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事務系が語るモノ創り

一つの言葉で、
開発チーム全体の感覚と情熱を
一つにする。

森屋 晋吾

欧州市場向けスポーツ系バイク 商品企画

2006年入社

インタビュー時:2016年12月

小学生のときからずっと冷めない、バイクへの愛

バイク愛に目覚めたのは、小学生のときでした。向かいに住んでいた学生さんがVMAXに乗っていたんです。それはもう、ひと目で「バイクって、なんてかっこいい乗り物なんだ」と魅了されましたね。毎朝、暖気のエンジン音を聞くのも楽しみでした。バイク雑誌も読みまくっていましたし、自分でもちょっと変な小学生だったと思います。その後もバイク熱は冷めることはなく、16歳になると早速免許を取り、400ccのバイクに乗り始めました。以来さまざまな二輪車を乗り継いで現在のTMAXで33台目になります。就職活動においても選考を受けたのは、バイクメーカーか、その関連メーカーがほとんど。第一志望だったヤマハ発動機の面接では、とにかくバイクへの愛、ヤマハへの愛を語ったことを覚えています。
そんな私ですから、今、欧州市場向けスポーツ系バイクの商品企画という仕事を担当できていること自体に、大きな喜びを感じています。自分がつくりたいと思ったバイクを、開発チームとともにつくり、製品として世に出せるわけですから。

事務系社員が語る「モノ創り」
事務系社員が語る「モノ創り」

お客さまの考える一歩先を意識することが重要

商品企画担当は、いわばお客さまと開発チームの橋渡し役。ヨーロッパに出張し、現地のお客さまに集まっていただいてお話を伺うこともあります。ただ、そこで得た声をそのまま開発チームに伝えるわけではありません。「期待を超える価値」を生む製品を企画することが、私たちの仕事。常にお客さまの考える一歩先を意識して、「次はこのようなモデルをつくりたい」と開発チームに伝えます。その際、私は端的なコンセプトワードを通じて、自分の感覚を共有することを重視しています。開発には多くの人が関わり、それぞれの判断が積み重なって一つの製品になっていくため、迷ったときに立ち戻れる場所としてコンセプトワードはとても重要です。たとえば現行のYZF-R6を担当したときは「フューリアス・トラック・マスター」というコンセプトワードを設定しました。にらみの効いたワルめの顔。サーキット初心者に乗り方を指南する師範代。そんなニュアンスを込めたフレーズです。自分の中でお気に入りのフレーズで、製品の完成時にはそのコンセプト通りに形にしてもらえた手応えがありました。

事務系社員が語る「モノ創り」

「人と人」として信頼関係を高めるために

仕事上で最も大切にしているのは、開発に携わるすべての人の熱意を喚起すること。誰か一人が少しでも打算的な姿勢になると、最終的に完成する製品が、本当に小さな部分かもしれませんが、変わってきてしまうと思うのです。だから何かをお願いするときも電話・メールで済まさずに直接足を運んで顔を合わせて依頼するなど、「人と人」として信頼関係を高めるための手間や時間は惜しまないようにしています。商品企画担当はモノ創りの一員ではありますが、自分では設計も、試作も、実験・評価も、生産もできません。実際に手を動かす開発チームの皆さんと、コンセプトだけでなく情熱も共有できるよう、常に意識しています。
一枚の紙に書いたフレーズが、開発チームによって製品という形になり、遠く離れたヨーロッパで発売され、現地のお客さまを乗せて走る。そう思うと、うれしいというより、なんだか不思議な気持ちになります。発売後に現地に出張し、お客さまや代理店の方からの評価を聞いたとき、ようやく「すごいことを成し遂げたんだ」という実感が湧いてきます。

事務系社員が語る「モノ創り」

+α talk

「気づき出張」もある

商品企画の仕事は、発想力が勝負。発想の引き出しを増やすためには「どれだけ気づけるか」が大切です。たとえば「三角形のつり革が最近多くなってきた気がする。なぜだろう」など、普段から一見何でもないようなことも気にするようにしています。
「気づき出張」という商品企画の部署ならではの出張もあるんですよ。ファッションショーでも、音楽フェスでも、どこか好きなところに行って、見て、聞いて、企画に役立つ何かを持って帰りなさい、という出張で、「気づける能力」を高めることが目的です。

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