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ヤブイヌ

ずんぐりとした胴体に足が印象的な「ヤブイヌ」をペーパークラフト化

世界の希少動物シリーズ

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アマゾンに生きる希少動物たち No.1。「ヤブイヌ」は、イヌ科の中でもタヌキと並ぶ原始的な動物で、未解明の部分が多い希少動物です。外見は、イヌというよりイタチの仲間のアナグマに似ています。「ヤブイヌ」はレッドリストに近危急種[NT]として登録されています。

ずんぐりとした胴体に足が印象的な「ヤブイヌ」をペーパークラフトにしました。ダウンロードしてお楽しみください。

データのダウンロードPDFデータ初出:2004年7月1日

ヤブイヌ - 動物小事典

  • ヤブイヌ(イヌ科)
  • Bush Dog
    Speothos venaticus
  • 体長 58~75cm/体重 5~7kg
  • 2016年版レッドリストカテゴリー区分[NT]

ヤブイヌはイヌ科の仲間で、黒褐色の短い毛で覆われた、ずんぐりした長い胴体と短い足が特徴。耳としっぽも短く、見た感じではイヌというよりアナグマのような印象を受けます。イヌ科の動物でも未解明の部分が多いとされてきましたが、少しずつ生体の解明が進んでいます。
イヌ科の動物は概ね泳ぐことが得意ですが、特にヤブイヌは指の間には水かき状のものがあり、泳ぐことはもちろん水に潜ることも得意です。肉食で、常に2~10頭ほどの家族で行動し、自分の身体より大きなパカ、カピバラなどの齧歯類(ネズミの仲間たち)や大型の鳥類を群れで狩り、その肉を食べます。活発に活動するのは朝と夜で、昼間は眠っていることが多いようです。
ヤブイヌはまるで背中に目が付いているかのように後ろに素早く走ることができます。敵に出会ったりした時には、相手を睨みつけて威嚇しながらも素早く巣穴に逃げ込みます。また、ヤブイヌは他のイヌと同様にオシッコをかけてマーキングをしますが、オスは片足を上げて、メスはなんと逆立ちをしながら排泄します。

生息地

ヤブイヌは南アメリカ北部をはじめ、パナマ東部・アルゼンチン北東部など、広く分布しています。森林や草原など生息し、特に水辺を好み、10頭前後の群れで生活します。木の根元などに巣穴をつくり、1度に1~5匹の子供を産みますが、メスが子供に授乳している時はオスがメスの分も食べものを採ってきます。もともとヤブイヌは個体数が多くない動物でしたが、人間が農地の開拓や森林の伐採などで激減したといわれています。

レッドリストとは

レッドリストは、世界各地で絶滅のおそれのある様々な野生生物を種別にとりあげ、個々の状況を示したリストで、IUCN(世界自然保護連合)によってまとめられました。

生物学的観点から個々の種の絶滅の危険度を評価し表のように仕分けたもので、規制等の法律上の効果を持つものではありません。けれども、絶滅のおそれのある野生生物の保護を進めていくための、基礎的な資料として広く活用されています。 日本では環境省がこのレッドリストの仕分けを参考として日本国内の野生生物を対象に、日本版のレッドデータブックを作成しています。

2016年版レッドリスト・カテゴリー区分
絶滅種 EX 最後の個体が死んだもの
野生絶滅種 EW 野生の個体が絶滅しているもの
近絶滅種 CR 絶滅のおそれがきわめて高い種
絶滅危惧種 EN 絶滅のおそれが高い種
危急種 VU 絶滅のおそれがある種
近危急種 NT すぐに絶滅する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種
低危険種 LC 近い将来絶滅に瀕する見込みが低い種
情報不足種 DD 絶滅のおそれがあるかもしれないが、情報不足でどのカテゴリーにも入れられない種
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