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GMT94&YZF-R1が2014世界耐久選手権のチャンピオンを獲得!

2014年9月25日

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 ヤマハ「YZF-R1」を駆る「YAMAHA RACING GMT94 MICHELIN」(以下GMT94)が、9月21日、FIM世界耐久選手権シリーズの最終戦、ル・マン24時間耐久レースに出場し、ライダーのD・チェカ選手、K・フォーレイ選手、M・ジネス選手が、世界で最も過酷なレースと言われるこのレースで2位を獲得するとともに、2014シーズンのチャンピオンを決定しました。

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 プラクティスと予選で作戦通り丁寧にマシン・セッティングを進め、予選5位を獲得して決勝を迎えたGMT94。ところが決勝では、スタート・ライダーのチェカ選手が1周目で転倒車と接触し、40以上のポジションダウンを強いられてしまいます。幸いチェカ選手に怪我はなく、その後のチームの努力もあってみるみるポジションを回復。夜間の走行では、レインタイヤとスリックタイヤを交換しながらの走行となりましたがハイペースをキープ。夜が明けるころには2位に浮上し、さらにトップとの差を詰めながらゴールを目指しましたが届かず、2位でチェッカーを受けました。
 しかしこれで50ポイントを獲得したGMT94は、シリーズポイントを合計141とし、ライバルに37ポイント差をつけてチャンピオンを決定しました。

 また、B・パークス選手、S・モライス選手、M・ラバティー選手を擁する「Monster Energy Yamaha - YART」(以下YART)が予選3位で決勝へ。その決勝ではパークス選手に転倒があったものの、それ以外はコンスタントにハイペースをキープ。序盤から3位を確保し、ウエット・コンディションとドライ・コンディションを順調に走り切り3位でチェッカーを受け、GMT94とともに表彰台に立ちました。YARTはこれで43ポイントを加算して合計70ポイントとし、ランキング6位となりました。

デビット・チェカ選手談

「決勝スタートからわずか24秒でグラベルへ… そして、それから24時間後には世界チャンピオンになっていたという事実…。この結果を見れば、レースの難しさがよくわかるだろう。つまり、ほんのちょっとの違いがすべてを劇的に変えてしまうということだ。そして僕は、幸運にも今、ここにいる。どんな困難に遭遇したとしても、僕らは常に勝利を目指していた。世界チャンピオンになれたことは最高のご褒美なんだ」

ケニー・フォーレイ選手談

「僕にとってはGMT94で5年目のシーズン。長い間、この瞬間を待ち望んでいたよ。チームと緊密な信頼関係を保ち、ともにハードワークを続けてきた結果がこのタイトル獲得だと思っている。チームのみんな、家族や友人、そして長年にわたり、良いときも悪いときも僕らを支え続けてくれたすべての人とこのタイトルを分かち合いたい」

マチュー・ジネス選手談

「GMT94で最初のシーズンに、このような素晴らしい経験をすることができた。チームに加入する前から、彼らが強力なポテンシャルを持っていることはよくわかっていたし、チームメイトのふたりやミシュランのことも知っていた。このように最高の技術を持ったスタッフたちと特別な関係を築くことができたことをうれしく思う。僕の選択は間違っていなかった」

クリストフ・グィオ監督談

「ライダーたちがとにかく素晴らしかった。デビット・チェカ、ケニー・フォーレイ、マチュー・ジネスは間違いなく世界のトップライダーだ。マシンのポテンシャルも非常に高く、スタッフたちはシーズン開幕以来、このタイトル獲得を目指して懸命にハードワークを続けてきた。多くの人たちが僕らの後ろにいて、いつも支えてくれていることを忘れず、チームを、マシンを、ライダーを信頼することがとても大切だ。耐久レースにおいてはとくに、厳しい状況にあるとき、最後尾からの追い上げを強いられたとき、皆から3ラップ遅れているときに、この信頼が本当に重要になってくるんだ。その上で、トップライダーがいなければ何もできない。3人がそれぞれ100%を出し切り、このタイトルが実現した。このような素晴らしい仕事を成し遂げた彼らは世界のベストライダーで、私は彼らを誇りに思っている。チャンピオン獲得のために全力でサポートしてくれたヤマハのスタッフひとりひとりにお礼を言いたい」

エリック・デ・セイン、ヤマハ・モーター・ヨーロッパオペレーショナルディレクター談

「このタイトル獲得は、チームの努力、スピリット、プロフェッショナリズムの質の高さに応えるものだ。我々のマシン、R1はこの3年間で、その開発に対する共通のモチベーションのおかげで大きく発展、進化してきた。これまでの皆の努力が、ついにこの成功をもたらしたのだ。世界耐久選手権は、もっとも過酷なコンディションのもとで我々のマシンを走らせることができるプロダクションマシンによるロードレース選手権と言え、それによって顧客たちにより近づくことのできる貴重なチャンスだ。モータースポーツの良さをアピールできる場だと思う」

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