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ケープペンギン

アフリカ大陸の南端に生息している「ケープペンギン」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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くちばしも足も黒い「ケープペンギン」は、アフリカ南端部、ケープ地方を中心に生息するペンギンです。 「ケープペンギン」はレッドリストに絶滅危惧種[EN]とされています。

アフリカにのみ生息する「ケープペンギン」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2002年1月1日

ケープペンギン - 動物小事典

  • ケープペンギン(ペンギン科)
  • CAPE PENGUIN
    Spheniscus demersus
  • 体長 68~70cm/体重 3~3.6kg
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[EN]

ケープペンギンは、またの名を「クロアシペンギン」といい、足が黒くなっています。身体の色は他のペンギン同様、鮮やかな黒と白の2色。身体の前面は白で、両足のつけ根から胸部に続く黒いラインが1本走っています。さらに目の上がピンク色という点も特徴的です。
ケープペンギンは島や海岸の岩場の上、岩の割れ目などに巣を作り、他の家族も含めた集団で生活します。
1年を通して産卵しますが、特に3~7月と11~翌年の1月にかけての時期をピークに、一度の産卵で2つの卵を産みます。孵化したヒナは約3カ月で巣立ち、1年後には親鳥と同じ模様の羽毛になります。アデリーペンギンやイワトビペンギンの雄鳥が1~2カ月もの間、絶食してヒナを育てるのに比べ、ケープペンギンは1~2日ごとに雄雌交代で面倒を見ます。
親ペンギンは他の鳥類と同様にヒナのために魚を採って与えます。ケープペンギンの主食はイワシ類、ウルメイワシ・ハゼ類などで、海に潜って捕らえます。他のペンギンに比べて潜水時間は長く、平均で2.5分※、深さは100メートル以上も潜ります。

※他のペンギンは0.5~1.5分ほど。最長はエンペラーペンギンで18分という記録があります

生息地

ケープペンギンはアフリカ大陸南端部のケープ地方を中心に生息しています。そこから「ケープペンギン」と名付けられました。
ケープペンギンには別名が多く、前記した「クロアシペンギン」の他にも、「アフリカペンギン」「ジャッカスペンギン」とも呼ばれています。
0世紀のはじめ、100万羽をはるかに超えるほどいましたが、1956年には14万5000羽しか確認されず、1972年には7万羽にまで激減してしまいました。
その原因は卵の乱獲や、エサ場を人間が漁場にしてしまったこと、繁殖地となるグアノ(海鳥の糞が堆積したもので、栄養価の高い肥料になる)の乱掘などです。さらに深刻な問題としては、生息海域を航行するタンカーなどの船舶から流出する原油による汚染があります。
このためかなりの数のケープペンギンが犠牲になりました。また、人間が仕掛けた漁猟用の網にひっかかり溺死というケースも多発しています。
1973年から「南アフリカ海鳥およびアザラシ法案」によって法的に保護されてはいますが、現在も卵の小規模な密漁は絶えないようです。原油に汚染されたペンギンの救出は継続的に行われており、最近の調査によると個体数は約18万羽でした。

分布: アフリカ大陸南端部のケープ地方中心

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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