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技術系が語る仕事の楽しさ

垣根がない、という風土だからこそ
味わえる楽しさ。

木村 裕亮

アセアン・インド市場向けCV(コミュータービークル) 車体設計 プロジェクトチーフ

2007年入社(中途採用)

インタビュー時:2017年2月

自分の思いを製品に込めやすい環境

自動車メーカー勤務から中途採用で入社しました。前職も今も携わっている仕事は製品設計ですが、風土の面で大きなちがいを実感しています。それは、ヤマハ社員の辞書にはセクショナリズムという言葉がない、ということ。一人ひとりが担当する部品だけでなく、全体を見ているんですね。製品をいかに良いものにするかを、プロジェクトメンバーみんなが「自分ごと」として捉えています。他部署が抱える課題についてお互いに意見を出し合える風通しの良さもあります。だから壁に突き当たることがあっても――というより、お客さまの期待を超える価値を生み出そうと常にチャレンジしているので、乗り越えるべき壁は次々に現れるのですが――それがつらい、という感覚はありません。むしろ、そこに醍醐味があると感じています。自分の想いを製品に込めやすい環境ですし、一体となって新しいことにも挑戦できます。だからこそ、製品に愛着が湧くし、そんな製品を世に出してお客さまの反応を見たときの喜びも一層大きい。これらが私の実感している、ヤマハ発動機における仕事の楽しさです。

技術系社員が語る「仕事の楽しさ」

世界初の製法を採用し、多くのベネフィットを創出

たとえば以前、ベトナム市場向けモペット「Exciter」の開発に携わっていたときのこと。担当していたのは足回りの設計だったのですが、ふと「液晶メーターのアニメーションをどうするか」が課題になっていることを知り、「それなら私がつくります」と手を上げたら任せてもらえました。担当外の部品について任せてもらえたこと自体うれしかったのですが、さらに発売されてすぐ、現地のお客さまがYouTubeに「このアニメーション、かっこいい!」というコメントとともに動画をアップロードしてくれたんです。まさに期待通りの反応で、その動画を見たときの喜びは今も忘れられません。
「Exciter」の開発ではほかにも印象に残っている成果があります。それはアルミ製ホイールの開発において、ホイールとしては世界初となる新しい製法を取り入れたこと。従来よりも強度を高められる製法を採用したことで、ホイールを薄く軽くすることができ、そして軽量化によって、燃費や運動性能の向上、材料減によるコストダウンも実現できたのです。もともと社内他部署からの提案でスタートした話なのですが、提案を受けたタイミングが開発の途中段階だったので、実は当初、導入の可否について迷いもありました。新製法の試作・検証やホイールデザインの見直しが必要になりますから、限られた日程の中で導入するのは、簡単なことではありません。しかし、製造部門、デザイナー、私たち開発部門など、関連する部署すべてが密に連携をとりながらその困難な目標に挑み、無事に市場導入することができました。

技術系社員が語る「仕事の楽しさ」

製品を通じて、世界の人々に感動を届けたい

仕事へのモチベーションの源泉はやはり、「お客さまに感動を届けたい」という思い。私自身も、学生時代にヤマハ製品から感動をもらった一人です。モーターサイクルとの出会いは、通学用の足として購入したことがきっかけでしたが、当時英国のロッカーズにかぶれていた私は「SR」をカフェレーサースタイルに仕立て、カスタマイズの楽しさを知り、地元の佐賀から東京まで、野宿旅行したことなんかもありました。その後「MAJESTY」を購入しましたが、このときはオーナー同士での交流などを通し、自分の世界が大きく広がりました。乗る、カスタマイズする、ふれあう……生活の中にモーターサイクルがあることで得られるさまざまな感動や豊かさを、ヤマハ製品を通じて知ることができました。そうした感動を、今度は私から世界の人々に届けたいのです。
現在はモーターサイクルの中でもアセアン・インド市場向けCV(コミュータービークル)の車体設計におけるプロジェクトチーフとして、感動創造を目指しています。CVは身近で実用性の高い乗り物として存在するジャンルですから、そこで心躍るような喜びを感じていただくというのは、実は非常に難しい面もあります。しかし、だからこそチャレンジしがいがあると考えています。これからも経験を積み、車体だけでなく、電装やエンジンも含めてモデル全体を自分の言葉で語り、自分の考える価値を製品という形にできるプロジェクトリーダーを目指していきたい。そして、さらにいろんな国、いろんな年齢層のお客さまに感動を提供できるようになることが、私の目標です。

技術系社員が語る「仕事の楽しさ」
技術系社員が語る「仕事の楽しさ」

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設計担当も現地に行きます

海外モデルを担当するにあたって、世界のさまざまな文化にふれられることも仕事の楽しさの一つですね。やはり現地の文化やお客さまの視点を知らないと、とてもお客さまを感動させるモデルはつくれません。私の場合は現在インド市場を担当しているので、インドに年数回出張します。現地法人や関連会社様との直接会話により、臨場感や一体感を持って取り組むとともに、街の様子や製品の使われ方を自分の目で見たり、ときにはお客さまの声を直接聞ける、貴重な機会となっています。

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