本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

サイト内検索

1993年

ヤマハが1993年に参戦したレースのアーカイブをご覧いただけます。

  • SEASON
  • RIDERS
  • MACHINES
  • ARCHIVE
  • 1960-1969
  • 1970-1979
  • 1980-1989
  • 1990-1999
  • 2000-2010

1993年TZ250Mを駆る原田哲也がチャンピオン獲得

250ccクラスでチャンピンとなった原田哲也
250ccクラスでチャンピンとなった原田哲也

500cc

8回目のコンストラクタータイトル獲得

W・レイニー欠場の後、L・カダローラはイギリスGPで優勝
W・レイニー欠場の後、L・カダローラはイギリスGPで優勝

チームマールボロヤマハロバーツからW・レイニーとL・カダローラ、ヤマハモーターフランスからF・スペンサーとB・ガルシアがそれぞれYZR500を駆り出場。レイニーにとってこの年は4連覇へ向けての参戦で、第11戦まではポイントリーダーの座にいたが、続くイタリアGPで転倒負傷、以後欠場して連覇はならなかった。なおポイント計算はこの年から1位25点、2位20点、3位16点・・・となり上位間での差が広がった。

レイニーの開幕戦オーストラリアは、スタートで出遅れるが挽回しK・シュワンツ(スズキ)についで2位を獲得。第2戦マレーシア、第3戦日本と連勝する。つづく第4戦スペインでは、両選手の競り合いが続き2位。第2戦以降はポイントリーダーの座を守っていった。第5戦オーストリアではシュワンツが優勝しポイントを逆転される。その後は、D・ビーティ(ホンダ)、シュワンツ、レイニー、M・ドゥーハン(ホンダ)、カダローラ・・・と大会毎に優勝者が入れ替わる混戦模様。その後レイニーは第11戦で4勝目を飾るとポイントリーダーに返り咲く。ところが第12戦イタリアでレイニーは転倒、以後のレースを走れなくなる。

この第13戦以降のレイニーの欠場で、ライダーチャンピオン獲得は困難となったが、カダローラは第10戦イギリスでの500cc初優勝に加え、第12戦イタリアで2勝目を遂げ、13戦目のアメリカGPでは3位となりコンストラクタータイトル獲得に貢献、ランキングは5位となった。

最終戦となる第14戦FIMカップはハラマの開催。この時点でヤマハはコンストラクターランキング首位、スズキとは21ポイントの差があった。レイニーを欠いた決勝は序盤シュワンツとカダローラの争いで開始。追い上げてきたJ・コシンスキー(カジバ)が首位に上がるが、この時3位を走っていたカダローラは転倒。17周目にトップに浮上していた伊藤真一(ホンダ)も21周目に転倒、後続のコシンスキーもこれに巻き込まれて転倒。結局3番手を走っていたA・バロス(スズキ)が優勝。バロスがチッカーを受けた時点では、スズキの25ポイント獲得となり、コンストラクタータイトルの行方は、後方を走るヤマハ選手の走りにかかっていた。トップから1分以上遅れながらも、着々と周回を重ねてきたのがヤマハモーターフランスのガルシア、自己ベストの7位でゴールした。この9点が加算されヤマハは5点差でコンストラクタータイトルに輝いた。500ccクラスでの8度目のコンストラクタータイトルだった。なおこの年にポイントを獲得した40人のうちYZR500ライダーは8名、ROCヤマハ及びハリスヤマハを駆ったのが21名だった。

PAGE TOP

250cc

原田哲也&TZ250Mがチャンピオン獲得

初のフル参戦でタイトルを手中にした原田哲也
初のフル参戦でタイトルを手中にした原田哲也

この年、カテゴリーの呼称が「GP2」となった250ccクラス。テルコールヤマハバレッジからTZ250Mで出場した原田哲也がチャンピンに輝いた。原田は開幕戦オーストラリアではゴール寸前でJ・コシンスキー(スズキ)をかわしコンマ3秒差で優勝。第2戦マレーシアでは青木宣篤(ホンダ)と最後まで競り合って2位。第3戦日本、4戦スペインと連勝し、ランキングでも2位の岡田忠之(ホンダ)に大差をつける。しかし第5戦、第6戦は振るわず第8戦ヨーロッパGPでは、エンジントラブルでリタイア。第10戦イギリスではスタート直後の第1コーナーでC・チェカ(ホンダ)に追突されリタイア。第12戦イタリアでもルジア(アプリリア)との首位争い中に転倒しリタイアに終った。

一方第5戦オーストリア以降調子をあげてきたカピロッシは、第13戦で原田を逆転してランキング首位に。そして迎えた最終14戦FIMGP(ハラマ)は、仮に原田が優勝してもL・カピロッシ(ホンダ)が3位以内に入れば原田のチャンピオン獲得は出来ないという難しいポイント差で迎えた。レースはカピロッシと原田が3~4位を争う展開が中盤まで展開されるが、22周目に原田はカピロッシを抜いて3位にあがり、さらに24周目には先行するL・レジアーニ(アプリリア)をパスしトップでゴール。カピロッシは5位でゴールし、原田は初のフル参戦でチャンピオンを獲得した。 チームメイトのP・F・キリは、ランキングは10位に留まったが、原田の活躍をシーズンを通して支え、その尽力は原田が声高く認めるところだった。J・シュミットはランキング14位だった。

PAGE TOP

The Riders & The Machine
Cate.RiderMachine
500cc Wayne Rainey YZR500(0WF2)
500cc Luca Cadalora YZR500(0WF2)
500cc Freddie Spencer YZR500(0WF2)
500cc Bernard Garcia YZR500(0WF2)
250cc Jochen Schmid TZ250M
250cc Pier Francesco Chili TZ250M
250cc 原田哲也 TZ250M
Ranking
  • 500cc
  • 250cc
Pos.Cate.RiderConstructorPoint
1 500cc K. Schwantz Suzuki 248
2 500cc W. Rainey Yamaha 214
3 500cc D. Beatie Honda 176
4 500cc M. Doohan Honda 156
5 500cc L. Cadalora Yamaha 145
6 500cc A. Barros Suzuki 125
16 500cc B. Garcia Yamaha 40
37 500cc F. Spencer Yamaha 2
Pos.Cate.RiderConstructorPoint
1 250cc 原田哲也 Yamaha 197
2 250cc L. Capirossi Honda 193
3 250cc L. Reggiani Aprilia 158
4 250cc M. Biaggi Honda 142
5 250cc D. Romboni Honda 139
6 250cc J.P. Ruggia Aprilia 129
10 250cc P.F. Chili Yamaha 106
14 250cc J. Schmid Yamaha 60
Constructors Ranking
  • 500cc
  • 250cc
Pos.ConstructorPoint
1 Yamaha 269
2 Suzuki 264
3 Honda 253
4 Cagiva 148
5 ROC Yamaha 108
6 Harris Yamaha 58
Pos.ConstructorPoint
1 Honda 307
2 Yamaha 222
3 Aprilia 222
4 Suzuki 97
5 Gilera 9
ページ
先頭へ