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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

MotoGP世界選手権 2018シーズンをもってTech3とのパートナーシップを終了

2018年2月23日

 ヤマハ発動機株式会社とTech3は、2018シーズンをもって、MotoGP世界選手権におけるパートナーシップ終了を決定しました。当社は2018シーズンの最終戦までサポートを継続します。
 Tech3は今後もMotoGP、およびMoto2に参戦する予定で、2019シーズン以降の活動計画については後日、発表される予定です。また、当社の2019シーズン以降におけるサテライトチーム運営の有無、またその形態については、現時点では決定していません。


辻幸一談(MS開発部部長、ヤマハ・モーター・レーシング社長)
「Tech3のオーナーであるエルベ・ポンシャラル氏から、2019年以降はYZR-M1のリース契約を延長しない旨を伝えられました。話し合いのなかで、新たなパートナーとの契約を模索していることが明らかになり、非常に残念ですが、彼の選択を尊重し受け入れることとしました。これまで長きにわたり、ともに協力し多くの成功をおさめてきたパートナーシップが終了を迎えるのは非常に寂しいことです。ヤマハブランドを献身的に支え、すばらしい成績を残してくれたポンシャラル氏に感謝しています。当社は2018シーズン終了までTech3とそのライダーたちへのサポートを続けながら、同時に2019シーズンについても検討していきます」

エルべ・ポンシャラル談(チームオーナー)
「ヤマハとの20年間におよぶパートナーシップについて語るのは簡単なことではありません。1998年に飯尾氏に会い、チャンスをいただいて以来、本当にすばらしい時間を過ごしてきました。数々の好成績をはじめとする思い出をヤマハファミリーとともに共有してきました。この思い出はこれからもずっと、私の心に残り続けるでしょう。このようなすばらしい関係にピリオドを打つのは大きな決断でした。ヤマハへの感謝の気持ちは言葉では伝えきれません。辻氏、津谷氏、ジャービス氏、中島氏をはじめ、私たちをサポートしてくれたすべての人々に感謝しています。Tech3は小さな組織です。それゆえ自ら将来について検討していかなければなりません。いくつかオファーをいただいており、そのなかにはTech3をスタートして以来、待ち続けていたものもあったので、拒否することができませんでした。しかし、2018シーズンの最終戦、バレンシアGPの最終ラップまで、私たちはMonster Yamaha Tech3です。ヨハン・ザルコ選手とハフィス・シャーリン選手がトップを目指して戦い続けることで、ヤマハも私たちを良きパートナーと認めてくれることでしょう。最後にもう一度、ヤマハの多大なるサポートに心から感謝します。そして今後のますますの活躍を期待し、Tech3に代わるすばらしいパートナーとめぐり会えることを願っています」


Tech3の戦績
1989年
エルベ・ポンシャラル氏がTech3プロジェクトを開始、ロードレース世界選手権GP250へ参戦

1999年:GP250
オリビエ・ジャック選手:4位/中野真矢選手:7位

2000年:GP250
オリビエ・ジャック選手:チャンピオン/中野真矢選手:2位

2001年:GP500
中野真矢選手:5位/オリビエ・ジャック選手:15位

2002年:MotoGP
オリビエ・ジャック選手:10位/中野真矢選手:11位

2003年:MotoGP
アレックス・バロス選手:9位/オリビエ・ジャック選手:12位

2004年:MotoGP
マルコ・メランドリ選手:12位/阿部典史選手:13位

2005年:MotoGP
トニ・エリアス選手:12位/ルーベン・チャウス選手:16位/デビッド・チェカ選手:26位

2006年:MotoGP
カルロス・チェカ選手:15位/ジェームス・エリソン選手:18位

2007年:MotoGP
シルバン・ギュントーリ選手:16位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)/玉田誠選手:18位

2008年:MotoGP
コーリン・エドワーズ選手:7位/ジェームス・トーズランド選手:11位

2009年:MotoGP
コーリン・エドワーズ選手:5位/ジェームス・トーズランド選手:14位

2010年:MotoGP
ベン・スピース選手:6位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)/コーリン・エドワーズ選手:11位

2011年:MotoGP
コーリン・エドワーズ選手:9位/カル・クラッチロー選手:12位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)/ジョシュ・ヘイズ選手:19位

2012年:MotoGP
アンドレア・ドビツィオーゾ選手:4位/カル・クラッチロー選手:7位

2013年:MotoGP
カル・クラッチロー選手:5位/ブラッドリー・スミス選手:10位

2014年:MotoGP
ポル・エスパルガロ選手:6位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)/ブラッドリー・スミス選手:8位

2015年:MotoGP
ブラッドリー・スミス選手:6位/ポル・エスパルガロ選手:9位

2016年:MotoGP
ポル・エスパルガロ選手:8位/ブラッドリー・スミス選手:17位/アレックス・ローズ選手:24位

2017年:MotoGP
ヨハン・ザルコ選手:6位(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)/ジョナス・フォルガー選手:10位

※順位はすべて年間成績です。

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