本文へ進みます

カリフォルニアコンドル

北アメリカ最大の猛禽類「カリフォルニアコンドル」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

シリーズのトップページへ

北アメリカ最大の猛禽類「カリフォルニアコンドル」は、死んだ動物の身体をキレイに食べる大自然の掃除屋です。 屍肉を主食にするという理由から不吉な鳥として狩猟の対象となり、絶滅の危機に瀕しています。「カリフォルニアコンドル」はレッドリストに近絶滅種[CR]として登録されています。

世界で最も希少な鳥とされている「カリフォルニアコンドル」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2000年10月1日

カリフォルニアコンドル - 動物小事典

  • カリフォルニアコンドル(コンドル科)
  • CALIFORNIA CONDOR
    Gymnogyps californianus
  • 全長 117~134cm/翼開長 約300cm
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[CR]

カリフォルニアコンドルは、北アメリカ最大の猛禽類です。 広げるとおよそ3メートルにもなる大きな羽を使い、風に乗って空を舞うように飛びます。
翼端の一部を除いて、全身のほとんどが黒色の羽根で覆われています。また、首から頭部にかけて羽根はなく、肌色の皮膚が露出していのが特徴です。
カリフォルニアコンドルは、ワシやタカなどと違って足の握力が弱いため、獲物を掴んで飛び去ることが苦手です。 自分から積極的に狩りをせず、死んだシカ・ウシ・ヒツジなどの肉を食べます。
ちょっと恐ろしい印象を受けますが、動物の死骸が腐食する前にコンドルが食べてくれるため、腐った肉を媒介とする病原菌の発生を防いでくれるのです。こうした意味から、自然の清掃係ともいえます。
巣は断崖の岩棚に作り、そこで雛を育てます。雛は半年ほどで巣立ちますが、自分で餌をとるようになるまで、およそ1年間も親が面倒をみます。こうした理由から繁殖率は2年に一度と低く、個体数の増加を難しくさせています。

生息地

カリフォルニアコンドルの生息地は、その名とおりアメリカのカリフォルニア州中部の乾燥した丘陵地帯から山岳部です。20世紀初頭までは北アメリカの太平洋岸に広く分布していましたが、屍肉を食べるため不吉な鳥として狩猟の対象とされ、その数が激減してしまいました。
またコヨーテなどを駆除するためにまかれた毒餌も、コンドルの個体数減少の大きな原因です。毒殺された動物の屍肉を食べたコンドルも、その毒で大量に死んでいったのです。アメリカ政府の魚類野生生物局は、民間の自然保護団体や動物園の協力をもとめて、1974年から人工繁殖などの保護策を実行しはじめました。そして1992年から飼育下で繁殖させたコンドルを少しずつ野生に戻して、繁殖個体群を復活させています。1999年現在で、飼育下97羽、野生で56羽まで回復していますが、依然絶滅の危機であることに変わりはありません。

分布: アメリカ・カリフォルニア州中部

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
ページ
先頭へ