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ヤマハ発動機のレースに関する広報発表資料をご紹介します。

2016年 全日本ロードレース選手権 JSB1000  中須賀克行選手が国内最高峰クラス5連覇、7回目のチャンピオンを獲得

2016年11月7日

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 2016年11月6日(日)、鈴鹿サーキット(三重県)で開催された全日本ロードレース選手権第9戦・第48回MFJグランプリで、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から「YZF-R1」で国内最高峰のJSB1000に参戦する中須賀克行選手が、レース1で優勝し、自らが持つ国内最高峰4連覇の記録を塗り替える5連覇、通算7回目のチャンピオンを獲得するとともに、チームランキングでも「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」が2年連続でチャンピオンに輝きました。

 中須賀選手は今シーズン、初戦の鈴鹿2&4レース200km耐久を勝利。第3戦では全日本通算30勝目(GP250:1勝/JSB1000:29勝)をあげ、好スタートを切ります。第4戦のオートポリス大会は地震の影響で中止となりましたが、第5戦で優勝し、昨年の第2戦以来続けてきたポール・トゥ・ウィンの記録を10に伸ばしました。第6戦はJSB1000の設定がなく、第7戦のオートポリス大会が再び中止となったため、約3ヶ月にわたるインターバルへ。この間に行われた鈴鹿8時間耐久ロードレースでは、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」のエースとして2年連続の優勝に貢献し、シーズン後半を迎えます。
 2レース開催となった第8戦は、レース1で優勝。ウエットで行われたレース2では3位となり、昨年からの連勝は11でストップしましたが、5連覇に王手をかけます。迎えたMFJグランプリで中須賀選手は、レース1でライバルと激しいトップ争いを展開し、ラスト2周でトップに立つとそのままチェッカーを受け、国内最高峰クラスで5年連続、通算7度目のチャンピオンを決定しました。
 また、「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」も2年連続でチームチャンピオンを獲得。技術力やチームワークの高さ、「YZF-R1」のサーキット最速を証明するとともに、鈴鹿8耐やMotoGP日本グランプリへの参戦と合わせ、モータースポーツと二輪車の魅力をより多くの方々に届けることができたと考えています。

中須賀克行選手談

「レース1は予想通り緊張で体が硬くなっていましたが、ハスラム選手に抜かれスイッチが入りました。ハスラム選手と自分の速いところ、遅いところを見極めながら、久々に駆け引きのある気持ちの良いバトルを楽しみ、かつ5年連続7回目のJSB1000チャンピオンを獲得でき、最高のレースになりました。レース2は、スタートで遅れましたが、戦いながらラップタイムを上げていく作戦通りに勝つことができ、チャンピオンらしい走りだったと自負しています。これまでで最も緊張したのは、過去に失敗を経験した3連覇のとき。昨年の4連覇、そして今年は、誰も成し遂げていない記録であり、チャレンジャーとして臨むことができたので、メンタル的にいくぶん余裕を持って戦えました。1年間、応援していただいたファン、スポンサー、関係者には本当に感謝していますし、チャンピオン獲得という最高の形で恩返しでき、本当にうれしく思います。来シーズンは、おそらくライバルが新型を投入してくるはずなので、難しいシーズンになると思いますが、YZF-R1もパフォーマンスと信頼性を磨いて、さらなる記録の更新をめざします」

吉川和多留監督談

「決勝朝のフリー走行でマシンが仕上がったため、チームとしては自信を持って中須賀選手を送り出すことができました。ハスラム選手の参戦で接戦となりましたが、中須賀選手がしっかりレースを組み立ててくれたおかげで、JSB1000で5連覇7回目のチャンピオンを獲得することができました。シーズンを振り返ると、マシンに大きなトラブルはなく、中須賀選手もすばらしいパフォーマンスを発揮してくれました。特に岡山国際でのレース2は、ウエットコンディションが影響し優勝こそ逃しましたが、チャンピオン獲得を引き寄せた、とても意味のある3位と感じています。こうして5連覇という偉業を達成できたのは、1年間、応援、そしてサポートしていただいたファンやスポンサー、チーム関係者のおかげです。ありがとうございました。これからもファクトリーチームの名に恥ない戦い、モータースポーツの発展に貢献できるレースをチーム一丸でめざしていきますので、来シーズンも引き続き、多くの応援をお願いします」

中須賀選手、2016年シーズンの戦績
開催日 大会名 成績
4月24日 第2戦 鈴鹿2&4 (三重県) 優勝
5月29日 第3戦 もてぎ(栃木県) 優勝
6月12日 第4戦 オートポリス(大分県) 中止
6月26日 第5戦 SUGO(宮城県) 優勝
9月11日 第7戦 オートポリス(大分県) 中止
9月25日 第8戦 岡山国際(岡山県) 優勝/3位
11月6日 第9戦 MFJGP鈴鹿(三重県) 優勝/優勝

※第1・6戦はJSB1000クラスのレース設定はありません。

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