国内生産拠点 生産管理

欲しいタイミングで、欲しい製品を、
世界中のお客さまに。

国内生産拠点 生産管理
中西 泰三

需要と供給のバランスを調整する仕事。

ヤマハ発動機は企業目的として「感動創造企業」を掲げている。世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する――この目的は、感動を生む製品をつくるだけでは、達成できない。

「お客さまは実際に製品を使うことで、初めて感動を体験することができます。逆に言えば、どれだけ優れた製品を開発・生産できても、お客さまの手に渡らない限りは、感動を提供することはできません。お客さまが欲しいタイミングで、欲しい製品を入手できるようにする。その仕組みを整えることが、私たちの仕事です」

そう語る中西の担当業務は、国内生産拠点を対象とした生産計画の策定。PSI管理(PはProduction、SはSales、IはInventoryを指す。生産・販売・在庫の各計画を連携させて管理すること)に基づいて、生産計画を立てている。

「端的に言うと、需要と供給のバランス調整に取り組んでいます。日本の工場で生産された製品は国内外へ出荷され、販売会社の倉庫へ渡ります。販売会社は在庫を保管しながら、ディーラーのオーダーに合わせて出荷します。その際、在庫が少な過ぎると、欠品によって欲しいときに購入できないお客さまが出てきます。逆に多過ぎると最終的に売れ残ってしまい、その結果、死蔵資産(デッドストック)が発生します。これらを解消するために、各販売会社の販売計画と、工場の生産能力を鑑みながら生産計画を立案し、各販売会社の倉庫に在庫を適切に配置することが私たちの仕事です」

社員紹介写真
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組織に影響を与えられる「規模感」。

大学時代はロボット工学を専攻し、災害現場での活用を目指すレスキューロボットの研究開発に取り組んでいた。その傍ら、海外インターンシップの斡旋を行う学生NPO団体に所属し、組織運営・管理を担当。そこで最前線の人たちを管理業務によって支援する楽しさを知ったことが、今につながっている。

「企業に『こういう学生がいますが、どうですか?』と提案してインターンシップを成立させる営業活動は、後輩たちが行っていました。私の役割は、そのサポート。自分が前に出るよりも『自分の管理業務が、後輩たちの成果につながっているんだ』と感じるのが楽しかったんです。この体験が、設計や開発ではなく、生産管理を志すきっかけになりました」

就職先としてヤマハ発動機に魅力を感じた理由の一つは、「規模感」だという。

「大き過ぎる企業ですと、小回りが利かないのかな、というイメージが自分の中にあって。大多数の中の一人になってしまい、自分の力がなかなか出せないのではないかと。ヤマハ発動機は大きな企業ですが、大き過ぎない。個人の自主性や挑戦心を尊重する風土もあり、自分の力で組織に影響を与えられるのではないか、と感じさせてくれる点に魅力を感じました」

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「こんなに早く届くの?」と驚かれる仕組みを。

中西は今、需給調整だけでなく、その仕事の進め方を変える改革業務にも取り組んでいる。すでに実現した改革もある。

「生産部門と販売部門の間でやりとりする情報、スケジュールなどを、従来の需給調整の方法から大きく変更しました。仕事のやり方を大きく変えることになるので、当初は各部門からの困惑した声も少なくありませんでした。しかし、業務の見える化を緻密に行うことで、課題を共有。そして現状を改革すると、どのように各部門、会社、お客さまへ新たな価値を提供できるかをしっかりコミュニケーションをとって説明することで、最終的には受け入れられ、変更することができました」
しかし、在庫配置を適切にする、という運用についてはまだ道半ばの段階だという。

「まずは日本の生産拠点でこの運用を完成させ、これを海外拠点に順次導入していくことを目指しています。いつか成し遂げたいのは、どんな辺境にいるお客さまにも『えっ、こんなに早く届くの?』と驚かれるような仕組みを構築すること。需給の調整網・配送網を全世界に張り巡らせて、全世界の生産拠点とつなぎ、一元管理する。そんな仕組みを通じて、新たな感動の提供に貢献したいと考えています」

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国内生産拠点 生産管理
中西 泰三
2011年入社

入社後、最初に配属されたのは、鋳造現場で操業管理を行う部署でした。高温で溶かした金属を扱う現場ですから、とても暑い……。その中で経験豊富な現場の方々にもまれながら操業管理を行っていました。部品の製造工程や現場の方の考えを肌で学ぶことができた当時の経験は、生産計画を作る現在の業務において非常に糧になっています。

※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。