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2006年 YAMAHAレースリリース
8耐前哨戦・鈴鹿300km耐久ロードレース
YZF-R1の中須賀が4位!藤原/大崎組が5位!
2006年6月13日

 “Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレースが6月11日開催され、YSP&PRESTOレーシングからYZF-R1を駆り出走した中須賀克行が4位入賞を果たした。従来の「鈴鹿200km」から「鈴鹿300km」に生まれ変わって3年目。この鈴鹿300km耐久は、1チームでライダーを1人または2人登録が可能。スタートもル・マン式とする等、耐久レースの要素が多く織り込まれたもので、全日本選手権には組まれていないが8耐前哨戦として注目を集める大会。今回YSP&PRESTOレーシングでは全日本JSB1000を闘う中須賀克行に加え、ベテラン吉川和多留を登録。10日(土)の公式予選では、中須賀が2分9秒531を記録し5番手グリッドで決勝に駒を進めた。

  決勝は前夜の雨により路面は完全にウェットコンディション。しかしスタート直前には乾き始める部分もあり、タイヤ選択が難しい状況に。YSP&PRESTOレーシングをはじめ各トップチームは全車レインタイヤをチョイスし決戦を迎えた。300km=52周の決勝のオープニングラップを5番手で戻ってきた中須賀は、その後も4~6番手をキープ。しかし路面が乾いていくのに対処し13周目に予定外のピットインでタイヤを前後スリックに変更。これで中須賀は一時的に順位を下げるが20周目に6位、24周目には2位にまで順位を挽回。32周目に2度目のピットインで再び前後タイヤを交換。ライダー交替はせずに、そのままコースに復帰する。
 51周目、トップを走っていた伊藤真一(ホンダ)が、デグナーカーブ立ち上がりでマシンストップ。これで高橋裕紀(ホンダ)が単独トップに立ち、青木宣篤(スズキ)、安田毅史(ホンダ)、そして単独で中須賀が続く。そして最終ラップでは、安田が青木をパスして2位に浮上するという上位陣の順位入れ替えがある中、中須賀は着実に走り4位でチェッカーを受けた。
 またTEAM 茶LLENGERからYZF-R1を駆り出場した藤原儀彦と大崎誠之のペアは予選11番手から発進、5位でチェッカーを受けた。



52周をひとりで走りぬいた中須賀選手

YSP&PRESTOレーシングのピット作業

5位のTEAM 茶LLENGER(大崎選手)

中須賀克行選手談(4位/52ラップ):
 「タイヤ交換のタイミングを含めて、序盤のウェットが難しかった。今回、吉川選手と一緒にマシンを仕上げるなかで、全日本とは違った方向性を見つけることが出来たのは収穫でした。順位は自己最高位で嬉しいですが、新たな課題も見つかり今後のテストできっちりと仕上げていこうと思っています」

吉川和多留選手談(決勝出走せず):
 「シーズン前に負ったケガがまだ完治しておらず、不安定な路面状況でのリスクを避けるために今回の決勝は出走を取りやめました。予選の段階で中須賀選手と2人で色々なセッティングにトライ出来たので、それは今後に繋がると思っています」

水谷清孝テクニカルディレクター談:
 「路面状況が難しい中、結果的にタイヤがマッチしておらずに厳しい闘いとなりました。セッティング面では、今回吉川選手が加わり、いろいろ試すことが出来たので8耐はもちろん全日本でも反映できると思っています」

藤原儀彦選手談(5位/14ラップ):
 「今年は、全日本ST600に出場しているので感覚的にはすぐに馴染むことが出来、問題ありませんでした。今回はトップが2分11秒台で僕たちは2分13秒台が精一杯。今後はドライでのセットアップが課題です」

大崎誠之選手談(5位/38ラップ):
 「藤原さんも調子がよくうまく結果に繋げられました。昨年のスーパーバイク仕様から変わり、今年はJSB仕様での参戦となりましたが、マシンは去年と似たフィーリングなのでスムーズに乗れました。しかしまだ煮詰める部分は沢山あります」



決勝結果


順位 クラス チーム名 第1ライダー
第2ライダー
マシン 周回数 タイム
1 JSB セブンスター ホンダ 清成龍一
高橋裕紀
Honda 52周 2:01'39.219
2 JSB TOY STORY RT RUN'A&HARC-PRO. 小西良輝
安田毅史
Honda 52周 2:01'42.124
3 JSB ヨシムラスズキ with Jomo 渡辺篤
青木宣篤
Suzuki 52周 2:01'42.446
4 JSB YSP&PRESTOレーシング 中須賀克行
吉川和多留
Yamaha 52周 2:02'00.118
5 JSB TEAM 茶LLENGER 藤原儀彦
大崎誠之
Yamaha 52周 2:02'44.138
6 XX-F
Div.1
F.C.C.TSR ZIP-FM Racing Team 手島雄介
鎌田学
Honda 52周 2:02'46.940
22 XX-F
Div.1
APAN CLUB & クレバーウルフRT 斉藤光雄
深見貴広
Yamaha 50周 2:03'20.318
28 XX-F
Div.1
磐田レーシングファミリー 奥村慶司 Yamaha 49周 2:02'40.768
31 JSB チーム・エッチングファクトリー 竹見升吾
宇佐見保弘
Yamaha 49周 2:03'05.884
41 JSB T.モトキッズ&しゃちほこ商会 樋口幸博
萱原正啓
Yamaha 48周 2:04'03.288
43 XX-F
Div.1
NOI:Z レーシングチーム 中井恒和
福家築
Yamaha 47周 2:01'40.818
44 JSB チーム・エッチングファクトリー 中岡光輝
柳生和男
Yamaha 47周 2:01'41.598
48 XX-F
Div.1
磐田レーシングファミリー 伊藤慎一郎 Yamaha 47周 2:03'16.677
50 JSB 徳島MILLION m&s YSP徳島西 777 辻本貴志
古田浩
Yamaha 47周 2:03'59.778

大会名称:“Road to 8hours”鈴鹿300km耐久ロードレース
会場:鈴鹿サーキット
天候:曇り
路面状況:ウェット/ドライ
気温:21℃
観客:13,500人


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