構造が特殊になっているので、水中で獲物を食べても溺れることはありません。
キューバワニはワニの中でも特に気性が荒いのですが、意外にも飼育することは比較的容易です。良く慣れたキューバワニの中には、サーカスの曲芸もこなしたものもいたという記録が残されています。

生息地

キューバワニはその名のとおり、キューバに生息しています。かつてはキューバ全域に広く分布していましたが、現在ではサパタ沼とラニエル沼の2カ所にしか生息していません。
今から二十数年ほど前に、農地の開発などによって生息地を追われ絶滅の危機を迎えました。政府によってサパタ沼に保護区がつくられ、個体数は回復したきたのですが、同時に保護区に入れられたアメリカワニとの交配が進んでしまい、現在純血個体が減っています。一方、ラニエル沼ではメガネカイマンというワニに子ワニが食べられ、問題となっています。保護活動は今でも続いていますが、成功率の低い人工ふ化など困難も多く、個体数を増やすことが困難な状況です。

分布: キューバのサパタ沼とラニエル沼

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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