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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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2001年

ヤマハが2001年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。

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2001年フルシーズン最多、YZR500を8台投入

ランキング2位となったM・ビアッジ
ランキング2位となったM・ビアッジ

500cc

M・ビアッジがランキング2位

第3戦スペインGPの阿部典史、結果は優勝がV・ロッシ優勝、阿部は2位
第3戦スペインGPの阿部典史、結果は優勝がV・ロッシ、阿部は2位

ヤマハは4チーム8選手体制で全16戦に臨んだ。ホンダを駆るV・ロッシ、L・カピロッシ、A・バロスらがライバルとなった。この中でM・ビアッジは3勝してランキング2位、中野真矢が5位、C・チェカが6位、阿部典史が7位となった。

ビアッジは開幕戦鈴鹿を3位でゴールして順調にシーズンをスタート。第2戦、第3戦は前車の転倒などの不運があり8位、11位と低迷したが、第4戦フランスでシーズン初優勝。オーバーランで3番手に下がる場面もあったが、その遅れをすぐ取り戻しての優勝だった。2位はチームメイトのチェカだった。その後のビアッジは好調で、大雨となった第5戦イタリアで3位、10番手からの追い上げを強いられた第6戦カタルニアは2位、続くオランダ優勝、イギリス2位、ドイツで優勝と、様々な条件下で好成績を残し、第9戦を終えランキング首位のロッシに僅か10ポイントと迫っていった。
しかし第10戦チェコからは苦戦した。トップ走行中の転倒や悪天候に翻弄されたタイヤチョイスなど、我慢のレースを強いられていった。第13戦パシフィックGPでは転倒ノーポイントに終わり、逆にロッシは好調さを増し、この時点でポイント差は67点と広がる。シリーズ戦は残り3レース。タイトル獲得の可能性は薄くなったが、ビアッジは最後まで全力投入。第14戦オーストラリアでは、9台のトップ集団が最終ラップまで接戦を演じる白熱戦となったが、ビアッジはロッシに僅か1000分の13秒及ばす2位。その接戦は大いにファンを魅了させた。また最終戦でも3位となった。チームメイトのチェカはシーズン初めの負傷が影響し、ポイント争いで出遅れる。回復後は第4戦、第9戦、最終戦で2位となり実力を見せた。

500cc初参戦の中野は、開幕戦で5位。第2戦南アフリカ、続く第3戦スペインでも連続4位に入り、シーズン序盤から表彰台を狙える実力を示す。第9戦ドイツでは、YZR500が1~4位を独占したが、この中で中野は終盤で阿部をパスして3位となり念願の表彰台を獲得。シーズン終盤は予選中に右手を骨折する不運もあったが、ノーポイントはチェコの1度だけという安定した速さだった。ジャックは、開幕直前の怪我で序盤を棒に振り、第6戦から復帰。徐々に調子をあげ第9戦で6位、第12戦では5位などの成績を残した。
阿部の開幕戦は4位。第3戦スペインでは2位でゴールしランキング2位につける。中盤は第7戦の転倒負傷を契機に何度かノーポイントを経験してランキングも後退。その後は第9戦・第10戦・第13戦では4位でゴールして追い上げにかかる。しかし第14戦オーストラリア、第15戦マレーシアでは転倒やコースアウトでともに13位に沈み、ランキングも7位となった。チームメイトのJ・L・カルドッソは、8位を最高に合計45ポイント獲得でランキング16位だった。

前年YZR500で3勝を飾っていたG・マッコイは、開幕戦を2位でゴール。しかしその後は怪我のため4戦から8戦を欠場。復帰した第9戦ドイツでは11位で走りきると、第10戦チェコで6位、第11戦ポルトガルでは3位表彰台に復帰、第15戦も2度目の3位表彰台に登るが前半の欠場が響くシーズンで終わった。スーパーバイクから乗り換えて500ccに参戦した芳賀紀行は、序盤はリタイアが続いたが、第8戦イギリスでは4位と健闘。しかし7度のノーポイントが響きランキングも上位進出はならなかった。

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250cc

YZR250の松戸はランキング9位

前年までのTZ250からYZR250に乗り換えた松戸直樹は、開幕戦での4位を最高に全16戦中14戦でポイントを獲得しランキング9位となった。この年は、チャンピオンになった加藤大治郎(ホンダ)、ランキング2位の原田哲也(アプリリア)らの強さが目立ったシーズンだったが、その後方で展開された2位グループの激しい集団の中で、常に中心的存在として力走した。
前年からGP参戦を始めたマレーシアのS・ユージー、この年はYZR250で参戦。2年目はランキングを3つ上げて15位となった。開幕戦は転倒リタイアという苦しいスタートとなったが、マシンの特性に慣れると安定性を増し、ポジションも少しずつアップ。第5戦イタリアでは一時5番手を走るなど存在感をアピール、その後は後退するもシーズン最上位の9位でゴールした。また地元開催のマレーシアでは絶好のスタートから表彰台を射程圏内にしての好走をみせた。

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The Riders & The Machine
Cate.RiderMachine
500cc Massimiliano Biaggi YZR500(0WL9)
500cc Carlos Checa YZR500(0WL9)
500cc Garry McCoy YZR500(0WL9)
500cc 芳賀紀行 YZR500(0WL9)
500cc 阿部典史 YZR500(0WL9)
500cc Jose Luis Cardoso YZR500(0WL9)
500cc Olivier Jacque YZR500(0WL9)
500cc 中野真矢 YZR500(0WL9)
250cc 松戸直樹 YZR250
250cc Shahrol Yuzy YZR250
Ranking
  • 500cc
  • 250cc
Pos.Cate.RiderConstructorPoint
1 500cc V. Rossi Honda 325
2 500cc M. Biaggi Yamaha 219
3 500cc L. Capirossi Honda 210
4 500cc A. Barros Honda 182
5 500cc 中野真矢 Yamaha 155
6 500cc C. Checa Yamaha 137
7 500cc 阿部典史 Yamaha 137
12 500cc G. McCoy Yamaha 88
14 500cc 芳賀紀行 Yamaha 59
15 500cc O. Jacque Yamaha 59
16 500cc J.L. Cardoso Yamaha 45
Pos.Cate.RiderConstructorPoint
1 250cc 加藤大治郎 Honda 322
2 250cc 原田哲也 Aprilia 273
3 250cc M. Melandri Aprilia 194
4 250cc R. Rolfo Aprilia 177
5 250cc F. Nieto Aprilia 167
6 250cc J. McWilliams Aprilia 141
9 250cc 松戸直樹 Yamaha 112
15 250cc S. Yuzy Yamaha 44
Constructors Ranking
  • 500cc
  • 250cc
Pos.ConstructorPoint
1 Honda 367
2 Yamaha 295
3 Suzuki 153
4 ProtonKR 65
5 SabreV4 6
6 Pulse 3
Pos.ConstructorPoint
1 Honda 361
2 Aprilia 345
3 Yamaha 142
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