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Yamaha Motor Revs Your Heart

多様性に富んだ自由闊達な環境から生み出される「感動の未来を創る」ヤマハ発動機のDX 多様性に富んだ自由闊達な環境から生み出される「感動の未来を創る」ヤマハ発動機のDX
ヤマハ発動機は、最新のデジタルテクノロジーやデータの戦略的活用による事業運営のアップデートを重要テーマとし、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進と組織体制の拡充を進めています。「期待を超える体験と感動」を届けるヤマハ発動機のDXの中核となる領域をグローバルに推進していく部署がデジタル戦略部です。

そこで今回は、デジタル戦略部で活躍する滝口ももこさん、園田晋也さん、町田翔さん、光成奈々美さんの4人に話をお聞きしました。
Profile
滝口 ももこ
デジタル戦略部
デジタルマーケティンググループ横浜
滝口 ももこさん
2021年入社。大手家電メーカーでのマーケティング企画を経て入社。主に東南アジア市場におけるデジタルマーケティングの企画・推進を担当している。
園田 晋也
デジタル戦略部
つながる推進グループ横浜
園田 晋也さん
2021年入社。金融機関での営業業務、輸送機器メーカーでのコネクテッドサービス企画業務などを経て入社。2030年までにすべての製品をコネクトする「コネクテッドビジョン2030」の実現に向けた企画・開発支援に取り組んでいる。
町田 翔
デジタル戦略部
データ分析グループデジタル戦略部 データ分析グループ
町田 翔さん
2019年に新卒入社。マーケティング・製造・開発など幅広くデータ利活用事例を経験し、現在は自らデータ分析するだけでなく、データ分析官育成のための教育・支援活動も行っている。
光成 奈々美
デジタル戦略部
つながる推進グループ
光成 奈々美さん
2020年に新卒入社。オンラインサービス利用のための顧客認証基盤の導入支援・運用を担当。現在は、各事業部におけるコネクテッドサービスの企画・開発支援に携わっている。
※所属部署、記事内容は、取材当時のものです。
「コネクテッド」「デジタルマーケティング」「データ分析」の
3つが重点テーマ
滝口 ももこ

── 現在担当する業務について教えてください。

滝口さん(以下、滝口) 私はデジタル戦略部のデジタルマーケティンググループに所属しています。担当は主に東南アジア市場におけるデジタルマーケティングの企画と推進。ヤマハ発動機は海外に販売拠点がたくさんありますが、その中の東南アジア、特にフィリピンの販売拠点において、いかにデジタルマーケティングを推進していくかの企画を練り、実際に遂行していくために、対象の拠点と他部門などの連携をマネジメントしていく立場です。

園田 晋也

園田さん(以下、園田) 私は、つながる推進グループというところに所属しています。業務はコネクテッドサービスの企画と開発の支援。当社はモーターサイクル以外にも、マリンエンジン、電動アシスト自転車などさまざまな商材を扱っていますが、2030年までにすべての製品をコネクトすることで、お客さまを知り、お客さまとつながり、新しい価値を提供し続ける「コネクテッドビジョン2030」を掲げています。それに向けて各事業部におけるコネクテッドプロジェクトに参画し、企画・開発を支援していくのが主な仕事です。

町田 翔

町田さん(以下、町田) 私が所属しているデータ分析グループでは、ヤマハ発動機を「データを当たり前に使いこなす会社」に変えるというビジョンを持っています。データ分析の民主化を目標に、誰もがデータ分析できる状態になってもらうための教育が大事なミッション。教育だけでなく、私たちデータサイエンティストが製造、マーケティングなどさまざまな部署の方々と一緒にデータ分析もしています。

光成 奈々美

光成さん(以下、光成) 私は園田さんと同じく、つながる推進グループに所属しており、「コネクテッドビジョン2030」に基づいたコネクテッドサービスの企画・開発支援をしています。その前は「ヤマハID」という顧客認証基盤の運用に携わっていました。

デジタル技術を駆使して変⾰し、
より効率的に、より良い顧客体験を提供

滝口 ももこ

── DX推進において、ご自身の業務によるアウトプットが社内に与えている変化はどのようなことですか? また、どういったところにやりがいを感じていますか?

滝口 他の拠点の成功事例なども参考にさせてもらいながら、自分の担当市場を理解し、どういった方向で進めていくか。その案を練ることがまず大きな仕事です。自分の提案が海外のマーケティング部門の方針にダイレクトにつながるので責任は大きいですし、それがやりがいを感じるところでもあります。

フィリピン出張時の滝口さん

フィリピン出張時の滝口さん

フィリピンのヤマハ専売ディーラーに訪れ、現場オペレーションの現状や課題についてヒアリングを行いました。オンラインで気づくことのできなかったことも多く、現場に足を運び直接スタッフとコミュニケーションをとる重要性を改めて感じました。

園田 私の場合は転職で入ってまだ1年半くらいなので、まだ仕掛かり中の仕事が多いです。ただ、それが実現できることによって、例えば、いままでの乗り物の「移動する」といったところを越えた新たな価値が提供できる土台ができると考えています。

町田 教育活動の一つとして、皆さんにデータ分析に興味を持ってもらい、データ分析を実行するまでの行動変容を起こすようなイベントを企画しています。昨年は670名もの方に参加していただいて、さまざまな研修や業務相談につながっています。

