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新たなる挑戦のはじまり 1973年~1979年

2003年 企画展 Vol. 3

2003 企画展 Vol.3
WGP500最高峰への挑戦
WGP500 最高峰への挑戦  YZR500 30年の進化

新たなる挑戦のはじまり

1950年代のブリティッシュ・シングル、60年代のイタリアン・マルチと4ストロークマシンが全盛を極めてきたトップカテゴリーで、1973年、2ストローク『YZR500』によるヤマハの新たな挑戦がはじまった。

1973~1979年 年表
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1974 YZR500[OW20]
ジャコモ・アゴスチーニ選手乗車マシン
ヤマハ初の500ccファクトリーマシン
ヤマハ初の500cc ファクトリーマシン OW20 は、前後ディスクブレーキ装備のクロモリフレームに、水冷並列4気筒ピストンリードバルブエンジンを搭載。'73年4月の開幕戦・フランスGPでヤーノ・サーリネン選手(フィンランド)がデビューウインを飾った。翌'74年には新たにモノクロスサスペンションを採用して操縦性を飛躍的に向上。ジャコモ・アゴスチーニ選手(イタリア)らの活躍で挑戦2年目にして初の500ccメーカーチャンピオンを獲得した。


1975 YZR500[OW23]
ジャコモ・アゴスチーニ選手乗車マシン
初の500cc専用開発
'74年のベルギーGPから実戦投入され、翌'75年のGPを戦ったヤマハ初のGP500専用設計マシン。'75年G.アゴスチーニ選手にライダーチャンピオンをもたらすとともに、2年連続のメーカーチャンピオンを獲得した。デイトナ用700ccと同時開発だった初代OW20に対し、エンジン・車体とも大幅に小型・軽量化し、ホイールベースも短縮された。セッティング時間を大幅に縮小するカセットミッションも採用。


1978 YZR500[OW35K]
ケニー・ロバーツ選手乗車マシン
YPVSを採用、"キング"ケニーのV1達成モデル
エンジンをそれまでのピストンリードバルブから、ピストンバルブ方式とし、ショートストローク化してより高回転型となったOW35をベースに、独自開発のYPVS(ヤマハ・パワーバルブ・システム)を装備したモデル。排気タイミングを可変式として全回転域で良好なパワー特性を得るこの新技術の採用によって大幅なラップタイム短縮を実現。'78年にはケニー・ロバーツ選手(USA)が初の世界タイトルを獲得、3年連続ライダーチャンピオンへの第一歩を踏み出した。
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