光成 奈々美

光成 私が過去に関わったIDの導入でいうと、ヤマハIDの導入・整備を土台にお客さまを知ることが、デジタルマーケティングやデータ分析といった顧客情報活用の広がりや、新しい体験の提供に貢献できると思っています。また、いま関わっているコネクテッドは、支援中のプロジェクトを成功に導くことで、新しい価値の提供につながるだけでなく新しいビジネスの形や可能性も見えてくると感じています。

風通しが良く、多様性があり、フラットな風土でチャレンジできる
園田 晋也

── デジタル戦略部ならではの職場環境、そこで働くことの魅力はどのようなことでしょうか。

滝口 キャリア入社と外国籍の方が多い多様性のある職場というのが一つの特徴でしょうか。こうあるべきみたいな価値観の押し付けがなく、そこがいいなと率直に思います。自分の意見も言いやすく、それを受け入れてもらえる土壌がある。アイデアを出し合うときに多様なバックグラウンドの人がいると思ってもいなかった価値観に触れられるので、人としても成長できていると思います。

園田 そうですね。うちのグループはキャリア入社の方が特に多く、輸送機器メーカー、スタートアップ企業、SIerなど、多彩な経歴の方がいることで、いろいろな意見やアイデアが出てきます。また、我を通そうというような人はあまりいなくて、一言でいうと自由闊達。各自が勝手に動いているというわけではなくて、何をすべきかを分かったうえで実行できる人が集まっている印象です。

光成 園田さんの言う通りで、つながる推進グループはそれぞれがプロフェッショナルというか、各分野に精通されている方が多い中で、現時点では私がひとり新卒で入った状態。その中で、日々いろいろなスキルを目の前で吸収できるのは、とてもありがたい環境です。

町田 うちのグループは新卒が多いのですが、キャリア採用の方も即戦力として、さまざまなバックグラウンドの人が意見を出し合えていいなということは、私も思います。

園田 もう一つ感じるのはすごくフラットな環境だということ。大きな組織は年功序列や上司の意向を気にするイメージがありますが、そういうことはなく、入ったばかりの人でもばりばり活躍できる風土がありますよね。

滝口 私も事前に持っていたイメージよりもさらに、「自分の提案に対し、ここまで耳を傾けてもらえるんだ!」と驚きました。それは入ってみて分かった、いい意味でのギャップでした。

光成 フラットという点は私も同感です。上長との距離も近くて気軽に話せるし、1on1を定期的に実施するなどコミュニケーションが円滑な風通しのよい職場ですね。あと、私は入社3年目ですが、今年の新入社員研修を任せてもらったんです。他部署は部長クラスの方が多かった印象ですが、入社年数に関わらず任せてもらえて本当にうれしかったです。

町田 翔

町田 静岡県磐田市の本社だけでなく、横浜・みなとみらいにも活動拠点があるということもデジタル戦略部ならではの特徴です。ライフスタイルに合わせて横浜の拠点も選べるので、就活やキャリア採用で、ヤマハ発動機を選択肢の一つに入れてもらいやすくなるだろうなと。仕事内容でいえば、コートポーレート側として、販売、製造開発など社内の多くの部署と関わることになるし、さまざまな商材に関わることができるのもうちの部署ならではの強みであり、楽しさだと実感していますね。

── デジタル戦略部で活躍できると思う人物像について、皆さんのお考えを聞かせてください。

滝口 DXは新しいものなので、「これが正しい」という正解がない側面も。その中で周囲の人たちと協力して考えていくのが好きな方は向いているんじゃないかなと思います。あと、私は英語を使って仕事をしたいと思っていたのですが、いまの業務は海外出張のチャンスもありますし、日本にいても海外拠点とのやりとりなどで英語を使わない日はないです。グローバルな仕事をしたいという方にもおすすめできる職場です。

園田 トップダウンではなく、ボトムアップの環境の中で自ら前向きにやりたいことを提案し実現していきたいという人には非常に向いている職場だと思っています。

町田 データ分析の仕事といっても、全員がプログラミングが得意なわけではなく、何か一つ際立った主張やスキルを持っている人が多いという印象です。デジタルのスキルに多少自信がなくても、何か強みがある方だったら、一緒に働いてイノベーションを起こせる気がします。

光成 好奇心が旺盛な人に向いていると思います。ヤマハ発動機にはさまざまな商材、多くの事業部がありますが、今後、それらがコネクテッドされていったときに、いま見えていないすごい可能性が広がるのではないかとワクワクしていて。好奇心を持って、いろいろな可能性を探求できるような方なら楽しく仕事に取り組める環境だと思います。ぜひ、お待ちしています!

編 集 部 よ り

過去のインタビューでも、社員の皆さんからよく出てきた「自由闊達」というキーワード。ヤマハ発動機のアイデアを自由に出せる風土や、そのアイデアを自ら担当者となって推進できる文化は、未来を創るDXの推進にもきっとよい影響をもたらすことでしょう。多彩な製品を扱う老舗企業がデジタル技術を駆使してどう生まれ変わっていくのか、楽しみです。

※本インタビュー記事は「日経転職版 」より転載